写真を削除したのにiPhoneのストレージが空かない?7つの対処法
iPhoneユーザーなら誰もが一度は遭遇する厄介な通知、それが「iCloudストレージがいっぱいです」という警告です。この通知が表示されると、クラウドバックアップや写真のアップロードができなくなってしまいます。
通知が出るたびに、ストレージを整理しようと写真を削除する方が多いでしょう。しかし、写真を消したはずなのに、iCloudストレージ(またはiPhone本体のストレージ)を見ると、まだ写真が大量の容量を占めていることがあります。
この問題にはいくつかの解決方法があります。ひとつずつ見ていきましょう。
1. 「最近削除した項目」フォルダを確認する
この問題のよくある原因のひとつが、写真アプリ内の「最近削除した項目」アルバムです。このアルバムでは、削除してから最大30日間は写真や動画を復元できるようになっています。パソコンのゴミ箱と同じように、うっかり削除した場合のためのセーフティネットとして機能します。

つまり、削除したデータはしばらくの間端末上に残り、iCloudにも同期されたままになるのです。「最近削除した項目」は写真アプリのかなり下の方にあるため、このフォルダを空にし忘れる人が多いのが実情です。
そのため、iCloudストレージの「写真」の項目が依然として多くの容量を使っている場合は、まず「最近削除した項目」内の写真を完全に削除しましょう。将来また必要になる可能性に備えて、事前に別の場所へバックアップしておくことをおすすめします。
このフォルダを空にしても問題が解決しない場合は、以下の方法を順番に試してみてください。
2. iPhoneを再起動する
システムの再起動は、さまざまなバグやエラーに対する定番の解決策です。大量のメディアファイルを削除した後は、必ずiPhoneを再起動しましょう。一時的な不具合によって空き容量が正しく表示されていないケースなら、再起動で解消されることが期待できます。
3. 日付と時刻を変更して隠れた古い写真を表示させる
この方法の正確な仕組みは明らかになっていませんが、過去に削除したはずのメディアが、非表示ファイルとして端末に残ってしまうケースが実際にあります。こうしたファイルは存在に気づけず、カメラロールにも表示されません。
この方法は、そんな「幽霊ファイル」をあぶり出してストレージを取り戻すための有効なワークアラウンドです。手順は以下の通りです。
- 設定を開き、一般を選択します。
- 日付と時刻を選択します。
- 自動設定がオンになっているはずなので、オフに切り替えます。
- 下の欄から日付と時刻を手動で変更できます。少なくとも1年以上前の日時を選びましょう。
- 設定が完了したら、写真アプリを開いて、「最近の項目」や「最近削除した項目」を含むすべてのアルバムを確認します。
- 再表示された項目をすべて選択して削除します。何も表示されない場合は、さらに1〜2年前に戻して再度確認してみてください。



再表示された「幽霊ファイル」を削除すれば、端末やiCloudの余分な容量を解放できるはずです。作業が終わったら、日時の設定を必ず「自動」に戻しておきましょう!
4. iCloud同期をオフにする(バックアップ完了後に)
iCloud写真を使うと、iPhoneの写真が自動的にiCloudへアップロードされます。便利で写真の保護にも役立つ機能ですが、その分iCloudの容量を圧迫する原因にもなります。
写真が見えない形で容量を食べてしまう問題への応急措置として、iCloud写真を一時的にオフにするのも有効です。写真の同期が止まり、これ以上容量が増えるのを防げます。
作業中に写真を失わないよう、先にiPhoneのバックアップを取っておきましょう(iCloudの空き容量が足りない場合はパソコンへのローカルバックアップで)。その上で、iCloud写真をオフにする手順は以下の通りです。
- 設定を開き、一番上のApple IDプロフィールを選択します。iCloud→写真と進みます。
- iCloud写真のスイッチをオフにします。「マイフォトストリームにアップロード」も利用可能ならオフにできますが、こちらはiCloud容量にはカウントされないため、必須ではありません。


5. iPhoneの写真を最適化してストレージを節約する
常に写真がiPhone本体のストレージを圧迫しているなら、最適化オプションが便利です。この機能を有効にすると、端末内に保存されるメディアの解像度が下がり、代わりにフル解像度のコピーがiCloudに保持されます。
元の画像を削除することなくストレージを節約できる便利な機能です。写真の最適化がオンになっているか確認するには、以下の手順を実行してください。
- 設定 > 写真を開きます。
- iPhoneのストレージを最適化にチェックが入っていることを確認します。


6. iPhoneを出荷時状態にリセットする
上記の方法をすべて試しても、存在しないはずの写真がストレージを占有し続ける場合は、iPhoneの完全なリセットを検討しましょう。思い切った手段ですが、容量表示の不具合を引き起こす根深い問題を解消できる可能性があります。
前述の通り、リセット前に必ずデバイスのバックアップを取り、リセット後にデータを復元できるようにしておいてください。工場出荷状態へのリセットを行うと、スマホ内のすべてのデータが消去されます。
iPhoneをリセットする手順は以下の通りです。
- 設定 > 一般と進みます。
- 下にスクロールして転送またはiPhoneをリセットをタップします。
- オプションの一覧からすべてのコンテンツと設定を消去をタップします。
- 選択を確認すると、iPhoneが工場出荷時の状態に戻ります。



リセット後はしばらくスマホを使ってみて、写真のストレージ使用量が正常に戻るかどうか確認しましょう。
7. Appleサポートに問い合わせる
すべての方法がうまくいかないときは、Appleに相談しましょう。工場出荷状態へのリセット後も問題が続くなら、深刻な不具合の可能性があるため、Appleによるプロフェッショナルなサポートを受けるべきです。
AppleサポートのWebサイトからオンラインで問い合わせることもできますし、最寄りのApple Storeに出向いて専門スタッフに相談することも可能です。有効な保証があれば、大きな問題が発生した際に対応してもらいやすくなります。
今後のためにストレージを上手に管理する方法
今回のエラーは一度きりの問題だったかもしれませんが、将来的に再発する可能性もあります。こうしたトラブルの影響を最小限に抑えるには、日頃からストレージを管理しておくことが大切です。ストレージが満杯になるのを避ける工夫をしておきましょう。
iCloudと本体ストレージの両方を長期的に管理するための方法には、次のようなものがあります。
- 使わなくなったアプリを定期的に削除する
- iCloudストレージのプランをアップグレードして容量を増やす
- 古いメッセージや重要でない会話を削除する
- 写真アプリの「最近削除した項目」をこまめに空にする
- 容量を大きく消費しているアプリをオフロードする
- iCloud写真を使っていないならオフにする(他のサービスでの写真バックアップも検討)
関連記事:iCloudのストレージ容量を空ける方法
iPhoneのストレージに余裕が戻りましたね
iOS 14で多くのユーザーが経験したこのiPhone・iCloudストレージのエラーは、間違いなく悩みの種です。幸い、回避する方法はいくつかあります。ここで紹介した方法で、写真のストレージ使用量を正常な状態に戻せたなら幸いです。
そして、日頃からストレージを整理しておけば、仮に同じ問題が再発しても影響を最小限に抑えられます。
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