C#のMath.DivRemメソッドとは?商と余りを同時に計算する方法
C#のMath.DivRemメソッドは、2つの数値の商(割り算の結果)を計算すると同時に、余りも取得できる便利なメソッドです。通常、商を求める場合は「/」演算子、余りを求める場合は「%」演算子を使いますが、Math.DivRemを使えば1回の呼び出しで両方の結果を得ることができます。
Math.DivRemメソッドの基本構文
まず、被除数(割られる数)と除数(割る数)を設定します。
// 被除数(割られる数) long dividend = 30; // 除数(割る数) long divisor = 7;
続いて、DivRemメソッドを呼び出します。第3引数にはoutパラメータとして余りを受け取る変数を指定し、メソッドの戻り値として商が返されます。
long quotient = Math.DivRem(dividend, divisor, out rem);
主なオーバーロード
Math.DivRem(int a, int b, out int result)… 32ビット整数用Math.DivRem(long a, long b, out long result)… 64ビット整数用
なお、このメソッドは整数型(int・longなど)専用であり、浮動小数点数(doubleやfloat)には使用できませんので注意してください。
サンプルコード
以下は、98を9で割ったときの商と余りをMath.DivRemメソッドで求める完全なサンプルプログラムです。
using System;
class Demo {
static void Main() {
// 余り
long rem;
// 被除数(割られる数)
long dividend = 98;
// 除数(割る数)
long divisor = 9;
long quotient = Math.DivRem(dividend, divisor, out rem);
Console.WriteLine("{0} \\ {1} = {2} and remainder = {3}", dividend, divisor, quotient, rem);
}
}
実行結果
98 \ 9 = 10 and remainder = 8
このように、98 ÷ 9 の商である「10」と、余りの「8」を一度の呼び出しで同時に取得できていることがわかります。
まとめ
- Math.DivRemメソッドは、商を戻り値として返し、余りをoutパラメータで受け取る。
- 商と余りの両方が必要な場面で、コードを簡潔に書ける。
- 対象は整数型のみで、小数点以下の計算には使えない。
剰余演算を頻繁に行う処理や、商と余りをセットで扱うロジックを実装する際には、Math.DivRemメソッドの活用を検討してみてください。
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