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Excelを複数起動(マルチインスタンス)する4つの方法

Excelで複数のブック(ワークブック)を扱ったことがある方なら、すべてのブックが同じExcelインスタンス内で開かれていると、思わぬ問題が発生することをご存じでしょう。例えば、数式の再計算を実行すると、同じインスタンス内で開かれている全ブックに対して再計算が行われてしまいます。

こうした挙動を避けたい場合や、2つのスプレッドシートを別々のウィンドウで並べて表示したい場合は、Excelを複数起動(マルチインスタンス)するのが有効です。もちろん、単一のインスタンス内でも画面分割を使って複数のシートを表示できますが、筆者の経験上、これはやや煩雑で直感的とは言えません。

まずはExcelのバージョンを確認しよう

手順に入る前に、お使いのExcelのバージョンを確認しておきましょう。Office 2016またはOffice 2013をお使いの場合は心配いりません。新しいブックを開くたびに、自動的に新しいExcelインスタンスが作成される仕様になっているからです。

単一インスタンスの問題があるのは、Office 2010以前のみです。この記事では、異なるブックをそれぞれ別のインスタンスで開くためのさまざまな方法をご紹介します。

Excelを複数起動する具体的な方法

通常、Excelファイルはエクスプローラーでダブルクリックするか、Excel内部からファイルを開くことで起動します。しかし、どちらの方法でもスプレッドシートは単一のインスタンス内で開かれてしまいます。以下に紹介する方法を活用すれば、これを回避できます。

方法1:スタートメニューから起動する

最も簡単なのが、スタートメニューを開いてExcelのショートカットをクリックする方法です。これだけで自動的に新しいExcelインスタンスが起動します。Windows 7、Windows 8、Windows 10のいずれでも利用可能です。

よく使うアプリの一覧にExcelのアイコンが表示されていない場合は、「すべてのプログラム」または「すべてのアプリ」から探して起動してください。

方法2:タスクバーとShiftキーを組み合わせる

すでにExcelを1つ開いていて、タスクバーにアイコンが表示されている場合は、Shiftキーを押しながらタスクバーのアイコンをクリックすると、もう1つのインスタンスが起動します。

Excelを複数起動(マルチインスタンス)する4つの方法

なお、Excelのアイコンをタスクバーにピン留めしておく必要はありません。Excelを1つ起動してタスクバーに表示させておけば、あとはShiftキーを押しながらクリックするだけでOKです。

方法3:マウスの中央ボタンを使う

中央ボタン付きのマウス、つまりホイールが押し込み可能なマウスをお使いなら、ホイールをクリックするだけで新しいインスタンスを起動できます。キーを押し続ける必要もありません。実はほとんどのマウスで、スクロールホイールはボタンとして押せることをご存じなかった方も多いのではないでしょうか。

Excelを複数起動(マルチインスタンス)する4つの方法

さらに、タスクバーのExcelアイコンを右クリックして「Excel 20xx」を選択しても、新しいインスタンスが起動します。

Excelを複数起動(マルチインスタンス)する4つの方法

方法4:「ファイル名を指定して実行」コマンドを使う

デスクトップにもスタートメニューにもタスクバーにもExcelがない場合は、「ファイル名を指定して実行」コマンドを使えば新しいインスタンスを起動できます。「スタート」をクリックして「Run(ファイル名を指定して実行)」と入力し、Enterキーを押してください。

Excelを複数起動(マルチインスタンス)する4つの方法

表示されたダイアログボックスに「excel」と入力して「OK」をクリックすれば、新しいExcelインスタンスが立ち上がります。

Excelを複数起動(マルチインスタンス)する4つの方法

まとめ:ウィンドウを画面に並べて作業効率アップ

以上が、Excelを複数起動するために見つけられる主な方法です。各ブックを別々のインスタンスで開いたら、あとは「スナップ」機能などを活用して、それぞれのウィンドウを画面の好きな位置に配置できます。

Windows XP、7、8での画面分割方法や、Windows 10の画面分割・スナップ機能については、別記事で詳しく解説していますので、そちらもぜひ参考にしてください。

繰り返しになりますが、Office 2013以降をお使いなら、複数のブックが単一インスタンスで開かれる問題は発生しないため、これらの手順は不要です。古いバージョンのOfficeを使い続けている方は、最新版へのアップグレードを検討する良いきっかけかもしれません。ご不明な点があれば、お気軽にコメント欄でお知らせください。

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