Appleが訴えられる――TelegramをParler同様にApp Storeから削除しなかったのはなぜ?
Appleは、iPhone向けアプリParler(パーラー)を最近App Storeから削除したのと同様の措置を、暗号化メッセージアプリTelegram(テレグラム)に対して講じなかったとして、訴訟を提起されました。
より安全なウェブのための連合(Coalition for a Safer Web、以下CSW)は、AppleがTelegramをParlerと同じように扱うべきだと主張しています。Parlerは暴力的なコンテンツやヘイトグループに関わる投稿を理由に、 recently App Storeから削除されました。AppleInsiderによると、カリフォルニア州北地区連邦地方裁判所に提出された訴状では、AppleがTelegramをダウンロード可能な状態のまま放置していることが問題視されています。
Telegramの排除を求める法的措置
元駐米大使マーク・ギンズバーグ(Marc Ginsberg)氏とCSWによって提出されたこの訴訟は、AppleがTelegramが「公衆を威嚇し、脅迫し、強制する」目的で使用されていることを認識しながら対応しなかったと非難しています。訴状では、ジョー・バイデン大統領の就任式を前に、同アプリが「極端な暴力の調整と扇動」に利用されているとも主張しています。「一部のユーザーは、フォロワーに対し、ワシントンでの2回目の抗議活動の計画を撤回し、全国で奇襲攻撃を行うよう呼びかけている」と記載されています。
原告側は、Appleが「Parlerに対して取った措置に匹敵する行動」をTelegramに対して一切取らなかったことを責めています。さらに訴状では、Appleがガイドライン違反を理由にFortniteをApp Storeから即座に削除した経緯も引き合いに出されています。
こうした中、原告側は損害賠償に加え、TelegramがAppleの規則を遵守するまで同アプリをApp Storeから削除するよう命じる差し止め命令の発付を求めています。
解決が難しい問題
2020年7月、CSWは、Telegramがネオナチや白人至上主義グループの間で特に人気を集めており、彼らが米国や欧州で誤情報や人種対立を広めるためにこのソフトウェアを利用してきたと指摘しました。ギンズバーグ氏は、「過激派による暴力を扇動する」役割を果たしているとして、Appleのティム・クック(Tim Cook)CEOに書簡を送り、App Storeからの恒久的な削除を求めたこともあります。
実はAppleは過去にも、さまざまな問題を理由にTelegramを複数回削除したことがあります。とはいえ、CSWにはAppleのような企業を訴えるのではなく、Telegram自身にコンテンツモデレーション方針の改善を促す、より建設的な方法を模索すべきではないでしょうか。
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