iCloudでvCardをエクスポートできない時の解決法:実証済み3つの対策
第1章:vCardとは?
vCardはVCF(Virtual Contact File)とも呼ばれる、電子名刺用の標準ファイル形式です。氏名や住所情報、電話番号、メールアドレス、URL、ロゴ、写真、音声クリップといった連絡先データをプレーンテキスト形式で保存します。スマートフォンの連絡先を書き出す際に利用される形式で、エクスポートした連絡先をVCFファイルとして確認することも可能です。
iCloudを使えば、iPhoneの連絡先をvCard形式で簡単に書き出せます。しかし、この機能には不具合が起こることもあり、「iCloud unable to export vCard(iCloudはvCardをエクスポートできません)」というエラーメッセージが表示されるケースがあります。

ご安心ください。この問題に悩まされているのはあなただけではありません。ネットワークの不具合やiOSのバージョンが古いことなどが原因で、多くのユーザーが同じエラーに遭遇しています。本記事では、問題を解決してvCardを正常にエクスポートするための簡単な方法を詳しく解説します。
第2章:iCloudでvCardをエクスポートできない時の解決方法
以下の解決策を試す前に、まずデバイスが安定したWi-Fi環境に接続されていることを確認してください。ネットワーク環境が整っていない場合は、方法3に進めばネットワークを使わずにPCへ連絡先をエクスポートできます。
- 方法1:iCloudを使ってiPhoneからPCへ連絡先をエクスポート
- 方法2:iCloudを使わずにiPhoneからvCardをエクスポート
- 方法3:FoneBackupを使って制限なくvCardをエクスポート
方法1:iCloudを使ってiPhoneからPCへ連絡先をエクスポート
iCloudを利用すれば、複数のデバイス間で連絡先を同期できます。iPhoneの連絡先をまとめてエクスポートしたい場合や、iPhoneの連絡先をiCloudに同期させてからvCardとして書き出したい場合に便利な方法です。
ステップ1. iPhoneで「設定」を開き、自分の名前をタップ→「iCloud」→「連絡先」をオンにします。

ステップ2. 「iPhone上の既存のローカル連絡先をどうしますか?」と表示されたら、「結合」を選択します。

ステップ3. パソコンでiCloud.comにアクセスし、Apple IDでサインインします。
ステップ4. 「連絡先」を選択し、左下の歯車アイコンをクリックします。
- ①すべての連絡先をエクスポートしたい場合は「すべて選択」をクリック。
- ②特定の連絡先だけをエクスポートしたい場合は、CtrlキーまたはShiftキーを押しながら対象の連絡先を選択します。
ステップ5. もう一度歯車アイコンをクリックし、「vCardを書き出す」を選択します。vCardファイルはパソコンの「ダウンロード」フォルダに保存されます。

方法2:iCloudを使わずにiPhoneからvCardをエクスポート
方法1でiCloudからのvCardエクスポートに失敗した場合は、以下の代替手段を試してみてください。
2.1 iTunesを使ってiPhoneからPC/Macへ連絡先をエクスポート
iTunesはiCloudと同様に、iPhoneのバックアップやデータの書き出しに対応しています。iCloudでvCardをエクスポートできない場合、iTunesが役立つことがあります。なお、この方法にはWindows PCまたはMacが必要です。作業を始める前に、Mac側でiCloud同期と連絡先アプリを有効にしておきましょう。
ステップ1. Windows PCでiTunesを起動し、USBケーブルでiPhoneを接続します。
ステップ2. 「情報」をクリックし、「Windows 連絡先」を選択して、エクスポートしたい連絡先を指定します。
ステップ3. 「同期」をクリックして確定します。

ステップ4. Windowsのプロフィールフォルダにある連絡先フォルダを探します。「スタート」をクリックしてユーザー名を入力しましょう。
ステップ5. 「連絡先」フォルダを見つけてダブルクリックで開きます。
ステップ6. 「エクスポート」をクリックし、「vCard」を選択して「エクスポート」をクリックします。

2.2 「連絡先を共有」機能を使ってvCardをエクスポート
iCloudが使えない場合でも、iPhone標準の「連絡先を共有」機能を使えば、iCloudにも有線接続にも頼らずにvCardを直接書き出せます。
ステップ1. 「連絡先」アプリを開き、エクスポートしたい連絡先を選択します。
ステップ2. 画面を下にスクロールし、「連絡先を共有」をタップします。
ステップ3. ポップアップから「メッセージ」「メール」など、任意の共有方法を選択します。

ステップ4. 連絡先のvCardがメールやメッセージに添付されるので、そのまま相手に送信できます。
方法3:FoneBackupを使って制限なくvCardをエクスポート
さらに簡単で便利な方法として、専用ツール「FoneBackup」の活用をおすすめします。FoneBackupはiPhoneからパソコンへのデータ転送・バックアップをワンストップで行える強力なデータ管理ツールで、連絡先だけでなく写真や動画なども自由自在に管理できます。
最大の魅力はネットワーク接続が不要な点です。Wi-Fi環境が不安定だったり、インターネットに接続できない環境だったりしても、問題なく連絡先をPCへ書き出せます。まずはツールをパソコンにダウンロードし、以下の手順に従って操作してください。
✍ 注意: 以下の操作を行う前に、前述の方法1のステップ1と同様に、iCloudの連絡先がiPhoneに同期されていることを確認してください。
ステップ1. PCでFoneBackupを起動し、USBケーブルでiPhoneを接続します。
ステップ2. ホーム画面で「Phone Transfer」をクリック→「iPhone to PC」→「Start Transfer」の順に選択します。

ステップ3. プラスアイコンをクリックし、エクスポートしたい連絡先を選択して「OK」をクリックします。

ステップ4. 「Start Transfer」をクリック→ 出力形式が「vCard」になっていることを確認し、保存先を指定して「Transfer」をクリックします。

おまけ:iCloudデータの管理方法
FoneBackupはデータ転送だけでなく、iCloudアカウントの管理機能も搭載しています。写真、メモ、連絡先、動画、iCloud Driveなど、iCloud上のデータをアップロード・ダウンロード・削除できます。
ここでは例として、iCloudの空き容量を確保したいときに役立つ「iCloud写真の一括削除」方法を紹介します。わずか数クリックで完了します。
ステップ1. FoneBackupを開く→「My iCloud」に移動→ Apple IDでサインイン→「Manage iCloud」を選択します。

ステップ2. 「Photos」アイコンをタップします(必要に応じて他のファイルも選択可能)→「Select All」にチェックを入れて「Delete」をクリックすると、削除処理が開始されます。

まとめ
本記事では、iCloudでvCardをエクスポートできない問題の解決方法を紹介しました。各方法を順番に試して自分に合ったやり方を見つけるのも良いですが、時間をかけずに確実に解決したいなら、FoneBackupを活用するのがおすすめです。専門的な知識がなくても、直感的な操作で連絡先をPCへ安全に書き出せます。
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