C#のBackgroundWorkerクラスとは?主なプロパティと使い方を解説
BackgroundWorkerクラスとは
その名の通り、BackgroundWorkerクラスを使用すると、バックグラウンドで継続的に実行されるスレッドを設定し、必要に応じてメインスレッドと通信することができます。
BackgroundWorkerを活用することで、Windows Formsアプリケーションにおけるマルチスレッド処理の実装が格段に容易になります。時間のかかる重い処理は別のスレッド上で実行することで、UI(ユーザーインターフェース)がフリーズするのを防ぐことができます。さらに、処理の進行状況や完了をメインスレッドへ通知し、画面を更新することも可能です。
BackgroundWorkerの主なプロパティ
BackgroundWorkerクラスで使用される主なプロパティは以下のとおりです。
参照元:Microsoft Developer Network(MSDN)
| No. | 名前と説明 |
|---|---|
| 1 | CancellationPending アプリケーションがバックグラウンド操作のキャンセルを要求したかどうかを示す値を取得します。 |
| 2 | CanRaiseEvents コンポーネントがイベントを発生させることができるかどうかを示す値を取得します。 |
| 3 | Container Componentを格納しているIContainerを取得します。 |
| 4 | DesignMode Componentが現在デザインモードであるかどうかを示す値を取得します。(Componentから継承) |
| 5 | Events このComponentにアタッチされているイベントハンドラーのリストを取得します。 |
| 6 | IsBusy BackgroundWorkerが非同期操作を実行中であるかどうかを示す値を取得します。 |
| 7 | Site ComponentのISiteを取得または設定します。 |
| 8 | WorkerReportsProgress BackgroundWorkerが進行状況の更新を報告できるかどうかを示す値を取得または設定します。 |
| 9 | WorkerSupportsCancellation BackgroundWorkerが非同期キャンセルをサポートしているかどうかを示す値を取得または設定します。 |
補足:押さえておきたい主なメソッドとイベント
BackgroundWorkerを実務で活用する際は、以下のメソッドとイベントも併せて理解しておくと便利です。
- RunWorkerAsync():バックグラウンド操作を開始します。
- CancelAsync():実行中のバックグラウンド操作に対してキャンセルを要求します。
- ReportProgress():処理の進行状況を報告し、ProgressChangedイベントを発生させます。
- DoWorkイベント:バックグラウンドで実行したい実際の処理を記述します。
- ProgressChangedイベント:進行状況の更新を受け取ったタイミングで発生し、プログレスバーなどのUI更新に利用できます。
- RunWorkerCompletedイベント:バックグラウンド操作の完了・キャンセル・エラー発生時に呼び出され、結果の反映や後処理を行います。
これらのプロパティ、メソッド、イベントを組み合わせることで、UIをブロックすることなく快適な操作性を持つWindows Formsアプリケーションを構築できます。
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