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MongoDBで文字列を日付データ型に変換する方法

MongoDBでは、日付情報が誤って文字列(String)として保存されているケースがよくあります。文字列から日付データ型(Date型)へ変換するには、シェル上で簡単なスクリプトを記述します。この記事では、実際のコード例とともにその手順をわかりやすく解説します。

1. サンプルコレクションの作成

まず、文字列形式の日付を持つドキュメントを含むコレクションを作成します。

> db.stringToDateDataTypeDemo.insertOne({"CustomerName":"Carol","ShippingDate":"2019-01-21"});
{
    "acknowledged" : true,
    "insertedId" : ObjectId("5ca2071d66324ffac2a7dc60")
}
> db.stringToDateDataTypeDemo.insertOne({"CustomerName":"Bob","ShippingDate":"2019-02-24"});
{
    "acknowledged" : true,
    "insertedId" : ObjectId("5ca2073566324ffac2a7dc61")
}
> db.stringToDateDataTypeDemo.insertOne({"CustomerName":"Chris","ShippingDate":"2019-04-01"});
{
    "acknowledged" : true,
    "insertedId" : ObjectId("5ca2074266324ffac2a7dc62")
}

ここでは、顧客名(CustomerName)と出荷日(ShippingDate)をフィールドに持つドキュメントを3件登録しました。現時点で ShippingDate は「2019-01-21」のような文字列として保存されています。

2. 登録したドキュメントの確認

find() メソッドを使って、コレクション内のすべてのドキュメントを表示してみましょう。

> db.stringToDateDataTypeDemo.find().pretty();

実行すると、次のような出力が得られます。

{
    "_id" : ObjectId("5ca2071d66324ffac2a7dc60"),
    "CustomerName" : "Carol",
    "ShippingDate" : "2019-01-21"
}
{
    "_id" : ObjectId("5ca2073566324ffac2a7dc61"),
    "CustomerName" : "Bob",
    "ShippingDate" : "2019-02-24"
}
{
    "_id" : ObjectId("5ca2074266324ffac2a7dc62"),
    "CustomerName" : "Chris",
    "ShippingDate" : "2019-04-01"
}

ShippingDate フィールドが引用符で囲まれていることから、まだ文字列型であることが確認できます。

3. 文字列を日付データ型に変換するスクリプト

それでは、文字列を日付データ型に変換するクエリを見ていきましょう。forEach() で各ドキュメントを取り出し、ISODate() 関数で変換した値を save() で書き戻します。

> db.stringToDateDataTypeDemo.find().forEach(function(data){
...     data.ShippingDate = ISODate(data.ShippingDate);
...     db.stringToDateDataTypeDemo.save(data);
... });

このスクリプトのポイントは以下の通りです。

  • find().forEach(): コレクション内の全ドキュメントを1件ずつ処理します。
  • ISODate(): 文字列を BSON の Date 型に変換するヘルパー関数です。内部的には new Date() と同等の動作をします。
  • save(): 変換後のドキュメントを同じ _id で上書き保存します。

4. 変換結果の確認

もう一度すべてのドキュメントを表示し、文字列が正しく日付データ型に変換されたかどうかを確認しましょう。

> db.stringToDateDataTypeDemo.find().pretty();

実行結果は次のようになります。

{
    "_id" : ObjectId("5ca2071d66324ffac2a7dc60"),
    "CustomerName" : "Carol",
    "ShippingDate" : ISODate("2019-01-21T00:00:00Z")
}
{
    "_id" : ObjectId("5ca2073566324ffac2a7dc61"),
    "CustomerName" : "Bob",
    "ShippingDate" : ISODate("2019-02-24T00:00:00Z")
}
{
    "_id" : ObjectId("5ca2074266324ffac2a7dc62"),
    "CustomerName" : "Chris",
    "ShippingDate" : ISODate("2019-04-01T00:00:00Z")
}

ShippingDate フィールドが ISODate(...) 形式で表示されており、文字列から日付データ型への変換が成功したことがわかります。

補足:updateMany と集計パイプラインを使う方法

MongoDB 4.2 以降では、集計パイプラインを利用した更新も可能です。$toDate 演算子を使えば、より簡潔に一括変換できます。

> db.stringToDateDataTypeDemo.updateMany(
...   { ShippingDate: { $type: "string" } },
...   [ { $set: { ShippingDate: { $toDate: "$ShippingDate" } } } ]
... );

この方法ならサーバー側で一括処理されるため、大量のドキュメントを扱う場合にも効率的です。

まとめ

MongoDBで文字列として保存された日付をDate型に変換するには、forEach() と ISODate() を組み合わせたスクリプトが基本のアプローチです。MongoDB 4.2 以降の環境では、$toDate を使った集計パイプラインによる一括更新も検討するとよいでしょう。日付型に変換しておくことで、範囲検索やソート、日付演算などが正しく行えるようになり、アプリケーション全体のデータ品質向上につながります。

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