MySQLの「SHOW PROCESSLIST」コマンドとは?実行中スレッドの確認方法を解説
SHOW PROCESSLISTコマンドの概要
MySQLにおける「SHOW PROCESSLIST」コマンドは、現在実行中のスレッド(接続)の一覧を表示するためのコマンドです。デフォルトでは、自分のMySQLアカウントに関連するスレッドのみが表示されます。しかし、「PROCESS」権限を持つユーザーであれば、サーバー上で動作しているほぼすべてのスレッドを確認することができます。
このコマンドを使うことで、どのスレッドが実行中なのか、それぞれのスレッドが何をしているのかを把握でき、パフォーマンスの調査やトラブルシューティングに役立ちます。
基本的な使い方
以下のようにコマンドを実行します。
mysql> SHOW PROCESSLIST;
実行結果の例
+----+-----------------+-----------------+------+---------+------+------------------------+------------------+ | Id | User | Host | db | Command | Time | State | Info | +----+-----------------+-----------------+------+---------+------+------------------------+------------------+ | 4 | event_scheduler | localhost | NULL | Daemon | 968 | Waiting on empty queue | NULL | | 9 | root | localhost:50255 | NULL | Query | 0 | starting | show processlist | +----+-----------------+-----------------+------+---------+------+------------------------+------------------+ 2 rows in set (0.00 sec)
出力結果の各カラムの意味
- Id: スレッドを識別する一意のIDです。
KILLコマンドでプロセスを終了させる際に使用します。 - User: そのスレッドを実行しているMySQLユーザー名です。
- Host: 接続元のホスト名とポート番号です。
- db: 現在選択されているデータベース名です。未選択の場合はNULLが表示されます。
- Command: スレッドが実行中のコマンドの種類(Query、Sleep、Daemonなど)です。
- Time: 現在の状態が続いている時間(秒)です。
- State: スレッドの現在の状態やアクションを示します。
- Info: 実行中のSQL文の内容です。何も実行していない場合はNULLになります。
データベースを変更した場合の出力の違い
使用するデータベースを変更すると、出力内容も変化します。ただし、「event_scheduler」と「root」という2つのユーザーの行は常に表示される点に注意してください。「event_scheduler」はイベントスケジューラが動作させるシステムスレッドであり、常にバックグラウンドで存在しているためです。
実際にもう一度同じクエリを実行してみましょう。
mysql> SHOW PROCESSLIST;
データベース選択後の実行結果
+----+-----------------+-----------------+----------+---------+------+------------------------+------------------+ | Id | User | Host | db | Command | Time | State | Info | +----+-----------------+-----------------+----------+---------+------+------------------------+------------------+ | 4 | event_scheduler | localhost | NULL | Daemon | 1148 | Waiting on empty queue | NULL | | 9 | root | localhost:50255 | business | Query | 0 | starting | show processlist | +----+-----------------+-----------------+----------+---------+------+------------------------+------------------+ 2 rows in set (0.00 sec)
この例では、rootユーザーの「db」カラムがNULLから「business」に変わっていることがわかります。このように、SHOW PROCESSLISTを実行することで、各接続がどのデータベースを使用しているかを簡単に確認できます。
まとめ
「SHOW PROCESSLIST」は、MySQLサーバー上で動作しているスレッドの状況をリアルタイムに把握できる便利なコマンドです。処理が遅いクエリの特定や、不要な接続の検出など、日々の運用管理において活用場面が多いため、出力結果の見方と合わせて覚えておくとよいでしょう。
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