MySQLのストアドプロシージャとストアドファンクション(関数)の違いとは?
MySQLでは、データベース内に処理を格納しておく仕組みとして「ストアドプロシージャ」と「ストアドファンクション(関数)」の2つが用意されています。どちらもSQL文の集合をまとめて再利用できる便利な機能ですが、呼び出し方や戻り値の扱いなどに明確な違いがあります。
ストアドプロシージャ(Stored Procedure)
ストアドプロシージャは、CALLステートメントを使って明示的に呼び出す必要があります。
主な特徴は以下のとおりです。
- 複数の値を返せる:OUTパラメータやINOUTパラメータを使うことで、1回の実行で複数の結果を受け取ることができます。
- デフォルトの戻り値は0:特に何も指定しない場合、戻り値として0が返されます。
- SQLクエリ内では使用できない:
SELECT文の中に組み込んで直接呼び出すことはできません。 - プリコンパイル方式を採用:初回実行時にコンパイルされ、以降は高速に動作します。
ストアドファンクション(Function)
一方、ストアドファンクションはSQLステートメントの中から直接呼び出すことができる点が大きな特徴です。
主な特徴は以下のとおりです。
- RETURNステートメントで値を返す:処理の結果を
RETURNによって返します。 - 返せる値は1つだけ:単一の値のみを返します(テーブル型の値も返せる場合があります)。
- SQLクエリ内で使用可能:
SELECT文などの式の中で関数として利用できます。 - プリコンパイル非対応:ストアドプロシージャと異なり、事前コンパイルの仕組みには基づいていません。
使い分けのポイント
複雑な一連の処理を実行し、複数の結果を取得したい場合はストアドプロシージャが適しています。逆に、SELECT文の中で計算や変換を行い、その結果を1つの値として受け取りたい場合はストアドファンクションを選ぶとよいでしょう。用途に応じて両者を正しく使い分けることで、MySQLでの開発効率とパフォーマンスを向上させることができます。
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