MongoDBの$toString演算子で値を文字列に変換する方法
MongoDBの$toString演算子とは
MongoDBの集計(aggregate)パイプラインでは、$toString演算子を使用することで、ObjectIdなどのさまざまな型の値を文字列に変換できます。ここでは、実際の例を通して$toStringの使い方を詳しく解説します。
サンプルコレクションの作成
まず、概念を理解するために、ドキュメントを含むコレクションを作成しましょう。コレクションを作成するためのクエリは以下の通りです。
> db.objectidToStringDemo.insertOne({"UserName":"John"});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c92b80036de59bd9de0639d")
}
> db.objectidToStringDemo.insertOne({"UserName":"Chris"});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c92b80436de59bd9de0639e")
}
> db.objectidToStringDemo.insertOne({"UserName":"Larry"});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c92b80936de59bd9de0639f")
}
> db.objectidToStringDemo.insertOne({"UserName":"Robert"});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c92b81836de59bd9de063a0")
}上記のクエリでは、4人のユーザー(John、Chris、Larry、Robert)のドキュメントを挿入し、それぞれに自動的にObjectIdが割り当てられています。
登録したドキュメントの確認
find()メソッドを使って、コレクション内のすべてのドキュメントを表示してみましょう。クエリは次のようになります。
> db.objectidToStringDemo.find().pretty();
実行結果は以下の通りです。
{ "_id" : ObjectId("5c92b80036de59bd9de0639d"), "UserName" : "John" }
{ "_id" : ObjectId("5c92b80436de59bd9de0639e"), "UserName" : "Chris" }
{ "_id" : ObjectId("5c92b80936de59bd9de0639f"), "UserName" : "Larry" }
{ "_id" : ObjectId("5c92b81836de59bd9de063a0"), "UserName" : "Robert" }この時点では、_idフィールドにはObjectId型の値が格納されていることがわかります。
$toStringでObjectIdを文字列に変換する
それでは、MongoDBのaggregateでObjectIdを文字列値に変換するクエリを見ていきましょう。$projectステージ内で$toStringを使用します。
> db.objectidToStringDemo.aggregate([
... {
... $project: {
... _id: {
... $toString: "$_id"
... }
... }
... }
... ]
... );実行結果は以下の通りです。
{ "_id" : "5c92b80036de59bd9de0639d" }
{ "_id" : "5c92b80436de59bd9de0639e" }
{ "_id" : "5c92b80936de59bd9de0639f" }
{ "_id" : "5c92b81836de59bd9de063a0" }ご覧のとおり、ObjectId(...)というラップが外れ、_idフィールドが純粋な文字列として出力されました。これにより、文字列としての比較や他システムへの連携が容易になります。
$toObjectIdで元のObjectIdに戻す
逆に、文字列化された値を元のObjectIdに戻したい場合は、$toObjectId演算子を使用します。
> db.objectidToStringDemo.aggregate([ { $project: { _id: { $toObjectId: "$_id" } } } ] );実行結果は以下の通りです。
{ "_id" : ObjectId("5c92b80036de59bd9de0639d") }
{ "_id" : ObjectId("5c92b80436de59bd9de0639e") }
{ "_id" : ObjectId("5c92b80936de59bd9de0639f") }
{ "_id" : ObjectId("5c92b81836de59bd9de063a0") }まとめ
MongoDBでは、aggregateパイプラインの$projectステージで$toStringを使えばObjectIdを簡単に文字列へ変換でき、逆に$toObjectIdを使えば文字列からObjectIdへ復元できます。APIレスポンスの整形やデータ連携など、型変換が必要な場面でぜひ活用してください。
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