iPhoneを外付けハードドライブにバックアップする5つの確実な方法【Windows/Mac対応】
iPhoneはポータブルハードドライブにバックアップできる?
結論から言うと、可能です。データバックアップの重要性をご存知の方なら、iPhoneのデータを外付けハードドライブやUSBフラッシュドライブに保存したいと考えるのは自然なことです。パソコン本体のストレージ容量には限りがありますし、万が一のトラブルに備えて複数箇所にバックアップを持っておくのが理想的だからです。

ただし残念ながら、iTunesには「外付けドライブへ直接バックアップする」というオプションが用意されていません。Appleは公式にこの機能を提供していないため、iTunesとポータブルハードドライブの間で保存先をつなぐ仕組みを作る必要があります。少し手間がかかりますが、コマンド操作で実現可能です。また、サードパーティ製のバックアップツールを使えば、より簡単に外付けドライブへ直接バックアップすることもできます。
本記事では、Windows PCを使ってiPhoneをポータブルハードドライブにバックアップする方法を中心に解説します。Macユーザーの方は、「MacでiPhoneを外付けハードドライブにバックアップする方法」のガイドを参考にしてください。
方法1:iTunesでポータブルハードドライブにバックアップする
iTunesはデフォルトではバックアップ先の保存先パスを変更できません。外付けハードドライブにバックアップしたい場合は、シンボリックリンク(ジャンクション)を作成して、iTunesのバックアップフォルダと外付けドライブをつなぐ必要があります。以下に具体的な手順を示します。
ステップ1:iTunesのバックアップ保存先を変更する
1. 最新版のiTunesをPCにダウンロードしてインストールします。
2. 外付けハードドライブをパソコンに接続します。
3. iTunesの「Backup」フォルダを開き、中身をすべて削除します。
- Microsoft Store版のiTunesの場合:C:\Users\[ユーザー名]\Apple\MobileSync 内にある Backup フォルダを探します。
- 公式サイトからダウンロードしたiTunesの場合:C:\Users\[PC名]\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync 内にある Backup フォルダを探します。

4. 外付けドライブ内に 「MobileSync」という名前の空フォルダを新規作成します。
5. キーボードの Win + R を押し、ボックスに「cmd」と入力して Enter を押します。
6. コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力します(Eは外付けドライブのドライブ文字に置き換えてください)。
mklink /J "C:\Users\[PC名]\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup" "E:\MobileSync"
Enter を押すと、外付けハードドライブがバックアップ保存先として設定されます。

ステップ2:iPhoneをポータブルハードドライブにバックアップする
保存先の設定が完了したら、iPhoneを接続して実際にバックアップを作成しましょう。
1. iTunesを開き、デバイスタブ(スマートフォンのアイコン)をクリックします。
2. 「概要」を選択し、「バックアップ」セクションで「このコンピュータ」を選択します。
3. 「今すぐバックアップ」をクリックすると、iPhoneのデータが外付けハードドライブに保存されます。必要に応じて、バックアップの暗号化も選択できます。

バックアップ完了後、デフォルトのiTunesバックアップ場所または外付けドライブを確認してみてください。実際には、データは外付けハードドライブ側に保存されています。
なお、「既存のiTunesバックアップファイルを後から外付けドライブにコピーすればいいのでは?」と考える方もいるかもしれません。しかし、単純にバックアップファイルを移動させると、iTunesがそのバックアップを認識できなくなり、復元に使えなくなる可能性があるため注意が必要です。
方法2:FoneBackupで選択バックアップを行う
iTunesの保存先変更が面倒だと感じる方は、FoneBackupを使えば、iPhone全体または必要なデータだけを選んで、外付けハードドライブに直接バックアップできます。FoneBackupはWindows向けのプロ仕様iPhoneデータ管理ツールです。
- 2種類のバックアップモード: 「選択バックアップ」と「フルバックアップ」の2つを提供。すべてのデータか、写真・連絡先など必要なファイルだけか、自由に選べます。
- シンプルな操作性: 直感的なインターフェースで、数ステップだけでバックアップが完了します。
- 高速なバックアップ: 大容量データでも短時間で処理できます。
- 幅広い互換性: iPhone 4から最新機種まで、さらに各種iPadやiPodにも対応。USBメモリ、外付けHDD、NASなどへのバックアップも可能です。
ダウンロードボタンからツールを入手し、以下の手順に従ってください。
手順:重要なデータだけを選んでバックアップする
特定の重要データだけをバックアップしたい場合や、「iPhoneの写真を外付けハードドライブに保存する方法」をお探しの場合は、選択バックアップがおすすめです。写真、動画、音楽、連絡先、メッセージなどをプレビューしながら選択できます。
バックアップされたファイルはそのまま閲覧可能で、いつでも内容を確認できます。さらに選択復元にも対応しており、必要なファイルだけをiPhoneに戻せるため、既存データが上書きされる心配もありません。
1. FoneBackupを起動し、USBケーブルでiPhoneをパソコンに接続します。
2. 「Phone Backup」を選択 > 「Selective Backup」に進み、「Get Started」をクリックします。

