iPhoneのガイド付きアクセスとは?設定方法と使い方を徹底解説
iPhoneを家族や友人に貸すとき、勝手に他のアプリを操作されたり、見られたくない場所を覗かれたりするリスクがあります。そんなときに役立つのが「ガイド付きアクセス」です。この記事では、ガイド付きアクセスの概要と、iPhoneでの具体的な使い方をわかりやすく解説します。

iPhoneのガイド付きアクセスとは?
ガイド付きアクセスは、iOSに標準搭載されている機能で、iPhone上の1つのアプリだけを使える状態にロックできるものです。有効になっている間は、ホーム画面、コントロールセンター、通知センターなど、アプリ以外の領域には一切アクセスできず、Siriも使用できなくなります。
さらに、画面の一部を無効化することも可能です。これにより、特定のアプリ内の特定の機能だけを使えるように制限できます。ハードウェアボタンを無効化したり、利用時間に制限を設けたりすることもできます。

このため、ガイド付きアクセスは、子どもや家族、友人にデバイスを貸す際のプライバシー保護やペアレンタルコントロール(親による使用制限)ツールとして非常に優れています。また、気が散る要素を排除して集中力を高める生産性向上ツールとしても活用できます。
なお、ガイド付きアクセスはiPhone専用の機能ではありません。iPadやiPod touchでも同じように使うことができ、3つのAppleデバイスすべてで共通の操作方法が採用されています。
iPhoneでガイド付きアクセスを設定する方法
ガイド付きアクセスを使用するには、まずiPhoneの「アクセシビリティ」設定から機能を有効にする必要があります。「設定」アプリを開き、「アクセシビリティ」>「ガイド付きアクセス」の順にタップして、「ガイド付きアクセス」のスイッチをオンにしましょう。

有効化したら、以下の設定項目も確認しておくと、自分の使い方に合わせて機能を細かくカスタマイズできます。
パスコード設定: ガイド付きアクセス用の4桁のパスコードを作成できます。設定しない場合は、ガイド付きアクセスを起動するたびに一時的なパスコードを設定する必要があります。また、iPhoneのFace IDまたはTouch IDセンサーを使ってガイド付きアクセスを素早く終了できるかどうかもここで決められます。
時間制限: ガイド付きアクセスのセッションが終了する前に、アラート音や着信音を鳴らしたり、残り時間を音声で読み上げさせたりするよう設定できます。
アクセシビリティショートカット: ガイド付きアクセスのセッション中に「アクセシビリティショートカット」メニューを表示するかどうかを設定します。AssistiveTouchなどのアクセシビリティ機能が必要な場合にはオンにしておきましょう。
画面自動ロック: ガイド付きアクセス中にアイドル状態になったとき、iPhoneが自動ロックされるまでの時間(例:5分)を指定できます。ただし、ユーザーはデバイスのパスコードを入力しなくてもロックを解除できます。これは「時間制限」とは異なる機能なので注意してください。
ガイド付きアクセスセッションを開始する方法
ガイド付きアクセスを開始するには、Safari、メッセージ、写真など、任意のサードパーティ製または純正アプリをiPhoneで開き、サイドボタン(iPhone SE、iPhone 8以前の場合はホームボタン)を3回連続でクリックします。複数のアクセシビリティ機能が有効になっている場合は、表示された「アクセシビリティショートカット」メニューから「ガイド付きアクセス」をタップしてください。

注意: ホーム画面、ロック画面、「設定」アプリからはガイド付きアクセスを開始できません。
アプリで初めてガイド付きアクセスを起動すると、そのアプリのUI(ユーザーインターフェース)のプレビュー画面が表示されます。ここで、セッション中に無効化したい画面の範囲をすぐに囲んで指定できます。

例えば、写真アプリであるアルバムを見せている間に、他のアルバムを見られないようにしたい場合は、下部のナビゲーションバーや戻るボタンを囲みます。周囲のハンドルをドラッグして範囲を調整し、無効化した部分を再度有効化するにはXマークをタップします。

次に、画面左下の「オプション」をタップし、以下の設定でセッションに追加のコントロールをかけましょう。
サイドボタン: サイド/スリープ解除ボタンを無効化し、ユーザーが画面をオフにできないようにします。
音量ボタン: 音量アップ/ダウンボタンを無効化し、音量の変更を防ぎます。
モーション: モーション検出によるジェスチャーを無効化し、iPhoneを横向きまたは縦向きに固定します。
キーボード: オンスクリーンキーボードをブロックし、文字入力をできないようにします。
タッチ: タッチスクリーンを完全にオフにします。子どもに動画を見せるときに最適です!
辞書: 辞書引き機能を無効化します。
時間制限: 利用時間に上限を設けます。最短1分から最長24時間まで設定可能です。

「開始」をタップすると、ガイド付きアクセスのセッションが始まります。2回目以降は、無効化した画面領域などの設定がアプリごとに記憶されるため、すぐに起動できます。
ガイド付きアクセスの終了・変更方法
事前にFace IDまたはTouch IDでガイド付きアクセスを終了できるよう設定している場合は、サイド/ホームボタンを2回クリックするだけで即座に終了できます。設定していない場合は、サイド/ホームボタンを3回クリックし、ガイド付きアクセスのパスコードを入力して「終了」をタップします。

セッションを終了せずに内容を変更したい場合は、サイド/ホームボタンを3回クリックしてパスコードを入力します。その後、画面の無効化・再有効化を行ったり、「オプション」で設定を調整したりして、「再開」を選択すればセッションを続行できます。
まとめ:ガイド付きアクセスはトリプルクリックですぐ使える
ガイド付きアクセスにはさまざまな活用シーンがあります。実際に試しながら、iPhoneでどのような場面で役立つのかをつかんでいきましょう。特定のアプリに集中したいときに、自分自身のために使うのもおすすめです。ただし、ペアレンタルコントロールが主な目的であれば、「スクリーンタイム」機能も併せてチェックしてみてください。
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