JDBCのsetAutoCommit()メソッドとは?使い方とトランザクション制御の基本
データベースのコミットとは
データベースに対してコミット(commit)を行うと、その時点までに実行されたすべての変更が確定・保存されます。Javaでは、commit()メソッドを使ってコミットを実行できます。
一方、処理中に何らかの問題が発生した場合は、rollback()メソッドを使うことで、最後にコミットした時点までデータベースの状態を巻き戻すことができます。
多くのデータベースでは、デフォルトでSQL文の実行ごとに自動的にコミットが行われる「自動コミットモード」が有効になっています。しかし、トランザクションを管理する場合には、複数の処理をひとまとめにして手動でコミットする必要があります。
setAutoCommit()メソッドの役割
このような場面で活躍するのがsetAutoCommit()メソッドです。このメソッドはConnectionインターフェースに属しており、引数としてboolean型の値を1つ受け取ります。
- true を渡す → 自動コミット機能が有効になる
- false を渡す → 自動コミット機能が無効になり、手動でコミットする必要がある
自動コミットを無効にするには、次のように記述します。
Con.setAutoCommit(false);
使用例:バッチ処理と組み合わせたトランザクション制御
以下のプログラムは、バッチ処理を使ってテーブルにデータを挿入する例です。ここでは、まず自動コミットを無効化し、必要なINSERT文をバッチに追加して一括実行した後、明示的にコミットすることで変更を保存しています。
import java.sql.Connection;
import java.sql.DriverManager;
import java.sql.Statement;
public class BatchProcessing_Statement {
public static void main(String args[])throws Exception {
// 接続の取得
String mysqlUrl = "jdbc:mysql://localhost/sampleDB";
Connection con = DriverManager.getConnection(mysqlUrl, "root", "password");
System.out.println("Connection established......");
// CREATE TABLE Dispatches( Product_Name VARCHAR(255), Name_Of_Customer
// VARCHAR(255), Month_Of_Dispatch VARCHAR(255), Price INT, Location VARCHAR(255));
// Statementオブジェクトの作成
Statement stmt = con.createStatement();
// 自動コミットを無効に設定
con.setAutoCommit(false);
// レコード挿入用のSQL文
String insert1 = "INSERT INTO Dispatches( Product_Name , Name_Of_Customer , "
+ "Month_Of_Dispatch , Price, Location) VALUES "
+ "('KeyBoard', 'Amith', 'January', 1000, 'hyderabad')";
String insert2 = "INSERT INTO Dispatches( Product_Name , Name_Of_Customer , "
+ "Month_Of_Dispatch , Price, Location) VALUES "
+ "('Earphones', 'SUMITH', 'March', 500, 'Vishakhapatnam')";
String insert3 = "INSERT INTO Dispatches( Product_Name , Name_Of_Customer , "
+ "Month_Of_Dispatch , Price, Location) VALUES "
+ "('Mouse', 'Sudha', 'September', 200, 'Vijayawada')";
// SQL文をバッチに追加
stmt.addBatch(insert1);
stmt.addBatch(insert2);
stmt.addBatch(insert3);
// バッチを実行
stmt.executeBatch();
// 変更を保存(コミット)
con.commit();
System.out.println("Records inserted......");
}
}
実行結果
Connection established...... Records inserted......
まとめ
setAutoCommit(false)を呼び出して自動コミットをオフにすることで、複数のSQL文をひとつのトランザクションとして扱えます。すべての処理が成功した後にcommit()を呼べば変更が確定され、途中でエラーが発生した場合にはrollback()を呼び出すことで、データベースの一貫性を保ったまま安全に処理を取り消せます。バッチ処理など、大量のデータを扱う場面では特に重要なテクニックです。
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