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Ubuntuを最新バージョンにアップグレードする4つの方法を徹底解説

Ubuntuを最新バージョンにアップグレードすることには、最新のソフトウェアを利用できるだけでなく、新しいセキュリティパッチをいち早く適用できるなど、多くのメリットがあります。この記事では、GUIツールを使う方法からコマンドラインを使う方法まで、複数のアップグレード手法をわかりやすく解説します。

アップグレード前に確認しておきたいポイント

Ubuntuのアップグレード作業を始める前に、以下の点に必ず目を通しておきましょう。

  • ダウングレードは基本的に不可: 一度アップグレードすると、以前のバージョンに戻す唯一の方法はOSの再インストールです。その際、既存のデータを失う恐れがあります。
  • 必ずバックアップを取る: 作業前に、大切なファイルやフォルダを外部ストレージなどにバックアップしておきましょう。
  • 安定したネット接続を確保する: 通信の途切れはアップグレード失敗の原因になります。
  • 時間に余裕を持つ: 回線速度にもよりますが、作業には最低1時間ほどかかります。
Ubuntuを最新バージョンにアップグレードする4つの方法を徹底解説

Ubuntuを旧バージョンに戻したくなるケースとは?

新しいリリースのUbuntuには、ソフトウェアのコードにエラーやバグが含まれていることがあります。クリーンインストール時やWindowsとのデュアルブート環境の構築時にこうした不具合に遭遇した場合、問題が修正されるまで前のバージョンへダウングレードしたいと考える人もいるでしょう。

ダウングレードを行うには、旧リリースのOSを再インストールするしかありません。残念ながら、個人データやアプリケーションがシステムとは別のパーティションに保存されていない限り、それらは失われてしまいます。

だからこそ、すべてのデータを外付けハードディスクなどにバックアップしておくことが極めて重要なのです。

主なアップグレード方法

最新版のUbuntuへアップグレードする方法はいくつかあります。この記事では、以下の4つの方法を取り上げます。

  • GUI(グラフィカル)ツールを使う方法
  • ソフトウェア・アップデーターが更新を見つけない場合の対処法
  • ターミナルとコマンドラインを使う方法
  • zzupdateで1つのコマンドだけでアップグレードする方法

Ubuntuを最新バージョンへアップグレードする

記事執筆時点の最新リリースはUbuntu 19.10で、2020年7月までサポートされます。公式のリリースノートも公開されているので、内容を確認してから導入しましょう。新規ユーザーは、Ubuntu 19.10のデスクトップ版またはサーバー版をダウンロードしてインストールできます。

すでにUbuntuを使用している場合、新しいバージョンがリリースされるとすぐにアップグレードが提供されます。多くの場合、ポップアップで「最新リリースへアップグレードしますか?」と尋ねられます。

現在18.10を使っているなら、19.04へのアップグレードは簡単です。ただし、18.10より古いバージョンを使っている場合は、まず各バージョンを順番にアップグレードしてから19.04へ移行する必要があります。

Ubuntu 18.10からのアップグレード手順

作業を始める前に、万が一に備えてフォルダ・ファイル・設定のバックアップを忘れずに取っておきましょう。

  • 「ソフトウェアとアップデート(Software & Updates)」アプリを開きます。
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  • 更新のチェックを実行すると、リリース日以降であれば、新しいバージョンのUbuntuがダウンロード可能になっているはずです。
  • 次のコマンドラインでもアップグレードできます。
sudo do-release-upgrade -c

GUI(グラフィカル)ツールを使ったアップグレード方法

もうひとつの方法として、標準のUbuntuデスクトップに組み込まれたGUIツールを使うやり方があります。もちろん、ターミナルコマンドを使ってもかまいません。

通常リリース版のUbuntuは、デフォルトで新しい通常リリースへのアップグレードのみを提供します。一方、LTS(Long Term Support/長期サポート)版は、新しいLTSリリースへのアップグレードだけしか提案されません。

たとえば18.04 LTSを使っているユーザーは、18.10が登場してもアップグレードの案内は表示されません。20.04 LTSがリリースされて初めて案内が出る仕組みです。この動作は設定で変更できます。

