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【Excel】リンク元が見つからないときの対処法|リンクを解除する4つの方法

Microsoft Excelで複数のブックを扱うのは日常的な作業です。ブック間にリンク(接続)を設定しておくと、リンク元ファイルに変更があった際に、その変化をリアルタイムで確認できて非常に便利です。

しかし、データを見せるだけの場面や、何らかの理由でリンク元ファイルが利用できない場合には、このリンクがむしろトラブルの原因になります。そんなときに必要となるのが、ブック間のリンクの解除です。

本記事では、リンク元が見つからない状況でExcelのリンクを解除する方法を、手順付きで詳しく解説します。

なぜ「リンク元が見つかりません」エラーが発生するのか?

他のブックのデータに接続することを「外部リンク」と呼びます。リンク元ファイルに変更を加えると、リンク先のブック側にも自動的に変更が反映される仕組みです。

【Excel】リンク元が見つからないときの対処法|リンクを解除する4つの方法

業務では、ファイルを同僚や取引先と共有する場面が多くあります。共有時には、ファイルを静的な状態に保ちたいものです。つまり、リンク元ファイルとの接続を持たせず、値だけを残した形にしたいわけです。これを実現するには、ファイル間のリンクを解除する必要があります。

さらに厄介なのが、リンク元ファイル自体が存在しなくなったケースです。下の画像では、「Source」ファイルが「Destination」ファイルと接続されていました。しかし「状態のチェック(Check Status)」を実行すると、接続状態が「存在しない」と表示されます。これはファイルが別の場所へ移動されたことを意味します。予期しないエラーやデータ不整合を避けるためにも、リンクを削除・解除しておくのが得策です。

【Excel】リンク元が見つからないときの対処法|リンクを解除する4つの方法

  • ただし注意点として、リンクを維持する場合はリンク元のブックを常に開いておく必要があります。関連ブックの名前変更・移動・削除を行うと、データは更新されなくなります。
  • 外部リンクを含むブックを他者と共有する場合は、事前に外部リンクを削除するか、リンクが無効な状態である旨を伝えておきましょう。

リンク元が見つからない場合にリンクを解除する4つの方法

以下のデータセットを使用して、リンク元が利用できない状態でのリンク解除手順を紹介します。データセットには、数量コストといった製品情報が含まれています。

【Excel】リンク元が見つからないときの対処法|リンクを解除する4つの方法

  • データセットのもう一方には、売上利益の情報が含まれています。

【Excel】リンク元が見つからないときの対処法|リンクを解除する4つの方法

この2つのファイルをリンクさせたうえで、リンク元ファイルが利用できなくなった場合に、リンクがどのように動作するかを確認していきます。

方法1:名前付き範囲をすべて削除してリンクを解除する

リンク元のデータセットに名前付き範囲が設定されている場合は、リンクを解除する前に必ず削除しておきましょう。

手順

  • データに名前付き範囲があり、その範囲を使ってリンクを作成している場合、リンク元データが破損していたり利用できなかったりすると、リンクの解除がうまくいかないことがあります。
  • リンクを解除する前に、まずワークシート内の名前付き範囲を削除します。
  • 名前付き範囲を削除するには、リボンの「数式」タブを開き、「定義された名前」をクリックします。
  • ドロップダウンメニューから「名前の管理」を選択します。

【Excel】リンク元が見つからないときの対処法|リンクを解除する4つの方法

  • 名前の管理ダイアログボックスに、名前付き範囲が表示されます。ここでは「Source」という名前が登録されています。
  • ダイアログ上部の「削除」アイコンをクリックします。
  • その後、「OK」をクリックして確定します。

【Excel】リンク元が見つからないときの対処法|リンクを解除する4つの方法

  • 続いて、「データ」タブからリンクを解除します。
  • 「データ」タブ > 「クエリと接続」グループに移動します。
  • 「リンクの編集」をクリックします。

【Excel】リンク元が見つからないときの対処法|リンクを解除する4つの方法

  • リンクの編集ダイアログボックスに、「Source.xlsx」というExcelファイルへのリンクが表示されます。
  • 対象のリンクを選択した状態で、「リンクの解除」をクリックします。

【Excel】リンク元が見つからないときの対処法|リンクを解除する4つの方法

  • これで、リンク元が見つからない状態でも、Excelのリンクを解除できました。

方法2:グラフから外部リンクを削除する

外部ファイルのデータをもとに作成したグラフがある場合も、共有前にリンクを解除しておく必要があります。

手順

  • 以下は、外部データセットと接続しているデータセットです。
  • データセットが利用できない状態で、リンクを解除する必要があります。

【Excel】リンク元が見つからないときの対処法|リンクを解除する4つの方法

  • まず、リンク元ワークブックの「売上」列にデータがリンクされたグラフを作成済みです。
  • リンク先の参照を確認するには、グラフを右クリックして「データの選択」を選びます。

