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JSPカスタムタグで属性を受け取る方法|セッターメソッドとTLD設定の手順を解説

JSPのカスタムタグでは、さまざまな属性(attribute)を利用できます。親JSPページから属性値を受け取るには、カスタムタグクラスにJavaBeanと同じ形式のセッター(setter)メソッドを実装する必要があります。本記事では、実際のコード例を使いながら手順をわかりやすく解説します。

1. セッターメソッドを持つタグハンドラークラスを作成する

以下は、message という属性を受け取る HelloTag クラスの例です。属性名が「message」であるため、対応するセッターとして setMessage() メソッドを定義しています。

package com.tutorialspoint;

import javax.servlet.jsp.tagext.*;
import javax.servlet.jsp.*;
import java.io.*;

public class HelloTag extends SimpleTagSupport {
    private String message;
    public void setMessage(String msg) {
        this.message = msg;
    }
    StringWriter sw = new StringWriter();
    public void doTag()
    throws JspException, IOException {
        if (message != null) {
            /* 属性からメッセージを使用 */
            JspWriter out = getJspContext().getOut();
            out.println( message );
        } else {
            /* タグボディからメッセージを使用 */
            getJspBody().invoke(sw);
            getJspContext().getOut().println(sw.toString());
        }
    }
}

このコードのポイントは次の2点です。

  • setMessage():JSPコンテナが message 属性を検出すると、このメソッドが自動的に呼び出され、渡された値がフィールドに格納されます。
  • doTag():属性が設定されていればその値を出力し、未設定の場合はタグのボディ内容を取得して出力します。

2. TLDファイルに<attribute>要素を追加する

次に、TLD(Tag Library Descriptor)ファイル内で、<attribute> 要素を使ってこの属性を宣言します。

<taglib>
    <tlib-version>1.0</tlib-version>
    <jsp-version>2.0</jsp-version>
    <short-name>Example TLD with Body</short-name>

    <tag>
        <name>Hello</name>
        <tag-class>com.tutorialspoint.HelloTag</tag-class>
        <body-content>scriptless</body-content>

        <attribute>
        <name>message</name>
        </attribute>

    </tag>
</taglib>

<attribute> 要素には、<required>(属性が必須かどうか)や <rtexprvalue>(実行時の式による値指定の可否)といったサブ要素を追加することもできます。これにより、属性の扱い方をより細かく制御できるようになります。

3. JSPページから属性を渡して使う

作成したカスタムタグをJSPページで読み込み、message 属性に値を渡して呼び出します。

<%@ taglib prefix = "ex" uri = "WEB-INF/custom.tld"%>

<html>
    <head>
        <title>A sample custom tag</title>
    </head>

    <body>
        <ex:Hello message = "This is custom tag" />
    </body>
</html>

実行結果

上記のJSPを実行すると、ブラウザには次のように表示されます。

This is custom tag

このように、セッターメソッドの実装とTLDファイルへの属性定義を組み合わせることで、親JSPページから任意の値を受け取れる柔軟なカスタムタグを作成できます。複数の属性に対応させたい場合は、属性ごとにセッターメソッドと <attribute> 定義を追加するだけで簡単に拡張できます。

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