MS SQL Serverでユーザー権限を付与する2つの方法:T-SQLとSSMSを使った実践ガイド
MS SQL Serverでは、管理者がユーザーに対して権限の作成・削除・拒否を行うことができます。ここでいう権限とは、データベースへのアクセス権のことです。本記事では、ユーザー権限を付与するための2つの方法を、具体的な手順とともにわかりやすく解説します。
方法1:T-SQLを使用する
T-SQLを使って権限を付与する場合は、以下の基本構文を使用します。
USE <データベース名>GRANT <権限名> ON <オブジェクト名> TO <ユーザー名/プリンシパル>
具体例
たとえば、TestDBデータベース内のTestTableオブジェクトに対して、TestUserというユーザーにSELECT権限を付与したい場合は、次のクエリを実行します。
USE TestDBGOGRANT SELECT ON TestTable TO TestUser
この方法はスクリプト化できるため、複数のユーザーやオブジェクトへ一括して権限を適用したい場合に特に便利です。
方法2:SQL Server Management Studio(SSMS)を使用する
GUI操作で権限を設定したい場合は、SSMSを使うと直感的に行えます。以下の手順に従ってください。
手順1:データベースに接続してディレクトリを展開する
SSMSで対象のデータベースに接続し、下の画像のようにオブジェクトエクスプローラーのディレクトリを展開します。

画像1:MS SQL Serverでユーザー権限を設定する方法
「セキュリティ」→「ユーザー」フォルダを開き、権限を設定したいユーザー名を探します。
手順2:ユーザーのプロパティを開く
対象ユーザー(ここではTestUser)を右クリックし、「プロパティ」を選択します。すると、以下のような画面が表示されます。

画像2:MS SQL Serverでユーザー権限を設定する方法
TestUserのユーザー管理画面
手順3:対象オブジェクトを検索して選択する
「検索」ボタンをクリックしてオブジェクトを検索し、権限を付与したい対象を選択します。ここではテーブル「TestTable」を選択します。
手順4:付与する権限にチェックを入れる
TestTableを選択したら、下部の一覧から各操作の「許可(Grant)」チェックボックスにチェックを入れます。この例では、テーブルに対するSELECT権限を付与しています。

画像3:MS SQL Serverでユーザー権限を設定する方法
権限のチェックボックスにチェックを入れる
手順5:設定を保存する
最後に「OK」をクリックすれば、権限の付与は完了です。
まとめ
MS SQL Serverでのユーザー権限の付与は、T-SQLを使えば柔軟かつ自動化しやすく、SSMSを使えば視覚的に直感的に操作できます。用途や規模に応じて最適な方法を選びましょう。本記事が、日々のデータベース管理のお役に立てば幸いです。類似のヒントやガイド記事もぜひご覧ください。お読みいただきありがとうございました。
Isabella Humphrey
2019年5月25日更新
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