iCloudより優れた選択肢はある?Appleユーザーにおすすめの6つのクラウドサービス
「Appleのオンラインサービスはイマイチ」という不満は、ネット上でよく耳にします。そして、それには一理あります。Appleは素晴らしいハードウェアとソフトウェアを作る一方で、インターネットサービスやクラウドが絡むと、同社の厳格な製品開発アプローチが裏目に出てしまうのです。
ある意味では、Appleを優れたハードウェア・ソフトウェア企業たらしめている要素こそが、クラウド分野での弱点につながっています。
あなたもおそらく、意識せずともさまざまな形でiCloudを利用しているはずです。もし機能の少なさや信頼性に不満を感じたことがあるなら、以下で紹介する代替サービスを検討してみてください。
1. iWork for iCloud
AppleのiWorkスイート(Pages、Numbers、Keynote)は無料で使えるようになり、デザインと機能面で優れたプレゼンテーション・ドキュメント作成ツールです。しかし、共同編集やブラウザでの利用となると、力不足が露呈します。
文書の共同編集なら、Googleの「Docs」「Sheets」「Slides」の方がはるかに優れています。また、「Quip」や「Dropbox Paper」もドキュメント共同編集の選択肢として検討する価値があります。
2. iCloud Drive
iOSアプリにiCloudアカウントへのアクセスを許可したことがあれば、そのアプリはファイルをiCloud Driveに保存しているはずです。iCloud DriveはApple版Dropboxのようなものですが、かなり基本的な機能しか備えていません。
MacではFinderのサイドバーにあるショートカットから、iOSではiCloud Driveアプリから、保存されたファイルやフォルダにアクセスできます。
iCloud Driveからの乗り換えを検討すべき主な理由は以下の3つです。
- 透明性の欠如 — Mac版iCloud Driveは同期の状況を表示せず、同期を手動で一時停止・停止する方法もありません。
- 貧弱な共有機能 — ウェブ経由で誰とでも手軽にファイルを共有する仕組みが整っていません。
- 信頼性の低さ — iCloud同様、iCloud Driveも十分に信頼できるとは言い切れません。
最良の代替手段はDropboxです。僅差でGoogle Driveが続きます。
3. メモ(Notes)
Appleの「メモ」は、iCloudを使ってデバイス間で同期される標準のメモアプリです。基本機能ながら堅実ですが、iOSとMacの両方で最新OSを使用していない場合など、同期に奇妙な不具合が発生することがあります。
より信頼性の高い同期を求めるなら「Bear」(同期には有料サブスクリプションが必要)がおすすめです。多機能さを重視するなら「Evernote」、無料の選択肢としてはMicrosoftの「OneNote」も優秀です。
さらに、Dropboxで同期するテキストやMarkdownファイルをベースにした独自のメモシステムを構築するのも一案です。MacとiOSでDropbox対応のメモアプリ(Ulysses、Byword、iA Writerなど)を使えば、同期の透明性とコントロールを確保できます。
4. リーディングリスト
「リーディングリスト」はSafariに組み込まれた、シンプルな「後で読む」機能です。記事を追加すると、接続されているすべてのAppleデバイスにオフラインで保存され、リーダーモードを使えば気が散らない環境で記事を読めます。
実はリーディングリストは、サードパーティ製アプリ「Pocket」にインスピレーションを得たものです。多くの点でPocketの方が優れており、Chrome、Android、Windowsなど、あらゆるプラットフォームでアプリや拡張機能が利用できます。表示オプションの豊富さに加え、テキスト読み上げ機能やパーソナライズされたおすすめフィードも魅力です。
5. iCloudキーチェーン
iCloudキーチェーンは、SafariとiCloudを使ってパスワードを保存・同期するAppleの仕組みですが、複雑で分かりにくいのが難点です。データベースの問題が起きたり、キーチェーンのパスワードを忘れて他のデバイスへ同期できなくなったりと、シームレスとは程遠い経験をする人も多いでしょう。
macOSを初期化・再インストールする際に、iCloudキーチェーンを透過的かつ確実にバックアップ・復元する方法も見つけにくいのが現状です。
パスワードや個人情報という重要なデータを扱う以上、透明性とコントロールが最優先されるべきです。だからこそ「1Password」(または「LastPass」)の使用をおすすめします。1Passwordは完全にローカルで動作するパスワード管理ソリューションで、暗号化されたファイルをDropboxで同期すれば、さらにセキュリティを強化できます。
1PasswordはMac、iOS、Android向けアプリを提供しています。クラウドベースの無料ソリューションをお探しなら、LastPassも検討する価値があります。
6. iCloud写真ライブラリ
iCloud写真ライブラリはApple純正の写真バックアップ・同期サービスです。すべてのデバイスから写真を自動的にiCloudへバックアップし、デバイスの容量が逼迫したときには、iCloudにバックアップ済みの古い写真を自動削除して空き容量を確保する賢い機能も備えています。
しかし、いかにもAppleらしいことに、この仕組みには透明性がありません。バックアップを手動で開始することはできず、一時停止することさえ不可能です。
写真バックアップサービスには多くの選択肢がありますが、最良の選択はGoogleフォトです。圧縮された写真を無料で無制限にアップロードでき、魅力的な機能が満載です。Appleの写真アプリと同様に、写真内の物体や風景を検索でき、共有アルバムも簡単に作成できます。
モバイルやウェブからコレクションを手軽に管理でき、同期プロセスも完全に自分でコントロールできる点が大きな強みです。
iCloudを使い続けるべき理由
iCloudのメールアドレスが主要な連絡手段になっているなら、もちろん使い続けるべきです。Appleエコシステムに深く浸かっているなら、連絡先やカレンダーの同期にもiCloudを使い続けて問題ありません。
さらに、iMessageを含むiOSデバイスのバックアップのように、実質的にiCloudでしか実現できない機能もあります。これには本当の意味での代替手段が存在しないのです。
あなたはまだiCloudを使っていますか?データ同期に使っているプラットフォームは何ですか?ぜひコメント欄で教えてください。
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