MySQLでエイリアス(別名)を使ってフィルタリングするには?HAVING句の活用方法
MySQLでは、SELECT句で定義したエイリアス(別名)をWHERE句で直接参照することはできませんが、HAVING句を使えばエイリアスに対してフィルタリングを実行できます。本記事では、実際のサンプルコードをもとに、その手順をわかりやすく解説します。
1. テーブルの作成
まず、動作確認用のテーブルを作成しましょう。
mysql> create table DemoTable755 (
Id int NOT NULL AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY,
Score1 int,
Score2 int
);
Query OK, 0 rows affected (0.62 sec)
2. テーブルへのデータ挿入
続いて、INSERT文を使ってレコードを挿入します。
mysql> insert into DemoTable755(Score1,Score2) values(30,23); Query OK, 1 row affected (0.18 sec) mysql> insert into DemoTable755(Score1,Score2) values(50,60); Query OK, 1 row affected (0.13 sec) mysql> insert into DemoTable755(Score1,Score2) values(89,90); Query OK, 1 row affected (0.29 sec) mysql> insert into DemoTable755(Score1,Score2) values(99,99); Query OK, 1 row affected (0.18 sec) mysql> insert into DemoTable755(Score1,Score2) values(40,43); Query OK, 1 row affected (0.14 sec)
3. 登録されたレコードの確認
SELECT文で、テーブル内のすべてのレコードを表示してみます。
mysql> select *from DemoTable755;
実行結果は以下の通りです。
+----+--------+--------+ | Id | Score1 | Score2 | +----+--------+--------+ | 1 | 30 | 23 | | 2 | 50 | 60 | | 3 | 89 | 90 | | 4 | 99 | 99 | | 5 | 40 | 43 | +----+--------+--------+ 5 rows in set (0.00 sec)
4. エイリアスを使ったフィルタリングの実行
以下が、MySQLでエイリアスに対してフィルタリングを行うクエリです。ここでは「Score1 + Score2」の合計値に「Result」というエイリアスを付け、HAVING句を使って Result = 83 となるレコードのみを抽出しています。
mysql> select Score1+Score2 AS Result,DemoTable755.* from DemoTable755 having Result=83;
実行結果は以下の通りです。条件に一致したレコードが、IDや各スコアも含めて表示されています。
+--------+----+--------+--------+ | Result | Id | Score1 | Score2 | +--------+----+--------+--------+ | 83 | 5 | 40 | 43 | +--------+----+--------+--------+ 1 row in set (0.00 sec)
まとめ
SELECT句で計算した式にエイリアスを付けると、HAVING句を使ってその結果を条件にレコードを絞り込むことができます。WHERE句ではエイリアスを参照できないため、計算結果や集計結果で抽出したい場合はHAVING句を使うのがポイントです。GROUP BYと組み合わせた集計処理でもよく使われるテクニックなので、ぜひ覚えておきましょう。
-
MySQLでORDER BY FIELD()を使ったカスタムソートを実行する方法
MySQLでカスタムソートを行うにはMySQLで独自の順序に従ってレコードを並び替えたい場合、ORDER BY FIELD() を使用します。FIELD()関数は、指定した値のリストの順番に基づいて各レコードの位置を返すため、任意の順序でのソートが可能になります。まず、テーブルを作成しましょう。mysql> create table DemoTable -> ( -> Id int -> ); Query OK, 0 rows affected (0.82 sec)サンプルデータの挿入INSE
-
MySQLストアドプロシージャで数学演算を実行する方法
MySQLのストアドプロシージャで計算処理を行うMySQLのストアドプロシージャを利用すると、金額×数量のような数学演算をまとめて定義し、必要なときに簡単に呼び出して実行できます。ここでは、引数として受け取った「amount(金額)」と「quantity(数量)」を掛け合わせて合計を求めるプロシージャを作成する手順を紹介します。ストアドプロシージャの作成まず、delimiter を変更してプロシージャ本体を定義します。以下の例では、amount と quantity の2つの INT 型引数を受け取り、その積を「Total」として表示します。mysql> delimiter // mys