C#のタプル(Tuple)クラスとは?複数の値を扱う方法を解説
C#では、メソッドから複数の値を返したい場合にタプル(Tuple)が便利です。タプルは異なる型の複数のデータ要素をひとつのオブジェクトとしてまとめて扱えるデータ構造で、.NET 4.0から導入されました。
タプルを作成するには、Tupleクラスが提供する静的なコンストラクタやCreateメソッドを使用します。各要素には、Item1、Item2といったプロパティを通じてアクセスできます。
タプルの基本的な使い方
以下は、int型とstring型の2つの要素を持つタプルを作成し、その値を参照する例です。
using System;
public class Demo {
public static void Main(string[] args) {
// int型とstring型の要素を持つタプルを作成
Tuple<int, string> tuple = new Tuple<int, string>(2, "Tom");
if (tuple.Item1 == 150) {
Console.WriteLine(tuple.Item1);
}
if (tuple.Item2 == "Tom") {
Console.WriteLine(tuple.Item2);
}
}
}実行結果
上記のコードを実行すると、次のような出力が得られます。この例ではItem1の値は「2」であるため最初の条件は成立せず、Item2が「Tom」と一致するため2つ目の出力のみ表示されます。
Tom
ポイントまとめ
- タプルを使うと、outパラメータや専用クラスを定義しなくても、メソッドから複数の値を簡潔に返せる。
- 要素へのアクセスは
Item1、Item2のように番号付きプロパティで行う。 - .NET 4.7以降では、より読みやすい「値タプル(ValueTuple)」と名前付き要素も利用可能になり、現在ではそちらが推奨される場面も多い。
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