MacBookのストレージを増やす6つの方法【外付けHDDからクラウドまで完全解説】
「Macを購入するときにストレージ容量をケチって少しでも安く済ませようとしたけれど、今ではその決断を後悔している……」そんな経験はありませんか?幸いなことに、Macのストレージを増やすために、新しくコンピュータ一式を買い替える必要はありません。
Appleのハードウェアは長持ちするように作られています。あなたのMacにはまだ何年も使える寿命が残っているはずです。この記事では、低コストで手軽な方法から本格的な方法まで、MacBookのストレージを拡張するさまざまな選択肢をご紹介します。
1. 外付けハードディスク(HDD)
すでに外付けハードディスクをお持ちの方も多いのではないでしょうか。Time Machineでのバックアップ先として便利ですが、バックアップ用ディスクをパーティション分割して、通常のドライブとして使うことも可能です。比較的安価なストレージ機器でありながら大容量を誇り、以前と比べて格段に小型化されています。さらに、最近の製品の多くは別途電源アダプタを必要としません。
ただし、外付けストレージのサイズと価格は年々低下しているものの、HDDは依然として壊れやすく、速度も遅いという弱点があります。ハードディスクはアームとプラッタという機構を採用しているため、「スピンアップ」に時間がかかり、機械的な故障が起きやすい構造です。落下にも弱く、持ち運ぶ必要があるうえ、Macの限られたUSBポートを1つ占有してしまいます。
また、新しいMacBookでは、USB-C対応のドライブを持っていない限り、USB-C変換アダプタが必要になる場合もあります。
外付けドライブへのデータ保存は、特定の用途には最適です。例えば、ライブラリに含めない大型メディアファイル、アーカイブした書類やプロジェクトファイル、RAW写真、バックアップ、ディスクイメージなどの保管に向いています。
基本的な外部ストレージのニーズであれば、Western Digitalの「Elements」(USB 3.0)のようなシンプルな製品で十分でしょう。どの製品を選ぶ場合でも、少なくともUSB 3.0に対応していることを確認してください。
まとめ: 外付けHDDは低速ながら、大容量ストレージを低コストで追加できるコスパ重視の選択肢です。ただし持ち運びが必要で壊れやすいため、バックアップ・アーカイブ・自宅利用専用として使うのが賢明でしょう。
2. Thunderbolt RAIDシステム
ThunderboltはAppleとIntelが共同開発した超高速インターフェースです。パッシブ型のUSB規格とは異なりアクティブケーブルを採用しており、はるかに大きな帯域幅を実現できます。そのため、外部ストレージ上のファイル転送やアクセスに理想的な規格となっています。
RAIDは2台以上のドライブを組み合わせた柔軟なストレージソリューションです。RAIDを活用すれば、全ファイルのフェイルセーフなミラーを作成したり、複数のドライブを1つのボリュームに統合したり、ファイルを複数のドライブに分散させて読み書き速度を向上させたりできます。LaCieの「2big」のようにドライブが同梱された製品もあれば、筐体のみが販売され、ドライブは自分で調達するタイプの製品もあります。
ThunderboltとRAIDの組み合わせは、複数のフルサイズHDDを収容できるベイを備えた、新しいタイプの外付けドライブを生み出しました。予算に余裕があるなら、SSDを搭載することでさらに高速化できます。ほとんどの製品はプラグ&プレイに対応しており、選べる容量も非常に豊富です。
まとめ: 信頼性の高いバックアップ環境や超高速ストレージを求めるなら、RAIDが最適です。ただし、選ぶシステムによってはこのリストの中で最も高価になる可能性があります。また、ポータブル外付けドライブより大幅に大きいため、デスクに常設する運用が前提となります。
3. SDカード
MacBookのストレージを拡張するもうひとつの方法が、本体のSDカードスロットを活用することです(SDスロット搭載モデルの場合)。SDカードは今や非常に手頃な価格になっており、SanDisk Extreme Pro 256GB SDXCのような大容量カードでも、気軽に購入できる価格帯です。
ただし注意点があります。最新のSDスロット搭載MacBookでは、カードが本体にフラッシュ(面一)に収まらず、側面から突き出た状態になります。見た目の問題だけでなく、ぴったり合うカバンにMacBookを収納する際、衝撃によってポートやSDカードが破損するリスクもあるため、あまり理想的とは言えません。
とはいえ、少し注意して扱えば、SDカードは手頃な価格で実用的なストレージを提供してくれます。購入時は、読み書き速度が速いカードを選ぶようにしましょう。
まとめ: 費用に応じてそこそこの転送速度が得られる、手軽で安価なアップグレード方法です。手間のかかる作業は一切不要ですが、「大容量・高速・低価格」のSDカードを選ぶか、見た目の美しさを優先するか、トレードオフを考慮する必要があります。
4. 内蔵SSDのアップグレード
現在のすべてのMacBookには、機械式ハードディスク(HDD)ではなく、ソリッドステートドライブ(SSD)が搭載されています。SSDには可動部品がないため、旧来の技術よりもはるかに耐久性が高く、速度も格段に速くなっています。実際、古いMacにSSDを搭載することは、マシンを新品同様の快適さに蘇らせる最良の方法のひとつです。
