iPhoneからiPhoneへ連絡先を転送する5つの方法【初心者向け完全ガイド】
新しいiPhoneを購入したばかりでも、職場から支給された場合でも、最初に行うべきことは連絡先の移行です。iPhoneからiPhoneへの連絡先の転送方法は複数あり、どれを選べばよいのか迷ってしまうこともあるでしょう。
新しいiPhoneへのデータ移行には、クイックスタートを使う方法、バックアップから復元する方法、iCloudで連絡先だけを同期する方法、AirDropで個別の連絡先を共有する方法などがあります。
この記事では、それぞれの連絡先転送方法の使い方をわかりやすく解説します。
1. クイックスタートで新しいiPhoneに連絡先を移行する
真っさらなiPhoneを手に入れたばかりなら、初期設定の際に古いiPhoneから連絡先やその他すべてのデータをまとめて転送できます。Appleはこれを「クイックスタート」と呼んでおり、できるだけ早く新しいデバイスを使い始められるようにするための機能です。実は、初期設定時にはAndroidデバイスからデータを移行することも可能です。
クイックスタートは、古いiPhoneから新しいiPhoneへ、連絡先を含むすべてのデータを転送します。連絡先だけを転送したい場合は、後述のiCloudの方法(3番)までスキップしてください。
iCloudバックアップがある場合は、重要なデータだけをすぐに転送し、残りはWi-Fi経由でバックグラウンドで復元することもできます。つまり、約15分後には連絡先が入った状態でiPhoneを使い始められるのです。
あるいは、初期設定中にすべてのデータを直接転送することも選べます。元のiPhoneのデータ量によってはかなり時間がかかりますが、高速なインターネット回線や直近のiCloudバックアップに依存しなくて済むのがメリットです。
なお、クイックスタートは新しいiPhoneの初期設定中にしか利用できません。すでに設定が完了している場合は、他の方法で連絡先を転送してください。
どうしてもやり直したい場合は、「設定 > 一般 > 転送またはiPhoneをリセット > すべてのコンテンツと設定を消去」から工場出荷時の状態に戻すことも可能です。この場合、新しいiPhone上の既存データはすべて失われますが、クイックスタートを再度利用できるようになります。
クイックスタートの手順:
新しいiPhoneの電源を入れ、古いiPhoneの隣に置きます。古いiPhoneに「Apple IDを使って新しいiPhoneを設定しますか?」というメッセージが表示されるはずです。正しいアカウントが表示されていることを確認し、「続ける」をタップしましょう。
新しいiPhoneの画面に渦巻き模様が表示されたら、古いiPhoneのカメラでそれをスキャンします。次に、新しいiPhoneで古いiPhoneのパスコードを入力し、画面の指示に従えば、設定と連絡先の転送は完了です。
2. バックアップから新しいiPhoneに復元する
元のiPhoneを下取りに出したり、売却したり、譲ったりしてしまった場合、クイックスタートは使えません。ただし、既存のバックアップがあれば、連絡先やその他のデータを新しいiPhoneに復元できます。
この方法が使えるのは、元のiPhoneを手放す前にバックアップを作成していた場合のみです。まだ手元にあるなら今すぐバックアップを作成することもできますが、その場合は前述のクイックスタートの方が簡単でしょう。連絡先だけを転送したい場合は、やはりiCloudのセクションへスキップしてください。
新しいiPhoneで画面の初期設定の指示に従い、「Appとデータ」ページまで進みます。そこから、元のiPhoneのバックアップ場所に応じて「iCloudバックアップから復元」または「MacまたはPCから復元」を選択します。
iCloudの場合: 元のiPhoneで使用していたApple IDでサインインし、最新のバックアップを選んで復元します。インターネット速度にもよりますが、すべてのコンテンツの復元には数時間かかることがあります。
Mac・PCの場合: 元のiPhoneをバックアップしたときに使ったパソコンに新しいiPhoneを接続します。iTunesまたはFinderを開き、iPhoneの概要ページで「バックアップを復元」をクリックします。復元するバックアップを確認し、すべてのデータが転送されるのを待ちましょう。
3. iCloudでiPhone間の連絡先を同期する
iPhoneから別のiPhoneへ連絡先を転送する最も簡単な方法は、両方のデバイスを同じiCloudアカウントに接続することです。iCloudを使えば、Appleデバイス上のさまざまなデータをバックアップ・同期できます。連絡先の同期をオンにすると、iPhoneがすべての連絡先データをiCloudにアップロードし、iCloudがそれを他のデバイスへ配信します。
iCloudでは連絡先ライブラリ全体を同期することしかできません。ただし、前の2つの方法と違い、他のデータを新しいiPhoneに転送する必要はないのが魅力です。一部の連絡先だけを転送したい場合は、次のセクションへ進んでください。
まず、両方のiPhoneがWi-Fiに接続され、同じApple IDでサインインされていることを確認します。「設定 > [あなたの名前]」を開くと、画面上部にApple IDのユーザー名が表示されます。必要に応じて下にスクロールして「サインアウト」をタップし、正しいアカウントでサインインし直してください。
両方のiPhoneで恒久的に同じApple IDを使いたくない場合でも問題ありません。連絡先を転送する間だけ同じアカウントに変更すればOKです。後でiCloudからサインアウトするときに、iPhone上に連絡先のコピーを残すことも選択できます。
