安全なウェブサイトはブランドをどう守る?知っておきたいセキュリティ脅威と対策 | MalCare
インターネットは非常に強力なコミュニケーション手段であり、成長を目指すブランドにとって今や無視できない存在となっています。多国籍企業から小規模ビジネスまで、あらゆる企業がウェブサイトを保有し、顧客とのつながりやリーチの拡大を実現しています。現在では、実店舗を持つのと同じくらい、オンライン上の存在感を持つことが重要です。ブランドのオンラインプレゼンスを確立するには長年の努力が必要であり、公式ウェブサイトにはブランドの中核的な価値観が反映されます。だからこそ、ウェブサイトのセキュリティ確保が極めて重要なのです。
もしウェブサイトがハッキングされ、違法薬物の広告がサイト中に散りばめられたらどうなるでしょうか?これはブランドの評判を損なうだけでなく、潜在顧客の流失にもつながります。実際、数年前にはAmazonが40分間のダウンタイムで480万ドルの売上を失い、AppleもiTunes StoreとApp Storeが12時間ダウンした際に2500万ドルの売上損失を被りました。
サイバー犯罪が増加する昨今、安全なオンラインプレゼンスを維持することは容易ではありません。サイトの規模に関係なく、ハッカーの標的になり得ます。意外に思われるかもしれませんが、むしろ中小規模のウェブサイトの方が狙われやすい傾向にあります。セキュリティ対策を真剣に行っていないケースが多いためです。たとえ小規模なブランドであっても、オンライン上のアイデンティティを保護するよう努める必要があるのです。
ウェブサイトのセキュリティ脅威はどのようにブランドを傷つけるのか?
ウェブサイトはブランドのオンラインにおける「顔」です。ウェブサイトを強化することは、そのままブランドを守ることにつながります。セキュリティ侵害が発生すると、サイトだけでなくブランドにもさまざまな悪影響が及びます。ウェブサイトが直面しうる脅威を把握することで、適切な対策を講じることができます。以下に、ブランドのオンラインプレゼンスに悪影響を与える代表的なセキュリティ脅威を挙げます。
Googleによるブラックリスト登録
世界で最も利用されている検索エンジンであるGoogleは、ユーザーに安全なオンライン体験を提供することに尽力しています。そのため、膨大なリソースを投じて、訪問者に被害をもたらす可能性のある安全でないウェブサイトを特定しています。ハッキングされたウェブサイトにはフラグを立て、Googleユーザーの安全を守ろうとしているのです。一度ブラックリストに登録されると、Google検索経由であなたのサイトを見つけたユーザーはアクセスできなくなります。リンクをクリックしても、ページが読み込まれる代わりに警告画面が表示されるのです。
ウェブサイトがハッキングされる理由はさまざまです。個人情報などの機密データの窃取や、サイトの改ざんによってトラフィックを別のサイトへ誘導する行為などが挙げられます。サイトの改ざんは、ハッカーが自らの主張やプロパガンダを広めるために利用されることもあります。サイトを侵害する動機は数多く存在します。サイトを保護しなければ、Googleにブラックリスト登録され、オーガニックトラフィックに深刻な影響を受ける可能性があります。
ホスティング会社によるサイト停止のリスク
ある朝目覚めると、WordPressサイトがハッキングされたことを理由にホスティング会社から停止処分を受けていた――サイト運営者にとってこれほど痛ましいことはありません。ホスティング会社は、特定のサイトが侵害されていることを確認すると、多くの場合そのサイトを停止します。特に共有ホスティングでは感染リスクが高くなります。すでに侵害されたサイトへの対応に追われる中、さらに停止処分を受けるという、二重の打撃となる状況です。
ただし、サイトの停止だけが対応方法ではありません。優良なホスティング会社は、停止措置の前に複数のステップを踏みます。まず、サイトの脆弱性や不正侵入の痕跡を詳述したメール通知を送り、速やかな修正を促します(有料のクリーンアップサービスを提供するホストもあります)。そして、サイトのセキュリティ維持責任は運営者自身にあることを再認識させ、期限までに対応しなければサイトを停止すると通告するのです。