すでにSSDを搭載している場合、新しいSSDへの交換で速度は大きく向上しません。しかし、購入当時よりも大容量ドライブがずっと手頃な価格になっている今、ストレージ容量の増加は十分に価値があるでしょう。数年前には考えられなかった価格で、1TBのSamsung 860 EVO SSDが入手できます。
また、MacBookを最終的に処分する際には、取り外した旧SSDを他のPCやポータブルケースで再利用できます。だからこそ、予算の許す限り最大容量のモデルを購入することをおすすめします。
注意: アップグレードにはノートPCの筐体を開ける作業が伴うため、保証が無効になる可能性があります。さらに、最新のMacBookモデルではSSDがロジックボードにはんだ付けされており、事実上アップグレード不可能です。購入を決める前に、お使いのモデルがアップグレード対応かどうか必ず確認してください。
多くの場合、ノートPCのストレージ交換に必要なものすべてが揃ったアップグレードキットが販売されており、説明書や動画ガイド付きのものもあります。Instructablesのガイドは多くのApple製ノートPCに共通して役立ちますが、モデルごとの細かな違いには留意してください。Other World Computing(Owc)のように、モデルと年式ごとにキットを分けて販売している店舗を選べば、誤購入のリスクも大きく減らせます。
アップグレード作業には、新しいSSD、ノートPCに適合するドライバーセット、そして旧ドライブのクローン作成用となる外付けドライブまたはエンクロージャが必要です。
まとめ: 実行できる中で最速のストレージアップグレード方法です。対応機種であれば作業は手間がかかるものの比較的簡単で、MacBookと一緒にどこへでも持ち運べる高速ストレージが手に入ります。ただし、新型モデルでは実行できません。
5. ネットワークストレージ(NAS)
MacBook本体に直接ストレージを追加する以外にも、自宅にある既存のストレージ資源を活用する方法があります。追加購入なしで利用できる場合もあるため、非常に低コストなストレージ拡張手段といえます。
ただしこの方法には欠点もあり、その多くはネットワーク環境に依存します。有線接続なら最も安定した速度が得られますが、市販の最速ネットワーク機器を使ってもCat 6ケーブルで10Gbpsが上限です。
利便性の観点から、家庭内ではWi-Fiに頼っている方がほとんどでしょう。その場合、実際の速度は電波の品質次第です。ルーターの公称値が150Mbpsであっても、その速度が出る保証はありません。
さらに、ネットワークストレージとそのデータにアクセスできるのは、同一ネットワークに接続している間だけという制約もあります。
まとめ: 安価ながら速度にムラがあり、自宅にいるときしか使えない、一長一短な選択肢です。上限1Gbpsの速度を確保するには、それなりのネットワーク機器とCat 5e以上のケーブルが最低条件となり、Wi-Fiではそれ以下の速度にとどまります。
6. クラウドストレージ
追加のストレージ容量が必要になったとき、クラウドという選択肢も常にあります。NASとクラウドサービスのどちらを選ぶべきかというテーマは以前にも取り上げましたので、この道を選ぶ前にぜひじっくり検討してみてください。
クラウドをストレージとして使う最大の欠点は速度です。回線速度がそのまま上限となります。スマホのテザリングを頻繁に使うリモートワーカーにとって、クラウドからのファイルダウンロードは決して快適とは言えません。帯域幅の制限や混雑した共有ネットワークも問題になります。また、実用化するには追加のストレージ契約が必要になることも多いでしょう。
iCloudフォトのような機能を使って元画像をクラウドに保存し、Macには最適化された軽量版だけを残す運用も可能です。こうすれば画像には常にアクセスでき、必要なときにフルサイズのオリジナルをダウンロードできます。音楽についても、Apple MusicやSpotifyのようなストリーミングサービスに切り替えれば、メディアを端末に保存せずオンデマンドで聴取できます。
macOSには、使用頻度の低いファイルをクラウドへ退避させることでローカルストレージを最適化する機能も備わっています。ファイルは普段どおりMac上に表示されますが、実際には開くまでリモートに保存されています。アップロードとダウンロードはmacOSが自動で処理してくれるため、どのファイルをどこに置くかはコンピュータ任せになる点には注意が必要です。この機能が有効かどうかは、システム環境設定のApple ID設定から確認できます。
まとめ: 速度は遅く、継続的なサブスクリプション費用もかかるソリューションですが、iCloudフォトや「Macストレージを最適化」などの機能が、利便性と実用性のギャップを埋めてくれるでしょう。
MacBookのストレージ空間をもっと広げよう
次に新しいノートPCを購入するときは、予算の許す限り最大容量のストレージを選ぶのが鉄則です。節約のチャンスは魅力的に映りますが、結局はノートPCの使用寿命の半分を、ファイルのやりくりと容量不足との格闘に費やすことになりかねません。
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