iPhone・iPadがアップデートできないときの対処法9選
iPhoneやiPadを最新バージョンのiOS/iPadOSにアップデートしようとしても、うまくいかないことはありませんか?アップデートに失敗する理由はいくつかありますが、心配いりません。ほとんどの場合、簡単な方法で解決できます。
この記事では、最新のシステムソフトウェアをデバイスに正常にインストールするための対処法を、基本的なものから順番にご紹介します。
1. iPhone・iPadを充電する
高度なトラブルシューティングに入る前に、まずは基本から確認しましょう。時間のかかる対処法を試す前に、簡単な解決策をチェックしておくのがおすすめです。
ご存じのとおり、バッテリー残量が少ないとアップデートを実行できません。これは、アップデート中にデバイスの電源が切れて深刻な問題が発生するのを防ぐためです。
OSアップデートを開始する前に、必ずiPhoneやiPadを充電器に接続し、十分なバッテリー残量を確保しておきましょう。アップデート中も充電器に接続したままにしておくと、予想より時間がかかった場合でも電源が切れる心配がありません。
2. デバイスがアップデート対応機種か確認する
Appleは古いデバイスへのサポートを段階的に終了しているため、すべてのiPhone・iPadモデルが最新のiOSにアップデートできるわけではありません。お使いのデバイスが最新のモバイルOSに対応しているかどうかは、AppleのiOS情報ページまたはiPadOS情報ページの下部にある「iOSはこれらのデバイスと互換性があります」という欄で確認できます。
このリストにお使いのデバイス名がない場合は、その端末は最新バージョンには対応していません。それは、そろそろ新しいiPhoneへの買い替えを検討すべきサインかもしれません。
3. 時間を置いてからアップデートする
最新のiOSがリリースされた直後にアップデートを試みると、トラブルに遭遇することがあります。何万人ものユーザーが同時にアップデートを試みるため、Appleのサーバーに大きな負荷がかかるのです。
アップデート時にエラーが表示された場合は、しばらく待ってから再試行してみてください。サーバーの負荷が下がった後なら、スムーズに成功する可能性が高まります。
アップデート画面では、夜間など周囲のユーザーがアップデートしにくい時間帯に実行するようスケジュールすることもできます。それでもダメな場合は、数日待ってから再度試してみましょう。
4. デバイスを強制再起動する
一時的な不具合が原因でアップデートできないこともあります。再起動すればプロセスがリセットされ、一時的なエラーが解消されることが期待できます。通常の電源オフと再起動で改善しない場合は、お使いの機種に合わせた強制再起動の方法を試してみてください。
強制再起動が成功すると、画面が一度真っ黒になり、その後Appleロゴが表示されてロック画面が現れます。これでデバイスは完全にリフレッシュされたので、もう一度アップデートを試してみましょう。
5. デバイスの空き容量を確保する
ストレージ不足は、アップデート失敗のよくある原因です。幸い、最近のiOS/iPadOSには空き容量を簡単に確保する機能が備わっています。手順は以下のとおりです。
- 設定を開きます。
- 下にスクロールして一般をタップします。
- iPhoneストレージ(またはiPadストレージ)をタップします。
この画面では、使用済みと残りのストレージ容量を確認できます。容量を占めているデータに応じて、次のようなおすすめの対策が表示されます。
- 未使用のAppを取り除く
- 大きな添付ファイルを確認
- iCloud写真
- 以前の会話を自動削除
未使用のAppを取り除くは、あまり使っていないアプリのインストールデータを削除する機能です。個人ファイルは削除されず、アプリ本体のデータだけが消えます。アプリをまた使いたくなったときは、App Storeから再ダウンロードすればOKです。
大きな添付ファイルを確認では、メッセージアプリ内の大きな写真や動画を確認して削除できます。友人と写真や動画を頻繁にやり取りしている人にとっては、まとまった容量を確保できる手軽な方法です。
iCloud写真を使えば、すべての写真をiCloudにバックアップできます。バックアップ後はデバイス上の画像を自由に削除でき、クラウドからいつでもアクセス可能です。ただし、写真がローカルに保存されなくなるため、インターネット接続時しか閲覧できなくなる点には注意が必要です。
以前の会話を自動削除を有効にすると、古いメッセージや添付ファイルが自動的に削除され、容量を節約できます。
空き容量を増やしたら、再度アップデートを試してみてください。必要に応じて、iPhoneの容量をさらに増やす他の方法も参考にしてください。
6. iTunesまたはFinder経由でアップデートする
多くの人はiPhone上で直接アップデートしていますが、パソコンのiTunesやFinder経由でもアップデートできます。多少手間はかかりますが、OTA(無線)アップデートがうまくいかない場合や、デバイス側で十分な空き容量を確保できない場合に有効な手段です。
WindowsまたはmacOS Mojave以前をお使いの場合は、iTunesで次の手順に従ってアップデートできます。
- Windowsの場合、まだインストールしていなければ「iTunes for Windows」をダウンロードします。
