ExcelでXMLファイルを開く方法|所得税データを読み込む2つの簡単な手順
XML(Extensible Markup Language/拡張マークアップ言語)は、主にデータの保存や転送に使用されるファイル形式です。Microsoft Excelはこの形式に対応しており、所得税関連のXMLファイルも簡単に開いて編集できます。本記事では、ExcelでXMLファイルを開く2つの簡単な方法を、具体的な手順とともにわかりやすく解説します。
所得税用のXMLファイルをExcelで開く2つの便利な方法
ここでは、税務関連データを含むXMLファイルをExcelで開きます。このファイルをメモ帳(Notepad)で開くと、次のような構造になっています。「項目(Particulars)」「数式(Formula)」「金額(Amount)」の3つの列で構成され、各行は「<record>」タグで表され、このXMLファイルには5行のレコードが含まれています。
- データセットには以下の情報が含まれています。
- 総収入(Gross Income)→ $14,500
- 控除額合計(Total Deductions)→ $2,500
- 控除対象額合計(Total Exemptions)→ $1,800
- 課税所得(Taxable Income)→ $10,200。総収入から控除額と控除対象額の合計を差し引いた値で、その数式は隣接するセルに表示されています。
- 税額(Tax)→ $1,020。この例では課税所得の10%に相当し、こちらも前のセルに数式が示されています。

方法1:Power Queryを使ってXMLファイルを開く
まずはPower Query機能を使用して、所得税用のXMLファイルをExcelで開く方法を紹介します。
手順:
- まず、「データ」タブ →「データの取得」→「ファイルから」→「XMLから」の順に選択します。

- すると、「データのインポート」ダイアログボックスが表示されます。
- 次に、目的のフォルダへ移動し、「source.xml」ファイルを選択します。
- そして、「インポート」をクリックします。

- 続いて、「ナビゲーター」ウィンドウが表示されます。
- 「表示オプション」から「record」を選択し、「データの変換」をクリックします。「数式(Formula)」列のデータが「テーブル」として表示されているため、Power Queryの機能を使って実際の値を展開して表示します。

- すると、「Power Queryエディター」が起動します。

- 次に、「Formula」列の右側にあるアイコンをクリックし、「OK」を押します。

- これによりデータが展開され、実際の値が表示されます。
- その後、「閉じて読み込む」→「閉じて次に読み込む…」を選択します。
- ここで、個人所得税を計算するための数式が2つあります。
- 1つ目の数式は、総収入からすべての控除対象額を差し引いて課税所得を算出します。
=14500-2500-1800
- 2つ目の数式は、課税所得の10%にあたる税額を求めます。
=10200*0.1

- すると、再度「データのインポート」ウィンドウが表示されます。
- 「既存のワークシート」を選択し、出力先のセルとしてB4を指定します。
- 最後に「OK」をクリックします。

- これで、所得税用のXMLファイルがExcelで開かれました。

- 最後に、データセットを少し整えて完成させたものが、下記の最終出力です。

関連記事:XMLファイルからExcelへデータを抽出する2つの簡単な方法
方法2:「開発」タブを使ってXMLファイルを開く
次に、「開発」タブを活用して所得税用のXMLファイルを開く方法を紹介します。
手順:
- まず、Excelで「開発」タブを有効にする必要があります。
- 「Alt」→「F」→「T」の順に押して、「Excelのオプション」ウィンドウを開きます。
- 「リボンのユーザー設定」から「開発」にチェックを入れます。
- その後、「OK」をクリックします。

- 次に、「開発」タブ → XMLグループ内の「ソース」を選択します。

- 続いて、「XMLマップ…」をクリックします。

- さらに、「追加…」をクリックします。

- フォルダを移動し、「Source.xml」という名前のXMLファイルを選択します。
- その後、「開く」をクリックします。

- 次に、警告メッセージが表示されるので、「OK」を押します。

- すると、「XMLソース」ウィンドウに内容が表示されます。

- その後、「record」要素をドラッグし、セルB4上でドロップします。

- これにより、Excelファイル上にXMLマップが定義されます。
- 次に、セルB4を選択します。
- その後、「開発」タブ → XMLグループ内の「インポート」を選択します。再び「インポート」ウィンドウが表示されるので、もう一度ファイルの場所を指定します。

- すると、出力結果は次のようになります。

- 最後に、書式を少し整えれば、所得税用に開いたXMLファイルは次のような仕上がりになります。

関連記事:VBAコードでXMLをExcelに変換する方法(クイックステップ付き)
練習用セクション
各手法の練習用データセットをExcelファイルに同梱しています。そのため、記事の手順に沿って実際に操作しながら学ぶことができます。

まとめ
本記事では、所得税用のXMLファイルをExcelで開く2つの簡単な方法(Power Queryを使う方法と「開発」タブを使う方法)をご紹介しました。これらの方法について不明な点がある場合やフィードバックがある場合は、ぜひ下のコメント欄でお知らせください。また、当サイトではExcelに関する記事を多数公開しています。最後までお読みいただきありがとうございました。
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