Ubuntu Linuxでrootユーザーアカウントを有効にする方法|コマンドラインとGNOME両方の手順
本ガイドでは、Ubuntuで「root」ユーザーアカウントを有効にする方法と、rootユーザーがGNOMEデスクトップにログインできるようにする設定手順を解説します。
Ubuntuのセキュリティ設計とrootアカウントについて
Ubuntu Linuxは、管理者権限が必要な作業をsudoコマンドで実行できるよう初期設定されており、標準状態ではrootユーザーアカウントが無効化されています。他のLinuxディストリビューションで直接rootとして管理作業をしてきた経験がある方は、sudoの運用に少し不便さを感じることがあるかもしれません。実際にはsudoを使えばrootとほぼ同等の操作が可能ですが、どうしてもrootでの直接作業が必要な場合は、デフォルトで無効になっているrootアカウントを有効化できます。
注意:rootアカウントを有効にすると誤操作やセキュリティリスクが高まる可能性があります。初心者にはおすすめしません。作業前に重要データのバックアップを取っておくことを強く推奨します。
ステップ1:ターミナルでrootパスワードを設定する
rootアクセスの有効化は、コマンドラインとGNOMEデスクトップの2段階で行います。まず、ターミナルを開いて以下のコマンドを実行し、rootユーザーのパスワードを設定します。
# sudo passwd root
ステップ2:パスワードを入力する
コマンド実行後、まず自分自身のパスワードを求められ、続いて新しいrootパスワードの入力を2回求められます。すべて正しく入力できれば、コマンドラインからのrootログインが可能になります。
ステップ3:GNOMEでrootログインを許可する
次に、rootユーザーがGNOMEデスクトップにログインできるよう設定を変更します。/etc/gdm3/custom.confファイルを開き、以下の行を追加してください。
AllowRoot=true

ステップ4:PAM設定ファイルを編集する
続いて、設定ファイル/etc/pam.d/gdm-passwordを編集します。具体的には、以下の行の先頭に#(シャープ記号)を付けてコメントアウトします。
auth required pam_succeed_if.so user != root quiet_success
編集後はこのようになります:
# auth required pam_succeed_if.so user != root quiet_success

ステップ5:保存してrootでログインする
ファイルを保存します。次回Ubuntuにサインインするときは、ログイン画面で「Not listed?(一覧にない?)」を選択し、ユーザー名にroot、パスワードにステップ1〜2で設定したものを入力してください。これですべての設定は完了です!
補足:自動ログイン機能の活用
rootアカウントをあえて有効化するということは、セキュリティポリシーにある程度柔軟性を持たせた運用をされている方かと思います。そのような場合は、Ubuntuへの自動ログイン機能も併せて設定しておくと、さらに利便性が向上しますので検討してみてください。
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