MySQLで2つのカラムの差の絶対値が特定の数値を超えるレコードを抽出する方法
MySQLでは、ABS()関数を使うことで、2つの値の差の絶対値を簡単に計算できます。この絶対値が特定の数値より大きい(または以上の)レコードだけをSELECT文で抽出するには、以下のような構文を使用します。
基本構文
SELECT * FROM テーブル名 WHERE ABS(カラム名1 - カラム名2) >= 特定の数値;
それでは、実際にサンプルテーブルを作成して動作を確認していきましょう。
サンプルテーブルの作成
まず、2つの数値カラムを持つテーブルを作成します。
mysql> create table DemoTable
(
Number1 int,
Number2 int
);
Query OK, 0 rows affected (0.59 sec)テストデータの挿入
次に、INSERTコマンドを使っていくつかのレコードを挿入します。
mysql> insert into DemoTable values(10,20); Query OK, 1 row affected (0.18 sec) mysql> insert into DemoTable values(100,200); Query OK, 1 row affected (0.13 sec) mysql> insert into DemoTable values(400,300); Query OK, 1 row affected (0.14 sec) mysql> insert into DemoTable values(1000,500); Query OK, 1 row affected (0.15 sec)
挿入したレコードの確認
SELECTコマンドでテーブル内の全レコードを表示してみます。
mysql> select *from DemoTable;
実行すると、以下のような結果が出力されます。
+---------+---------+ | Number1 | Number2 | +---------+---------+ | 10 | 20 | | 100 | 200 | | 400 | 300 | | 1000 | 500 | +---------+---------+ 4 rows in set (0.00 sec)
差の絶対値が特定の数値より大きいレコードを抽出する
ここからが本題です。2つの値の差の絶対値が特定の数値よりも大きいレコードのみを取得するクエリを書いてみましょう。今回は比較対象の数値として「100」を使用します。
mysql> select *from DemoTable where abs(Number1-Number2) > 100;
各レコードの差の絶対値は以下のとおりです。
- (10, 20) → 差は 10 → 条件に合致しない
- (100, 200) → 差は 100 → 条件に合致しない
- (400, 300) → 差は 100 → 条件に合致しない
- (1000, 500) → 差は 500 → 条件に合致
そのため、実行結果は以下のように「1000」と「500」のレコードのみが返されます。
+---------+---------+ | Number1 | Number2 | +---------+---------+ | 1000 | 500 | +---------+---------+ 1 row in set (0.02 sec)
ポイントまとめ
ABS()関数は引数の絶対値を返すため、どちらのカラムが大きくても常に正の値で比較できます。- 「以上」で絞り込みたい場合は、
>ではなく>=を使用してください。上記の例で>=を使うと、差がちょうど100である2件も結果に含まれます。 - WHERE句の中で直接
ABS()を使えるため、複雑な計算や前処理は不要です。
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