  • 画面左上にあるGNOME Shellの「アクティビティ」ボタン(Unityの場合はActivitiesボタン)をクリックします。
  • 検索欄に「Update」と入力し、「ソフトウェアとアップデート」のショートカットをクリックします。
  • あるいは「ソフトウェア・アップデーター」アプリを開き、ウィンドウ内の「設定」をクリックしてもアクセスできます。
  • 「アップデート」タブをクリックします。
  • 「Ubuntuの新バージョンの通知」のドロップダウンメニューで、目的に応じて「長期サポート(LTS)版のみ」または「すべての新バージョン」を選択します。
  • 設定が完了したら「閉じる」をクリックします。
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ソフトウェア・アップデーターが更新を見つけられない場合の対処法

更新が表示されない場合は、手動でチェックしてみましょう。

  • まずAlt+F2キーを押し、次のコマンドを入力してEnterキーを押します。
update-manager -c
  • このツールはUbuntuのサーバーを確認し、新しいバージョンが利用可能かどうかを教えてくれます。「アップグレード」ボタンをクリックすれば、最新版のUbuntuを入手できます。
  • ソフトウェア・アップデーターでアップグレードのメッセージが表示されない場合は、Alt+F2を押して、以下のコマンドを入力しEnterキーを押してください。
/usr/lib/ubuntu-release-upgrader/check-new-release-gtk
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  • 新しいUbuntuのバージョンが利用可能な場合は「OK」をクリックします。

ターミナルとコマンドラインでアップグレードする方法

Ubuntuを使っていて、最新のバグ修正・セキュリティパッチ・アプリケーションの更新を適用したいなら、コマンドラインを使うのが比較的簡単です。以下の手順は、16.04や18.04など、どのバージョンでも機能します。

また、Linux Lite、Linux Mint、elementary OSなど、UbuntuベースのLinuxディストリビューションでも同じ手順が使えます。

  • デスクトップからターミナルを開きます。キーボードショートカットのCtrl+Alt+T、またはメニューから起動できます。Ubuntuサーバーにログインしていれば、そのままターミナルを利用できます。
  • 次のコマンドを入力します。
sudo apt update && sudo apt upgrade -y
  • システムがパスワードを求めてくるので、自分のアカウントのパスワードを入力してEnterキーを押します。
  • このコマンドは、利用可能なUbuntuパッケージのローカルデータベースを更新し、新しいバージョンの存在をシステムに認識させます。下のスクリーンショットのように、コマンド実行後にはいくつかのURLが表示され、これらが利用可能な更新を示しています。
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  • 具体的にどのパッケージにアップグレードがあるかを確認するには、次のコマンドを実行します。
apt list --upgradable
  • アップグレードしたいパッケージを選ぶには、「yes」または「y」と入力します。
  • 「sudo apt update」はシステム内の新しいパッケージバージョンを確認し、「sudo apt upgrade」は選択したバージョンを実際にインストールします。

zzupdateで1つのコマンドだけでアップグレードする方法

zzupdateは、Ubuntuデスクトップ版とサーバー版を完全にアップデートできるコマンドラインユーティリティです。

  • まず、GNOMEダッシュボードのアプリランチャーから「ソフトウェアとアップデート」を開きます。
  • 次の1行コマンドを実行して、Ubuntuをアップグレードします。
$ curl -s https://raw.githubusercontent.com/TurboLabIt/zzupdate/master/setup.sh | sudo sh

このステップでは、ディストリビューションの段階的なアップグレードをスキップし、古いバージョンから利用可能な最新の安定リリースへ直接アップグレードします。zzupdateのソースコードはGitHubで公開されており、完全に無料で利用できます。

Ubuntuのアップグレードが完了すると、zzupdateは自動的にシステムを再起動します。

まとめ

上記のいずれかの方法でアップグレードを試みる前に、現在のUbuntu環境を必ず完全にバックアップしておいてください。

テスト済みの最新版Ubuntuを使うことで、システムの再設定や再インストールの手間をかけずに、アプリケーションの更新、バグ修正、セキュリティアップデートの恩恵を受けられます。

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