- ケーブルでiPhoneまたはiPadをパソコンに接続します。
- iTunesを開き、上部バーにある小さなデバイスアイコンをクリックします(コントロールとアカウントの下に表示されます)。
- 右下の同期ボタンでiOSデバイスを同期します。設定によっては自動で同期されることもあります。
- 同期が完了したら、上部のアップデートを確認をクリックします。
- ダウンロードをクリックします。
- ダウンロードが完了したらアップデートを選択します。
macOS Catalina以降ではiTunesが廃止されたため、代わりにFinderを使用します。デバイスをMacに接続し、Finderを開いて左サイドバーのデバイス名をクリックしてください。旧iTunesに似た画面が表示されるので、上記と同じ手順で操作できます(必要な項目は一般タブの下にあります)。
この方法でアップデートがインストールされるはずです。うまくいかない場合は、iPhoneがパソコンに認識されないときの対処法を確認してみてください。
7. アップデートデータを削除する
iOSアップデートのインストールに失敗すると、再ダウンロードを避けるためにアップデートデータがデバイスに残ります。しかし、ダウンロードしたデータ自体に問題がある場合は、それを削除してアップデートをやり直す必要があります。
削除するには、設定 > 一般 > iPhone/iPadストレージを開きます。アプリの一覧の中からiOSアップデートを探し、見つかったらタップしてアップデートを削除を選択します。その後、アップデート画面に戻って再度実行してみましょう。
8. ネットワークを確認し、ネットワーク設定をリセットする
iTunesやFinder経由でもアップデートできない場合は、ネットワーク接続を確認しましょう。Wi-Fiが遅かったり不安定だったりすると、iPhone上でもパソコン経由でも正しくアップデートできません。
アップデートを試す際は、安定したWi-Fiネットワークに接続していることを確認してください。ルーターを長期間再起動していないなら、一度再起動しておくのもおすすめです。問題が続く場合は、別のネットワークに接続して同じ症状が出るか試してみるのもよいでしょう。
どのWi-Fiネットワークでもアップデートできない場合は、iPhoneやiPadのネットワーク設定をリセットして、まっさらな状態からやり直すことができます。ただし、保存済みのWi-Fiパスワードなどのネットワーク設定がすべて消えるため、各ネットワークに再接続する必要があります。VPNの設定やBluetoothの接続設定もリセットされる点に注意してください。
ネットワーク設定をリセットする手順は以下のとおりです。
- 設定を開きます。
- 一般をタップします。
- 下にスクロールしてiPhoneを移行またはリセットをタップします(iOS 14以前ではリセットという項目です)。
- 下部のリセットを選択し、ネットワーク設定をリセットをタップします。
- パスコードを入力して、実行を確定します。
Wi-Fi設定をリセットしたら、電波の良いWi-Fiネットワークに再接続し、もう一度iOSアップデートを試してみてください。
9. すべての設定をリセットし、最終的には初期化する
ここまでの方法で問題が解決しない場合は、デバイスを完全にリセットすることを検討しましょう。前述のリセットメニューから、「すべての設定をリセット」または全データを消去する「工場出荷状態に戻す」のどちらかを選択できます。
設定のリセットだけでアップデートの問題が直るとは限りませんが、他の方法がすべて失敗した場合は、まず試してみる価値があります。すべての設定がデフォルトに戻るため、プライバシー設定や通知設定などを再度構成する必要がある点に注意してください。
- 設定 > 一般を開きます。
- iPhoneを移行またはリセットを選択します。
- リセット > すべての設定をリセットを選択します。
- パスコードを入力して確定します。
設定がリセットされたら、Wi-Fiに再接続してアップデートを試します。成功すれば完了です。あとは設定を元に戻していきましょう。
それでもダメな場合は、最終手段としてデバイスを工場出荷状態に戻します。この操作を行うと、iPhoneやiPad内のすべてのデータが消去されます。事前に必ずバックアップを取ってから進めてください。
工場出荷状態に戻す手順は以下のとおりです。
- 設定 > 一般を開きます。
- iPhoneを移行またはリセットをタップします。
- ページ下部のすべてのコンテンツと設定を消去を選択します。
- パスコードの入力を含む確認手順に従って進めます。
デバイスが工場出荷時の状態に戻ります。すべてが初期化されているため、問題なくアップデートできる可能性が高いです。セットアップの過程で、事前に作成しておいたバックアップから復元することもできます。
アップデートのトラブルを解決しよう!
スマホがアップデートできずに困っているのは、本当にストレスが溜まるものです。この記事の対処法のどれかで問題が解決し、最新バージョンのiOSを快適に楽しめることを願っています。
メジャーアップデートをインストールするタイミングは、iPhoneの基本的なメンテナンスを行う絶好の機会でもあります。定期的なメンテナンスはデバイスの寿命を延ばすことにつながりますよ。
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