WordPressセキュリティサービスを導入する前に知っておくべき5つの重要ポイント
「いつハッキングされてもおかしくない」という不安を感じていませんか?毎年何万ものWordPressサイトが攻撃の標的になっている現状を考えれば、その心配は決して大げさではありません。こうした脅威に対抗するため、悪意あるボットやハッカーからサイトを守ると謳うセキュリティソリューションが市場に数多く存在します。
しかし、数あるセキュリティ対策の中から、本当に信頼できるものをどう選べばよいのでしょうか。優れたセキュリティプラグインの条件とは何でしょうか。
多くの人は、セキュリティ対策を購入する際、オンラインで人気のプラグインを検索し、評価の高いものを選びがちです。そしてサイトにインストールして一息つき、「これでもう安心だ」と感じるのではないでしょうか。
ところが見落とされがちなのが、セキュリティソリューションによって提供される保護内容はまったく異なるという点です。それぞれアプローチが違い、ある製品が持つ機能を別の製品が備えていないことも珍しくありません。だからといって後者が劣っているわけではなく、同等の効果を持つ別の機能セットを提供している可能性があります。総合的なセキュリティソリューション(例:MalCare)もあれば、ログイン保護など特定用途に特化したツール(例:二要素認証)もあります。
自社サイトのセキュリティサービスを選ぶ前に、以下の5つのポイントを必ず確認しましょう。
1. マルウェアスキャナーはすべて同じではない
マルウェアスキャンはあらゆるセキュリティサービスの中核機能ですが、そのスキャン手法は製品によって大きく異なります。サイト表面を軽くチェックするだけのスキャナーもあれば、深部まで掘り下げて検査するスキャナーもあるのです。
多くのスキャナーはシグネチャ(パターン)照合に依存しています。この方式は、既知のマルウェアしか検出できないという根本的な限界があります。今日のハッカーは賢く、既知のマルウェアのコードを難読化(obfuscation)することで、特定コードを探すスキャナーの検知を回避する手口を使います。base64_decodeの存在は従来、侵害されたWordPressサイトの典型的な兆候でしたが、現在の攻撃はさらに複雑で、'b'.'a'.'s'.'e'.'6'.'4' のように分割された識別困難なコードが使われることもあります。
一方、MalCareのようなスキャナーはシグネチャ照合にとどまらず、複雑なマルウェアや未知のマルウェアの検出を目指します。サイトのサーバーと同期してすべての変更を追跡し、異常な挙動を記録すると、それがマルウェアかどうかを調査します。さらにAIベースの技術が継続的に学習・アップデートされるため、検出精度も向上していきます。
セキュリティサービスを選ぶ際は、そのスキャナーを支える技術をしっかり調べ、実効性を見極めることが重要です。
2. ファイアウォールの保護範囲は製品ごとに違う
ファイアウォールは最も基本的なセキュリティ対策の一つですが、WordPressサイト向けには主に3種類あります。
プラグイン型ファイアウォール: サイト上に設置され、悪意のあるログイン試行からサイトを守ります。
クラウド型ファイアウォール: クラウド技術を活用し、不要な訪問者をサイトへのアクセス前にブロックします。
サーバー内蔵型ファイアウォール: ホスティング事業者が提供する内蔵ファイアウォールで、セキュリティ脅威からサイトを守ります。
これらのファイアウォールが提供する保護は互いに異なります。たとえばMalCareのようなプラグイン型ファイアウォールは、悪質なトラフィックのサイトへの侵入を防ぎます。多数のサイトからなるネットワークを監視し、被害をもたらすことが知られているIPアドレスを特定。それらを危険なIPとしてマークし、保護対象のWordPressサイトへのアクセスを遮断します。
3. 誤検知(false positive)の少なさを確認する
「狼少年」の寓話をご存じでしょう。人間は虚報を繰り返し聞かされると、すぐに警報を無視するようになります。
誤検知とは、スキャナーが無害なファイルを誤ってマルウェアとしてフラグ付けし、サイト運営者に不要なパニックを引き起こすことです。多くのWordPressセキュリティサービスは誤検知の多さで悪名高く、サイト運営者を根拠なく不安にさせます。さらに深刻なのは、頻繁な誤報に慣れてしまうと、本物のハッキング警報まで見過ごすリスクが生じる点です。必要な対応を怠れば、セキュリティサービスを導入する意味そのものが失われてしまいます。
優れたスキャナーは、ユーザーに警告する前にマルウェアの存在を確実に確認できるものでなければなりません。MalCareのディープスキャナーは24万件以上のサイト分析に基づいて開発されており、この集合知を活用して正確な検出を実現しています。
4. 機能の多さ=高いセキュリティではない
毎分約9万件ものハッキング試行が行われていると言われています。毎年多数のWordPressサイトが侵害される現状を考えれば、セキュリティソリューションへの需要が高い理由も納得できます。しかし今日では多くのセキュリティプラグインが市場に溢れ、人気競争に勝つため、開発者は短期间により多くの機能を搭載せざるを得なくなっています。「機能が多ければセキュリティも強い」という通説も、この流れを後押ししています。
しかし、多機能を売りにするプラグインの中には、不安を煽るだけで実態の伴わない安心感を販売しているものもあります。そうした余計な機能は他社との差別化のための肥大化であり、いざという時に役に立たない可能性があります。本当に注目すべきは、各機能がどのようなセキュリティを実際に提供するのかという点です。
5. サイトパフォーマンスに悪影響を与えるサービスに注意
一部の人気セキュリティプラグインは、サイトの表示速度を低下させることで知られています。たとえば、サイト上で直接動作するスキャナーはWebサイト自身のリソースを消費するため、サイトが遅くなる原因になります。
低速サイトには二重のデメリットがあります。第一に、読み込みに数秒以上かかるサイトから訪問者は戻るボタンを押して離脱してしまいます。第二に、Googleは低速なサイトを嫌い、検索順位を下げる傾向があるため、SEO上の利益を失いかねません。スキャン時にサイトへ負荷をかけないスキャナーを選びましょう。
MalCareのスキャナーのように、サイトのデータをすべて自社サーバーに転送し、そこでスキャンを実行する方式なら、スキャン処理は自社サーバー上で完結し、あなたのサイトのリソースは一切消費されません。その結果、サイトの速度は影響を受けません。
また、「WordPressプラグインを入れすぎるとサイトが遅くなる」という通説もあります。単一機能のみのプラグインを複数導入するよりも、優れたセキュリティ機能を網羅的に提供する総合ツールを一つ使うことをおすすめします。
優れたセキュリティプラグインの条件について詳しく知りたい方は、ぜひ関連ガイドもチェックしてみてください。
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