Microsoft Officeの代わりにiWorkを使うべき5つの理由
Appleの「iWork」スイートは、Microsoft Officeの影に隠れがちな存在です。Word、Excel、PowerPointは業界標準として広く定着しており、多くの人にとって「使うのが当たり前」のアプリとなっています。しかし、だからといってMicrosoft OfficeがiWorkより優れているとは限りません。
実際、Appleのオフィススイートには、Officeにはない大きなメリットがいくつもあります。完全無料で使えて、操作も簡単、さらにiCloudでシームレスに同期できるのです。Officeのベテランユーザーでも、まったくの初心者でも、iWorkは十分に検討する価値があります。
それでは、iWorkとOfficeを比較してみるべき理由を詳しく見ていきましょう。
1. iWorkは完全無料
大学や職場で無料でOfficeを使えるなら問題ないかもしれませんが、フリーランスや趣味で文書作成をする人など、日常的にこうしたアプリを利用する人にとって、価格は大きなポイントになります。
Microsoftもアプリを無料で提供してはいますが、多くの場合、機能に制限がかかります。たとえばMac用のMicrosoft Wordをダウンロードしても、ドキュメントの編集や新規作成はできず、既存ファイルの閲覧のみ可能です。すべての機能を解放するには、年額70ドル(約1万円)から始まるOffice 365サブスクリプションが必要になります。
もちろん、Office 365に加入すればOutlook、Publisher、Accessといった他のアプリも使えるようになりますが、これらのニッチなアプリを本当に必要としている人は少数派です。
一方、iWorkスイートはAppleデバイスであれば完全無料かつ制限なしで利用できます。機能制限は一切なく、さらには古いApple製品の所有者に対しても、iWorkの無料ダウンロードを提供しているほどです。
2. すっきりとしたクリーンなインターフェース
Word、Excel、PowerPointは非常に強力なツールである反面、そのインターフェースは無数のオプションやメニューでぎっしりと埋め尽くされています。パワーユーザーにとっては、あらゆる設定に素早くアクセスできるため便利ですが――
私たちのほとんどは、そこまで多くのオプションを必要としていません。
参考文献の管理、テキスト要素の細かい調整、数式の入力などは、一般的なオフィススイートのユーザーが日常的に使うものではありません。そうした余分な機能のせいで、画面はごちゃごちゃと散らかってしまい、作業の妨げになりがちです。
Apple iWorkはこうした雑多な要素を大胆に排除し、Microsoft Officeよりもクリーンな見た目を実現しています。余計なものを取り除くことで、集中して作業できる落ち着いた環境が生まれ、iWorkはMac上の他のアプリと同じように直感的に操作できます。
たとえばPagesウィンドウの上部には、「挿入」「表」「グラフ」「テキスト」「図形」「メディア」「コメント」のボタンが並んでいるだけ。ワープロに必要な機能はほぼこれで揃っています。NumbersやKeynoteも同様にシンプルな構成です。
Apple iWorkとMicrosoft Officeを並べて比較すると、その違いの大きさに驚かされるはずです。iWorkの方がはるかにすっきりしていて、見た目にも心地よいのです。しかも、Officeにある設定の多くはiWorkにもちゃんと用意されており、単に「フォーマット」サイドバーの中にしまわれているだけなのです。
3. iCloudへの同期とデバイス間のHandoff
Microsoft OneDriveとApple iCloudには多くの共通点があります。どちらもOfficeやiWorkのドキュメントをクラウドに同期でき、最新版が常にオンラインで利用可能になります。任意のデバイスやWebブラウザからアクセスできる点も同じです。ただし、iCloudには、ソフトウェアからハードウェアまで、すべてのApple製品に深く統合されているという決定的な強みがあります。
Pages、Numbers、KeynoteのドキュメントをすべてiCloudに保存できるだけでなく、あるAppleデバイスから別のデバイスへ「Handoff」機能で作業を引き継ぐこともできます。iPhoneで書きかけの書類をMacに渡し、さらにiPadへ――と、途切れることなく作業を続けられるのです。「保存」ボタンを押す必要すらありません。
このシームレスな統合は、ユーザーがどんなデバイスの組み合わせを使っているか予測できないMicrosoftにとって、簡単には真似できない領域です。
現在、多くの人が複数のデバイスを行き来しながら仕事をしています。だからこそ、手間なくデバイス間を切り替えられることは大きなメリットになります。これもiWorkがMicrosoft Officeよりもユーザーフレンドリーなオフィススイートだと言われる理由の一つです。
4. コラボレーションと共同編集
どちらのスイートもリアルタイムでの共同編集に対応しているため、離れた場所にいる仲間と一緒にドキュメントを仕上げられます。Apple iWorkとMicrosoft Officeを比べると、機能が非常によく似ているため、どちらが優れているかは一概には言えません。
いずれのオフィススイートでも、画面の「共有」または「共同作業」ボタンをクリックして、連絡先にドキュメントへの招待を送信します。相手はあなたのドキュメントをリアルタイムで編集でき、その変更内容はあなたの画面にも即座に反映されます。
これは非常に価値のある機能であり、iWorkに乗り換えてもこの利便性が損なわれないことを知っておけば安心です。ただし注意点として、共同作業する相手も同じアプリを使っている必要があります。たとえば、iWorkからOfficeへ直接コラボレーションすることはできません。
とはいえ、iWorkはあらゆるApple製品で無料で使えるため、むしろ共同作業できる相手を見つけやすいという側面もあります。
さらにiWorkには、さまざまな共有機能が標準で組み込まれています。「共有」メニューからiCloudリンクを作成したり、メッセージアプリでドキュメントを送ったり、AirDropで近くのデバイスに転送したりできます。最初は地味に思えるかもしれませんが、Macユーザーとの協働が多い人なら、必ず活躍する機能です。
5. Microsoft Officeとの高い互換性
Microsoft Office以外のアプリを使うとき、誰もが気になるのが互換性の問題です。周りの人はまだOfficeを使っているでしょうから、自分のアプリは.docや.docxファイルを正しく扱えるのか?――以前は、ここがApple iWorkスイートの大きな弱点でした。
しかし、今はもう違います。
iWorkアプリの互換性は長年の改良を経て大きく進化しました。現在では、標準的なOffice形式のファイルを開いて、編集し、保存することができます。デフォルトではiWork独自の拡張子(.pages、.key、.numbers)が使われますが、.doc、.docx、.xls、.xlsx、.ppt、.pptxのほか、.pdf、.csv、.htmlなどの形式で保存することも可能です。
フォントの欠落や書式の微妙なずれに遭遇することはありますが、深刻なトラブルにつながることはまずありません。さらに、Pagesで.docxドキュメントにコメントを追加することもでき、そのコメントはWordユーザー側でもMicrosoft Officeで問題なく読めます。
この点でiWorkが持つ大きな利点は、Officeと違ってiWork形式でも保存できる選択肢があることです。つまり、送り先の相手にとって最も都合のよい形式を選んで、いつでもファイルを共有できるのです。
乗り換えてみませんか?
iWorkを使ったことがない方も、しばらく遠ざかっている方も、ぜひ一度試してみる価値があります。Microsoft Officeよりもクリーンで互換性が高く、複数デバイスでの使い勝手にも優れています。よほどヘビーなパワーユーザーでない限り、失われる機能を残念に感じることはないでしょう。
Pages、Numbers、Keynoteには、意外と知られていない便利機能がたくさん隠れています。Microsoft Officeからの乗り換えを決めたら、Apple iWorkを最大限に活用するためのヒントも、あわせてチェックしてみてください。
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