C言語の構造体変数へのアクセス方法を基礎から解説!サンプルコード付き
構造体(structure)とは
構造体とは、ユーザーが独自に定義できるデータ型(ユーザー定義型)の一つで、異なるデータ型のデータをひとまとめにして格納するために使われます。
構造体は配列とよく似ています。両者の違いは、配列が同じデータ型の要素のみを格納するのに対し、構造体は異なるデータ型を組み合わせて格納できるという点です。
構造体を宣言する際には、キーワード struct を使用します。また、構造体内で定義された変数のことを構造体のメンバー(member)と呼びます。
構造体の基本的な宣言方法
構造体は次のように宣言します。
struct 構造体名{
// メンバーの宣言
};構造体変数へのアクセス例
構造体のメンバーにアクセスするには、ドット演算子(.)を使用します。「構造体変数名.メンバー名」という形式で、各メンバーの読み書きが可能です。
以下は、学生の情報を格納する構造体変数にアクセスするC言語プログラムの例です。
#include<stdio.h>
// 構造体の宣言 //
struct{
char name[50]; // 名前
int roll; // 出席番号
float percentage; // 平均点
char grade[50]; // 成績
}s1, s2;
void main(){
// ユーザー入力の読み込み //
printf("enter Name of 1st student : ");
gets(s1.name);
printf("enter Roll number of 1st student : ");
scanf("%d", &s1.roll);
printf("Enter the average of 1st student : ");
scanf("%f", &s1.percentage);
printf("Enter grade status of 1st student : ");
scanf("%s", s1.grade);
// 結果の出力 //
printf("The name of 1st student is : %s\n", s1.name);
printf("The roll number of 1st student is : %d\n", s1.roll);
printf("The average of 1st student is : %f\n", s1.percentage);
printf("The student 1 grade is : %s and percentage of %f\n", s1.grade, s1.percentage);
}
実行結果
上記のプログラムを実行すると、以下のような結果が出力されます。
enter Name of 1st student: Bhanu
enter Roll number of 1st student: 2
Enter the average of 1st student: 68
Enter grade status of 1st student: A
The name of 1st student is: Bhanu
The roll number of 1st student is: 2
The average of 1st student is: 68.000000
The student 1 grade is: A and percentage of 68.000000
ポイントのまとめ
- 構造体は
structキーワードを使って宣言する。 - 構造体には int・float・char 配列など、異なるデータ型のメンバーを混在させられる。
- メンバーへのアクセスは「
s1.name」のようにドット演算子(.)で行う。 - この例では、構造体宣言時に
s1, s2と記述することで、同時に構造体変数を定義している。
なお、文字列入力に使用している gets() 関数はバッファオーバーフローの危険があるため、実際の開発では fgets() の利用が推奨されます。
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