両方のiPhoneが同じアカウントでサインインできたら、「設定 > [あなたの名前] > iCloud」に進み、「連絡先」をオンにします。オプションが表示されたら、iPhoneの連絡先とiCloudを「統合」することを選びます。連絡先はまず元のiPhoneからiCloudにアップロードされてから新しいiPhoneへ転送されるため、元のiPhone側から先に同期するのがポイントです。
連絡先がアップロードされ、新しいiPhoneに同期されるまで、十分な時間を確保しましょう。
4. FinderまたはiTunesで連絡先グループを転送する
空き容量不足や通信速度の遅さなど、何らかの理由でiCloudが使えない場合は、代わりにパソコンを使って連絡先を同期できます。さらにこの方法なら、アドレス帳全体ではなく、連絡先グループ単位で転送対象を選べるのも大きなメリットです。
なお、iPhoneでは連絡先グループを作成できないため、パソコンでiCloud.comを開き、そこの「連絡先」アプリから新しいグループを作成する必要があります。作業を始める前に、同期したいグループを整理しておきましょう。
事前に必要なもの:
- 最新版のiTunesがインストールされたPC、またはmacOS Catalina以降のMac(Finderを使用)
- iPhone付属の充電ケーブル(Lightning/USB-Cケーブル)
また、両方のデバイスでiCloud設定の「連絡先」をオフにしておく必要があります。「設定 > [あなたの名前] > iCloud」から行えます。オプションが表示されたら、iPhoneに連絡先を残すことを選んでください。
同期の手順:
パソコンで「iTunes」または「Finder」を開き、充電ケーブルで古いiPhoneを接続します。求められたら、iPhoneとパソコンの両方で接続を「信頼」することに同意します。
iTunesでは左上隅のiPhoneアイコンを、Finderではサイドバーから自分のiPhoneを選択します。次に「情報」ページへ移動しましょう。
「[デバイス名]に連絡先を同期」のオプションをオンにし、転送したい連絡先グループを選択します。「適用」をクリックし、続けて「同期」をクリックして、処理が完了するのを待ちます。
その後、新しいiPhoneをパソコンに接続し、同じ手順を繰り返せば連絡先の転送は完了です。
5. AirDropなどで個別の連絡先を転送する
1件だけ、または少数の連絡先だけを新しいiPhoneに転送したい場合もあるでしょう。そんなときは、AirDrop、メッセージ、メールなどのサービスを使って個別の連絡先を共有するのが便利です。
iPhoneの「電話」または「連絡先」アプリで共有したい連絡先を見つけます。連絡先情報ページを下にスクロールし、「連絡先を共有」をタップしてください。
シェアシートが表示されるので、好みの共有方法を選んで新しいiPhoneへ送信します。受信側の新しいiPhoneで転送を「承諾」し、連絡先を保存すれば完了です。
AirDropを使う場合の注意点:
AirDropで連絡先を転送する際は、受信側のiPhoneが「すべての人」からAirDropを受け取れるように設定しておきましょう。新しいiPhoneのコントロールセンターを開きます(iPhone X以降では画面右上から下にスワイプ、iPhone 8以前では画面下部から上にスワイプ)。
次に、「機内モード」と「Wi-Fi」アイコンのある左上のブロックを長押しすると、「AirDrop」ボタンが現れます。そこから、AirDropで自分のデバイスを誰に見せるかを選択できます。
おまけ:古いiPhoneを手放す前に必ずデータを消去しよう
連絡先の転送が完了したら、古いiPhoneを手放す予定があるなら、必ずすべてのコンテンツとデータを消去しておきましょう。これは個人情報を守るために非常に重要なだけでなく、新しい持ち主がスムーズに初期設定できる状態にしておくことにもつながります。
iPhoneを工場出荷時の状態に戻す方法はいくつかあります。作業自体は通常数分で完了し、後々のアクティベーションロックやセキュリティのトラブルを未然に防げます。
なお、iPhoneからAndroidへ乗り換える予定がある方は、「iPhoneからAndroidへの連絡先の移行方法」の記事もぜひ参考にしてみてください。
-
iPhoneからiPhoneへメッセージを転送する4つの方法【iCloud・iTunes・AirDrop対応】
「新しいiPhone 13を購入しました。iPhone 7 Plusからデータを移行したいのですが、連絡先や写真は移せたものの、メッセージの転送がうまくいきません。どうすればいいでしょうか?」これは最近あるユーザーから寄せられた実際の質問です。連絡先やカメラロールのデータ移行は比較的簡単ですが、いざメッセージとなると戸惑う方は少なくありません。メッセージには仕事のやり取りや個人的な会話など、失いたくない大切な情報がたくさん含まれています。だからこそ、機種変更の際には適切な方法で確実に引き継ぐことが重要です。この記事では、iPhoneから別のiPhoneへメッセージを転送するための、シンプルかつ
-
AndroidからiPhoneへ連絡先を移行する3つの方法|SIMカード・Google・iTunesの手順を解説
AndroidからiPhoneへの乗り換えを検討しているなら、必要なデータのバックアップは欠かせません。中でも「連絡先」は絶対に失いたくない情報のひとつでしょう。もし連絡先を失ってしまえば、電話番号やメールアドレスを1件ずつ手入力し直す羽目になりかねません。しかし、工夫次第で手間を最小限に抑え、一度の操作で移行を完了させる便利な方法がいくつも存在します。 AndroidからiPhoneへ連絡先を移行する3つの方法 方法1:SIMカードを使う SIMカードを利用するのは、プラットフォームを跨いでも連絡先を失わずに済む、最もシンプルな方法のひとつです。Android側で連絡先をSIMカードにバッ