【Excel】リンク元が見つからないときの対処法|リンクを解除する4つの方法

  • データ ソースの選択ウィンドウを見ると、ブック名はリンク先(Destination)ですが、実際のデータソースは「Source」という名前のブックにリンクされていることがわかります。

【Excel】リンク元が見つからないときの対処法|リンクを解除する4つの方法

  • 次に、リンク元ファイルを別のフォルダへ移動してみます。
  • 「クエリと接続」「リンクの編集」を開くと、リンク元とリンク先のワークブック間の接続が表示されます。
  • リンクの「状態のチェック」を実行すると、ステータスが「エラー:リンク元が見つかりません」に変わっているのが確認できます。
  • その後、「OK」をクリックします。

【Excel】リンク元が見つからないときの対処法|リンクを解除する4つの方法

  • この状態でリンク元ファイルの値を変更しても、リンク先ファイルは更新されません。
  • つまり、「データ」タブの「リンクの編集」から、既存のリンクを削除する必要があります。

【Excel】リンク元が見つからないときの対処法|リンクを解除する4つの方法

  • 「リンクの編集」をクリックし、ダイアログボックス内で「リンクの解除」を選択します。

【Excel】リンク元が見つからないときの対処法|リンクを解除する4つの方法

  • これで、リンク元が見つからない状態でも、グラフを含むリンクを解除できました。

方法3:ExcelファイルをZIP形式に変換する

Excelファイル(.xlsx)は実体がZIP形式の圧縮ファイルです。拡張子をZIPに変更すれば、ファイル内部を直接編集できるようになり、externalLinksフォルダを削除することでリンクを強制的に解除できます。

手順

  • Excelファイルの名前を変更して、ファイルタイプをZIPに切り替えます。
  • エクスプローラーで対象ファイルを右クリックし、コンテキストメニューから「名前の変更」を選択します。
  • 拡張子を「xlsx」から「zip」に書き換えます。

【Excel】リンク元が見つからないときの対処法|リンクを解除する4つの方法

  • 「拡張子を変更するとファイルが使用できなくなる可能性があります」という警告が表示されます。
  • 「はい」をクリックして進めます。

【Excel】リンク元が見つからないときの対処法|リンクを解除する4つの方法

  • ファイルがZIP形式に切り替わりました。
  • 次に、ZIPファイルを右クリックし、コンテキストメニューから「WinRARで開く」を選択します。

【Excel】リンク元が見つからないときの対処法|リンクを解除する4つの方法

  • WinRAR上に複数のフォルダが表示されます。
  • 「xl」フォルダをダブルクリックします。

【Excel】リンク元が見つからないときの対処法|リンクを解除する4つの方法

  • xlフォルダ内にある「externalLinks」フォルダを探します。
  • そのフォルダを選択し、上部の「削除」アイコンをクリックして削除します。

【Excel】リンク元が見つからないときの対処法|リンクを解除する4つの方法

  • これで、すべての外部リンクが削除され、リンクの解除が完了しました。

注意: この方法はファイル内部を直接操作するため、作業前に必ずファイルのバックアップを取っておきましょう。また、操作後は拡張子を「xlsx」に戻すことをおすすめします。

方法4:ファイル拡張子を変更する

ここまでの方法がすべてうまくいかない場合の最終手段が、Excelファイルの形式自体を変更することです。旧形式のXLS拡張子に戻すことで、ファイル間の既存の接続を一括で切断できます。

手順

  • ファイル拡張子の変更によっても、リンクを解除できます。
  • 対象のファイルを選択して右クリックします。
  • コンテキストメニューから「名前の変更」をクリックします。
  • 拡張子を「xlsx」から「xls」に変更します。

【Excel】リンク元が見つからないときの対処法|リンクを解除する4つの方法

  • 「拡張子を変更するとファイルが不安定になる可能性があります」という警告メッセージが表示されます。
  • 「はい」をクリックして警告を無視します。

【Excel】リンク元が見つからないときの対処法|リンクを解除する4つの方法

  • ファイル拡張子が「xls」に変わりました。
  • 旧バージョンのファイルに存在していたリンクは、すべて消去されています。

【Excel】リンク元が見つからないときの対処法|リンクを解除する4つの方法

まとめ

本記事では、リンク元が見つからない場合にExcelでリンクを解除する方法を、4つのアプローチで解説しました。

  • 方法1: 名前付き範囲を削除してからリンクを解除する
  • 方法2: グラフの外部リンクを削除する
  • 方法3: ZIP形式に変換してexternalLinksフォルダを削除する
  • 方法4: 拡張子をxlsに変更する

状況に応じて最適な方法を選び、安全にリンクを解除してください。ご質問やフィードバックがあれば、ぜひコメント欄でお知らせください。

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