3. バックアップしたいファイルを選択 > 「OK」をクリックして次へ進みます。

4. 保存先として外付けハードドライブを指定 > 「Start Backup」をクリックします。

方法3:FoneBackupでフルバックアップを行う
フルバックアップ機能を使えば、写真、連絡先、通話履歴、テキストメッセージ、アプリ、システム設定など、iPhoneのすべてのコンテンツと設定をまとめてバックアップできます。
1. FoneBackupを開き、iPhoneを接続します。
2. 「Phone Backup」を選択し、「Full Backup」に進みます。

3. バックアップ暗号化を有効にする > 外付けハードドライブを保存先に設定 > 「Start Backup」をクリックしてバックアップを開始します。

バックアップ完了後は、「Backup History」からバックアップファイルを管理できます。バックアップの詳細確認、復元、削除などの操作もここから行えます。

また、FoneBackupはデータ転送にも対応しています。必要に応じて「Phone Transfer」>「iPhone to PC」から、写真、動画、音楽、連絡先などを外付けハードドライブへ転送してバックアップすることも可能です。

方法4:エクスプローラーでiPhoneの写真をバックアップする
バックアップが必要なのが写真だけなら、専用ソフトを使わずに済ませることもできます。通常、Windowsエクスプローラー経由でiPhoneのDCIMフォルダにアクセスすれば、カメラロールに保存されているすべての写真を表示できます。
1. iPhoneをパソコンに接続し、「このコンピュータを信頼」をタップします。
2. 「PC」/「コンピュータ」を開き > 自分のiPhoneを見つけてダブルクリックします。
3. 「Internal Storage」>「DCIM」に移動し、サブフォルダを開いて必要な写真を探し、外付けハードドライブにコピーします。

ただし、エクスプローラーではアルバム単位での表示ができないため、大量の写真から目的のものを探すのに時間がかかることがあります。効率重視なら、次の方法を試してみてください。
方法5:Lightning - USBアダプタで直接バックアップする(iOS 13以降)
iOS 13以降にアップデート済みなら、外付けドライブをiPhoneに直接接続して、写真やメモなどのデータを保存できます。Lightning - USBカメラアダプタが必要になる場合があります。以下の手順で簡単にバックアップできます。
ステップ1. Lightning - USBアダプタを使って、外付けハードドライブをiPhoneに接続します。
ステップ2. 「写真」アプリを開き、必要な写真を選択 > 共有ボタンをタップして「ファイルに保存」を選択します。外付けハードドライブを指定して「保存」をタップすれば完了です。

まとめ
今回は、iPhoneをポータブルハードドライブにバックアップする方法を5つご紹介しました。デフォルト設定ではiTunesのバックアップはCドライブに保存され、保存先をGUIから選択することはできません。外付けドライブにバックアップしたい場合は、コマンドプロンプト(CMD)を使ってiTunesのバックアップ保存先を変更する必要があります。
より手軽に行いたいなら、FoneBackupのような専門ツールに頼るのがおすすめです。保存先を自由に指定できるため、USBフラッシュドライブ、外付けハードドライブ、SDカードなどへのバックアップも簡単に行えます。ご自身の環境と目的に合った方法で、大切なiPhoneデータをしっかり守りましょう。
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