Androidスマホで暗い場所の写真をキレイに撮る6つの実践テクニック
スマートフォンはコンパクトデジタルカメラを大きく追い越し、今や写真撮影の主役となっています。各メーカーはカメラ性能の向上にしのぎを削り、毎年より高性能なイメージセンサーが搭載されるようになりました。しかし、スマートフォンのカメラには依然として大きな弱点があります。
そのひとつが、暗い場所(低照度環境)での撮影です。写真愛好家ならISO感度やシャッタースピードなどを自在に操れますが、そうした知識がない方でも、以下のシンプルなテクニックを実践すれば、暗い場所でもベストな一枚を撮れるようになります。
1. 手ブレ対策:スマホをしっかり固定する
暗い場所での撮影では、より多くの光を取り込むためにシャッターが開いている時間が長くなります。ところが、シャッターが開いている時間が長いほど、わずかな動きにも敏感になるのが問題です。これこそが、暗い場所で撮った写真がブレやすい原因です。
難しいマニュアル設定に手を出さなくても、簡単な方法で対策できます。それは「スマートフォンを安定したものに置く」ことです。

どれだけ自分の手が安定しているつもりでも、カメラはごくわずかな振動まで拾ってしまい、素人っぽい仕上がりになってしまいます。最もシャープな写真を撮るには、スマートフォンを固定した状態に保つことが重要です。スマホ専用の三脚や、既存の三脚に取り付けられるスマホマウントも市販されています。機材を持ち歩きたくない場合は、テーブルや本の山など、スマホを安定させられるもので代用しましょう。
2. ズームは絶対に使わない
ズームはどんな代价を払ってでも避けるべきです。本当に、使わないでください。
スマートフォンのカメラには、レンズ自体が物理的に動いて被写体を拡大する「光学ズーム」が搭載されていないことがほとんどです。スマホでズームすると作動するのは「デジタルズーム」と呼ばれる機能で、カメラセンサーが画像の一部を切り取って拡大する仕組みです。その結果、画質は大幅に低下します。
被写体から遠すぎると感じたら、画面をつまんでズームインする誘惑に耐えてください。代わりに、自分の足で動いて被写体に近づくのが正解です。

3. フラッシュの正しい使い方
フラッシュは強烈な光のため、人物を赤目にしてしまいますし、有効距離もわずか4〜5メートル程度しかありません。それ以上離れた被写体にフラッシュを使うと、被写体以外の場所にピントが合い、全体がぼやけた残念な写真になりがちです。

実は、スマホの内蔵フラッシュを使うべき唯一のシーンは日中です。直感に反するように思えますが、信じてください。晴れた日に太陽が被写体の背後にあると、被写体が影で覆われてしまいます。このような逆光の状況では、フラッシュをオンにすることで影を消すことができます。それ以外の撮影シーンでは、自然光のほうがはるかに望ましいのです。
また、光が少ない、あるいはまったくない状況では、自然光の不在が最大の問題になります。これを補う方法のひとつが、懐中電灯やヘッドライトなどで人工的な照明を当てることです。
4. ホワイトバランスを調整する
照明の状態は、被写体の色味や色合いを最終的に決めます。人間の目は、どんな照明環境でも正確な色を認識できますが、デジタルカメラ(スマートフォンを含む)はそうはいきません。暗い場所で色が不自然に見えるのはこのためです。カメラは物体が本来どんな色であるべきかを知らず、物体に反射した光をもとに推測しているにすぎません。
幸い、ホワイトバランスを調整すれば、本来あるべき見た目に近づけることができます。
スマートフォンのカメラのマニュアル設定の中にホワイトバランス項目があります。ここには、白熱電球(タングステン)、蛍光灯、フラッシュ、晴天、曇りなど、さまざまな選択肢が用意されています。高性能なスマホなら、ホワイトレベルを手動で設定できる場合もありますが、多くの機種ではプリセットのみの対応です。

これらの選択肢の名前は、それぞれ想定される撮影環境の照明条件を表しています。白熱電球なら従来型の電球の下、曇りなら曇天時、フラッシュならフラッシュ使用時、といった具合です。実際にそれぞれ試してみて、その場の構図に最適なものを見つけましょう。
5. 後処理(編集)で仕上げる
プロのカメラマンでさえ、撮影後に画像を編集しています。Instagramのフィルターをかけるよりも複雑なテクニックを使っているかもしれませんが、目的は本質的に同じです。
デジタル写真には「ノイズ」と呼ばれる不要なアーティファクトが発生することが多く、画質を損ないます。削除ボタンを押す前に、まずは基本的な編集ツールで写真を処理してみてください。意外と救えるかもしれません。

Android向けには多数の後処理アプリが存在し、それぞれ多彩なツール、プリセット、フィルターが用意されており、写真の見た目を細かく調整できます。人気デスクトップ向け画像編集ソフトの高機能版のようなものもあれば、誰でも簡単に使える画像強化アプリもあります。その多くは、写真をよりシャープで鮮やかに見せる効果があります。あなどらないでください。後処理が、暗い場所で撮影した失敗寸前の写真を救ってくれることもあるのです。
6. 最終手段は白黒写真への変換
どうしてもうまくいかないときは、写真を白黒に変換してみましょう。白黒写真はカラーに関連するノイズの多くを取り除けます。さらに白黒画像は扱いやすいため、画質が劣化する前により多くの調整を加えることができます。
スマホカメラのマニュアル設定をいじる以外に、暗い場所で素晴らしい写真を撮るためのコツやテクニックをお持ちの方は、ぜひコメント欄でお聞かせください!
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