Apple Music最安の月額5ドル「Siri Voiceプラン」が廃止へ——既存ユーザーは別プランへの移行が必要

Apple Musicの最安値プランがついに姿を消します。Appleは月額5ドルの「Siri Voiceプラン」への新規登録の受け付けを終了し、既存の契約者も請求サイクルの終了とともに同プランから自動的に外れることになりました。引き続きApple Musicを利用したい場合は、個人プラン、ファミリープラン、学生プラン、またはApple Oneへのアップグレードが必要です。
音声操作限定というユニークな格安プラン
Siri Voiceプランは2021年に登場した、少し風変わりな料金プランです。月額わずか5ドルでApple Musicの全楽曲カタログにアクセスできた一方、音楽の再生はすべてSiriの音声コマンド経由で行う必要がありました。そのため、専用のユーザーインターフェース、ロスレスオーディオ、プレイリスト作成といった重要な機能は一切使えませんでした。
HomePodユーザーには確かな需要があった
一見不便なこのプランにも、支持する層は存在しました。HomePodだけで音楽を聴くユーザーにとっては十分な選択肢であり、ラジオ局やパーソナライズされたプレイリストなど、画面操作を必要としない視聴スタイルにも向いていました。さらに、広告なしの格安ストリーミングプランは市場でも希少なため、コストを抑えたい人々にとって貴重な選択肢だったのです。
Appleにとっては上位プランへの「入口」
AppleにとってSiri Voiceプランは、より高額なメンバーシップへ誘導するための入り口のような役割も果たしていました。Apple Music未契約の状態でSiriに曲の再生を依頼すると、Siri Voiceプランの無料トライアルが提案される仕組みだったのです。ただし、音声専用プランはあまり人気がなく、一部の顧客を混乱させた可能性もあります。Appleは今回の廃止理由について明言していません。
代替となるApple Musicの各プラン
すべてのApple MusicプランでSiriの音声操作は利用可能です。Siri Voiceプランを気に入っていた方には、月額11ドル(日本では1,080円)の個人プランへのアップグレードがおすすめです。あと数ドル追加の月額17ドル(1,680円)のファミリープランなら、最大6人で共有できます。さらに月額20ドルのApple Oneに加入すれば、ArcadeやNews+、iCloudストレージの追加容量など、Appleのサービス群をまとめて楽しめます。執筆時点で最も安価なのは学生プランですが、学位取得などを目的とした高等教育機関に在籍する学生のみが対象となっています。
本記事の著者であるAndrew Heinzmanは、5年以上の経験を持つテクノロジーライターで、オーディオ・映像機器やPC、スマートフォン関連のニュースやレビューを専門としています。
出典:Apple(MacMagazine経由)
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