C言語のソート手法を徹底解説!バブルソートの仕組みと実装例
問題
C言語にはどのようなソート手法があるのか?また、そのうち1つを選んで具体例とともに説明しなさい。
解答
C言語では、主に以下の5つのソート手法が用いられます。
- バブルソート(交換ソート)
- 選択ソート
- 挿入ソート(線形ソート)
- クイックソート(分割交換ソート)
- マージソート(外部ソート)
バブルソートとは
バブルソートは最もシンプルなソート手法であり、「交換ソート」とも呼ばれます。隣接する要素同士(または基準要素と他の要素)を比較し、順序が正しくなければ入れ替えることを繰り返すことで、リスト全体を昇順に並べ替えます。
基本の手順
- 先頭の要素を残りのすべての要素と比較し、順序が正しくなければ交換(スワップ)します。
- この操作を2番目以降の要素に対しても繰り返し、すべての要素が整列されるまで続けます。
ソートの流れ(例)
次の5つの要素を昇順に並べ替えてみましょう。
30 50 40 10 20
第1パス:先頭要素との比較
a[0] を残りの要素と順番に比較します。
- a[0] > a[1] → 30 > 50(偽)→ 交換なし
- a[0] > a[2] → 30 > 40(偽)→ 交換なし
- a[0] > a[3] → 30 > 10(真)→ 交換
- a[0] > a[4] → 10 > 20(偽)→ 交換なし
このパスが終わった時点での配列の状態:
10 50 40 30 20
第2パス:2番目の要素との比較
次に a[1] を残りの要素と比較します。
- a[1] > a[2] → 50 > 40(真)→ 交換
- a[1] > a[3] → 40 > 30(真)→ 交換
- a[1] > a[4] → 30 > 20(真)→ 交換
10 20 50 40 30
第3パス:3番目の要素との比較
a[2] を残りの要素と比較します。
- a[2] > a[3] → 50 > 40(真)→ 交換
- a[2] > a[4] → 40 > 30(真)→ 交換
10 20 30 50 40
第4パス:4番目の要素との比較
最後に a[3] を残りの要素と比較します。
- a[3] > a[4] → 50 > 40(真)→ 交換
10 20 30 40 50
これですべての要素が昇順に整列されました。
バブルソートのアルゴリズム
バブルソートは、二重ループを使って次のように記述できます。
for (i=0; i<n-1; i++){
for (j=i+1; j<n; j++){
if (a[i] > a[j]){
t = a[i];
a[i] = a[j];
a[j] = t;
}
}
}
外側のループで基準位置を移動させ、内側のループで基準要素より後ろの要素すべてと比較しています。a[i] の方が大きければ、一時変数 t を介して値を入れ替えます。
C言語によるサンプルプログラム
以下は、バブルソートを実装した完全なCプログラムです。
#include<stdio.h>
int main(){
int a[50], i, j, n, t;
printf("enter the No: of elements in the list:\n");
scanf("%d", &n);
printf("enter the elements:\n");
for(i=0; i<n; i++){
scanf("%d", &a[i]);
}
printf("Before bubble sorting the elements are:\n");
for(i=0; i<n; i++)
printf("%d \t\n", a[i]);
for (i=0; i<n-1; i++){
for (j=i+1; j<n; j++){
if (a[i] > a[j]){
t = a[i];
a[i] = a[j];
a[j] = t;
}
}
}
printf("after bubble sorting the elements are:\n");
for (i=0; i<n; i++)
printf("%d\t", a[i]);
return 0;
}
実行結果
上記のプログラムを実行すると、次のような出力が得られます。
enter the No: of elements in the list: 5 enter the elements: 12 11 45 26 67 Before bubble sorting the elements are: 12 11 45 26 67 after bubble sorting the elements are: 11 12 26 45 67
まとめ
バブルソートは理解しやすい反面、計算量は O(n²) となるため、大量のデータを扱う場合にはクイックソートやマージソートなど、より効率的な手法が適しています。まずはこのシンプルなアルゴリズムでソートの基本概念をしっかり押さえましょう。
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