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Apple Intelligenceの隠れた問題とは? 専門家さえイライラする"ストレージ大量消費"の実態

Apple Intelligenceの隠れた問題とは? 専門家さえイライラする ストレージ大量消費 の実態

Appleは「Apple Intelligence」の発表時に掲げた大きな約束を果たせていないだけでなく、これまでの進捗も期待外れで、率直に言って物足りない仕上がりです。ところが皮肉なことに、筆者が最も不満に思っているのは、そこではありません。

ほとんど使っていないのに、Apple Intelligenceは大量のストレージを消費

筆者は古い写真をスマホから削除しない主義(そろそろ見直すべきかもしれませんが)で、無駄なアプリもつい大量にダウンロードしてしまいます。まるでストレージが無限にあるかのような使い方のため、常に容量不足に悩まされてきました。

そんな中、Apple Intelligenceはこの問題をさらに悪化させました。iOS 18.1で初めて搭載された当時、ダウンロードにはデバイスに最低4GBの空き容量が必要でした。しかしAppleが約束していた内容とは裏腹に、第一弾として提供されたのは「クリーンアップ」ツールや、物議を醸した通知の要約など、ごく限られた機能だけでした。

続くiOS 18.2では、SiriへのChatGPT統合やImage Playground、Genmojiが追加されました。ただし、これらの新機能には代償がありました。必要な最小ストレージ容量は4GBから7GBへと、ほぼ倍増したのです。

消費容量は「設定」>「一般」>「iPhoneストレージ」(iPadでは「iPadストレージ」、Macでは「ストレージ」)から確認できます。画面を一番下までスクロールして「iOS/iPadOS/macOS」をタップすると、「Apple Intelligence」の横に表示される数値が占有容量です。

現時点で、筆者の環境ではiPhoneで5.52GB、iPadで3.12GB、Macで4.78GBを消費しています。最も不可解なのは、この消費量が一定ではなく、デバイスによって大きく異なる点です。

たとえばRedditのあるユーザーは、自分のiPhoneで9.18GBも消費されていると報告しています。また同じスレッドでは、128GBモデルの新型「iPhone 16e」を購入したばかりの別のユーザーが、8GBを占有されていることに気づいたと投稿しています。計算してみると、これは端末全体のストレージの6.25%に相当します。

さらに、同じ「iOS/iPadOS/macOS」ページには、システム本体が消費している容量を示す数値も表示されます。筆者のiPhoneではiOS自体が11.93GBを占めています。iPhone 16eも同程度だと仮定すると、合計で19.93GBとなり、端末のストレージの約15.6%が初期段階で失われている計算になります。

もちろん、Apple Intelligenceが本当に役立つのであれば、これほどのストレージを消費しても気にならなかったはずです。オリジナルの絵文字を作れるのは楽しいですし(Genmojiはいまひとつですが)、光り輝く新デザインのSiriも悪くありません。それでも、現状のApple Intelligenceの機能が、これほどのストレージ犠牲に見合うとは到底思えません。むしろ、無駄なアプリをもういくつか入れたり、iCloudの追加料金を払わずに思い出の写真を保管しておく方がよほどマシです。

ストレージを取り戻す手軽な方法はない

残念なことに、すでにAppleデバイスでApple Intelligenceを有効にしている場合、オフに切り替えてもストレージはほとんど解放されません。筆者も以前オフにしたことがありますが、消費容量はまったく減りませんでした。「最初から一度も有効にしていないのに容量を取られている」というRedditのコメントも数多く見られます。

Apple Intelligenceの隠れた問題とは? 専門家さえイライラする ストレージ大量消費 の実態

Appleのサポートページによれば、Apple Intelligenceを無効にした場合、オンデバイスのモデルは削除される「場合があります」とされています。つまり、貴重なストレージを返してくれるかどうかは、完全にApple次第ということになります。

かつては、デバイスを初期化(工場出荷状態にリセット)すればこの問題を解決できました(それ自体、決して理想的な方法ではありませんでしたが)。しかし現在では、それすら通用しない可能性があります。iOS 18.3以降ではApple Intelligenceがデフォルトで有効になっており、セットアップの時点でストレージが消費されるためです。

結局のところ、筆者が言えるのは「AppleはAppleらしくある」という一言につきます。せめて、とんでもない量のストレージを消費するだけの価値があれば良かったのですが……。筆者が実際に使っているApple Intelligenceの機能は1つだけで、それでもこのストレージへの打撃を正当化するには程遠いものです。オフにしてもストレージは解放されないかもしれませんが、Apple Intelligenceを無効化すれば、iPhoneのバッテリー持続時間を体感できるほど改善できる可能性があります。

著者プロフィール

Mahnoor Faisal氏はAIや生産性ツールを専門とするテックジャーナリストで、XDA、SlashGear、MakeUseOf、Laptop Mag、Android Policeなどに寄稿しています。16歳からプロとして執筆活動を始め、これまでに数百本の記事を執筆。現在はコンピュータサイエンスの学位を取得中で、ジャーナリストの視点と技術的な知識の両面から、AIが働き方や学び方をどう変えているかを取材しています。

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