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C#のString.Copy()メソッドとString.Clone()メソッドの違いとは?具体例で徹底解説

C#には文字列を複製するためのメソッドとして、String.Copy()String.Clone()の2つが用意されています。一見似ているこの2つのメソッドですが、その動作には重要な違いがあります。本記事では、それぞれの特徴と具体的なコード例を使って、両者の違いをわかりやすく解説します。

String.Copy()メソッドとは

String.Copy()メソッドは、指定された文字列と同じ内容を持つ新しいStringインスタンスを作成します。つまり、元の文字列とは別の独立したオブジェクトが生成される点がポイントです。

Copy()メソッドのコード例

using System;
class Demo {
    static void Main(String[] args) {

        string str1 = "mark";
        string str2 = "marcus";

        Console.WriteLine("str1 = '{0}'", str1);
        Console.WriteLine("str2 = '{0}'", str2);

        Console.WriteLine("After using String.Copy...");
        str2 = String.Copy(str1);

        Console.WriteLine("str1 = '{0}'", str1);
        Console.WriteLine("str2 = '{0}'", str2);
    }
}

実行結果

str1 = 'mark'
str2 = 'marcus'
After using String.Copy...
str1 = 'mark'
str2 = 'mark'

上記の例では、String.Copy(str1)によって、str1と同じ値「mark」を持つ新しい文字列インスタンスが作成され、str2に代入されています。

String.Clone()メソッドとは

String.Clone()メソッドは、既存のStringインスタンスへの参照(リファレンス)を返すメソッドです。新しいオブジェクトを作成するのではなく、同じインスタンスを指し示す点がCopy()との大きな違いです。戻り値はobject型のため、使用時にはString型へキャストが必要です。

Clone()メソッドのコード例

using System;
class Demo {
    static void Main(String[] args) {

        string str1 = "amy";
        string str2 = "emma";

        Console.WriteLine("str1 = '{0}'", str1);
        Console.WriteLine("str2 = '{0}'", str2);

        Console.WriteLine("After using String.Clone...");
        str2 = (String)str1.Clone();

        Console.WriteLine("str1 = '{0}'", str1);
        Console.WriteLine("str2 = '{0}'", str2);
    }
}

実行結果

str1 = 'amy'
str2 = 'emma'
After using String.Clone...
str1 = 'amy'
str2 = 'amy'

Clone()を使用した場合も、出力結果はCopy()と同様に見えますが、内部的には元のインスタンスへの参照が返されているだけです。

Copy()とClone()の違いまとめ

項目String.Copy()String.Clone()
動作新しいStringインスタンスを作成する既存インスタンスへの参照を返す
戻り値の型stringobject(キャストが必要)
メモリ上の扱い別のオブジェクトとして確保される同一オブジェクトを共有する

なお、C#では文字列が不変(イミュータブル)であるため、実用上はどちらのメソッドでも結果に大きな差が出ることはほとんどありません。ただし、String.Copy()は.NET Core以降で非推奨(Obsolete)となっており、現代のC#開発では単純な代入演算子「=」で十分とされています。レガシーコードを読む際や、インタビュー対策として、両者の違いを理解しておくと役立つでしょう。

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