場合によっては、ホスティング会社が迅速にサイトを停止することもあります。同じサーバーを多数のウェブサイトが共有しているためです。あなたのサイトからのマルウェアが共有サーバーに侵入すれば、同じサーバー上の他のサイトも簡単に感染してしまいます。停止されたサイトにアクセスした訪問者には、真っ白な画面(ホワイトスクリーン・オブ・デス)が表示されることになります。
サイトの低速化による訪問者離れ
ハッカーがあなたのサイトをスパムメールの送信に利用している場合、サイトの速度が低下することがあります。こうした不正な活動により、サイトは遅く、応答せず、利用できなくなってしまいます。誰もが遅いサイトを嫌います。Googleも嫌い、訪問者も嫌い、自分のサイトが遅ければ自分だって嫌になるでしょう。リンクをクリックしたのに進捗バーがいつまでも動かない――そんな経験は誰にでもあるはずです。ページを再読み込みする人もいますが、実際のところ、ほとんどの場合は「戻る」ボタンを押して離脱してしまいます。こうしてサイトはトラフィックとビジネスチャンスの両方を失うのです。
ハッキングによるブランドイメージの毀損
想像してみてください。常連の訪問者があなたのサイトを訪れたら、そこで違法薬物の販売や宣伝が行われていたら……。これは評判とブランドイメージに大きな打撃となります。オーガニック検索順位も影響を受けます。何年もかけて獲得してきた自社関連キーワードでの順位が失われ、今度は違法薬物のキーワードで表示されるようになってしまうかもしれません。さらに、ホスティング会社がサイトの侵害を確認すればサイトは停止され、Googleにはブラックリスト登録されてしまうのです。
ブランドのオンラインプレゼンスを守るには?
「備えあれば憂いなし」という言葉の通り、今日からビジネスサイトのセキュリティ対策を始めましょう。セキュリティ侵害の被害を回避し、サイトを安全に保つために実践できる対策はいくつもあります。
マルウェアセキュリティサービスの導入
MalCareのようなウェブサイトセキュリティプラグインは、サイトを総合的に保護します。このサービスは、ハッキングされたサイトのクリーンアップだけでなく、さらなるセキュリティ侵害からの防御も可能にします。WordPressサイトの速度を低下させない強力なスキャナーと、ワンクリックですべてのマルウェアを除去できるクリーナーを搭載。ファイアウォールは悪意あるIPアドレスやボットによる不正ログイン試行をブロックし、サイト硬化機能は権限のない人物によるアクセスを防ぎます。その他にも、単一のダッシュボードからWordPressサイトを一括更新できる機能や、最大365日間アクセス可能なリアルタイムの定期バックアップなど、注目すべきセキュリティ機能が揃っています。
マルウェアセキュリティサービスの利用に加えて、定期的なウェブサイトセキュリティ監査を実施し、サイトに必要なセキュリティ対策を把握しておくことも重要です。
HTTPからHTTPSへの移行
現在、HTTPS接続はすべてのウェブサイトに不可欠なインターネットセキュリティ基準となっています。Googleがセキュリティを大きく重視するようになった今、HTTPSでサイトを保護しましょう。Chromeブラウザでは、HTTPSを使用していないサイトは「保護されていません」と表示されます。HTTPSは、ログイン情報や決済情報といった機密データの安全なやり取りを可能にする仕組みです。
SSL証明書には無料のものと有料のものなど、いくつかの種類があります。自社のニーズに合わせて適切なものを選択しましょう。
優れたセキュリティ慣行の習得
ウェブセキュリティを最高水準に保つためには、優れたセキュリティ慣行を積極的に学び、実践することが重要です。特にユーザーデータの保護は必須であり、事業者の責任を高めるものです。ECサイト運営者にとってはなおさら重要なポイントです。Facebookのデータスキャンダルをめぐる近年の論争は、ユーザーデータを適切に管理することの重要性を如実に物語っています。EVコードサイニング証明書などのコード署名証明書の導入も検討する価値があるでしょう。
安全なウェブサイトは、ブランドを守るための最初の、そして極めて重要なステップです。これを怠れば、後でより大きな問題に発展するだけです。今すぐ対策を始めましょう。
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