iPhoneはあなたの転倒リスクを検出できる?「歩行安定性」機能の使い方を解説
Appleの「ヘルスケア」アプリは、健康に関するさまざまな指標を安全に記録・管理できる便利なツールです。iOS 15では「歩行安定性(Walking Steadiness)」をはじめとする新しいモビリティ指標が追加され、自身の健康状態をより深く把握しながら、転倒のリスクを事前に防げるようになりました。
実はアメリカでは、成人の4人に1人が毎年転倒を経験しているといわれています。iPhoneの「歩行安定性」は、モビリティデータとその傾向を活用して転倒リスクを分析する、業界初の機能です。転倒を未然に防ぎたい方にとって、強い味方になってくれるでしょう。
歩行安定性(Walking Steadiness)とは?
「歩行安定性」では、歩行速度や歩行の左右非対称性といったモビリティデータをもとに、iPhoneがあなたのバランス能力(安定性)を推定します。iPhoneを身につけて歩いている間、自動的にデータを収集・評価してくれるのが特徴です。
この機能は、iPhone内蔵のモーションセンサーと独自のアルゴリズムによって動作します。iPhoneがポケットの中にあるか腰の近くにある状態であれば、モビリティ情報は自動的に記録されるため、特別な操作は一切不要です。
さらに、この機能は転倒の潜在的なリスクを検知してアラートで知らせるだけでなく、科学的に検証されたエクササイズをもとに、筋力やバランス力を高めるための目標達成もサポートしてくれます。
なお、「歩行安定性」が示すのは「今この瞬間に転倒する可能性」ではなく、今後12か月以内に転倒するリスクについての見通しである点に注意しましょう。
iPhoneで歩行安定性を設定する方法
「歩行安定性」はヘルスケアアプリの「モビリティ」セクション内にあります。設定手順は以下のとおりです。
- 「ヘルスケア」アプリを開きます。
- 下部の「ブラウズ」タブをタップし、「モビリティ」と検索します。
- 初めて設定する場合は、画面を下にスクロールして「歩行安定性通知」を見つけ、「設定」をタップします。あるいは「歩行安定性」>「設定」の順にタップしても構いません。
- 「次へ」をタップし、「健康詳細」に必要な情報を入力して、もう一度「次へ」をタップします。
- 安定性が「低」または「非常に低い」と判定されたときにアラートを受け取りたい場合は、「通知をオンにする」を選択します。
- 最後に「完了」をタップすれば設定は終了です。
自分は転倒リスクがあるのかチェックしよう
以前は、転倒リスクを把握するにはクリニックで専門的な評価を受けるか、医学的なアンケートに答えるしかありませんでした。しかしiPhoneの「歩行安定性」があれば、誰でも手軽に自分のモビリティ統計を確認でき、転倒リスクの早期サインをキャッチできるようになります。
ご自身の健康管理はもちろん、離れて暮らす高齢のご家族の見守りにも役立つ機能です。まだ設定していない方は、ぜひこの機会に試してみてください。
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