ExcelでXMLファイルを開く2つの簡単な方法【データタブ・VBA】
XML(Extensible Markup Language:拡張可能なマークアップ言語)は、HTMLに似たマークアップ言語の一種です。マークアップ言語では、タグを使ってテキストの構造や意味を定義しますが、XMLの大きな特徴は、表示用のタグがあらかじめ決まっておらず、ファイルの作成者が独自のタグを定義できるという点にあります。
つまり、XMLファイルとは「拡張子が .xml のテキストベースの文書」のことです。ファイルがXMLかどうかを見分けるには、拡張子が .xml になっているかどうかを確認すればOKです。
この記事では、そのXMLファイルをExcelで開く方法を、具体的な手順とともに詳しく解説します。
ExcelでXMLファイルを開く2つの方法
XMLはインターネット上で広く使われているファイル形式のため、業務でそのデータを扱う機会も少なくありません。ただし、XMLファイルは人間が直接読むことを想定していないため、そのままでは扱いづらくなっています。
そこで本記事では、以下の2つの方法を使って、XMLファイルをExcelで開き、データを素早く編集・分析できるようにする手順を紹介します。
- 方法1:「データ」タブからインポートする
- 方法2:VBAコードを使って自動的に開く
ここでは、サンプルとして注文情報を含むXMLファイルを使用します。
方法1:「データ」タブを使ってXMLファイルを開く
まずは、Excelの「データ」タブからXMLファイルを読み込む、最も基本的な方法を紹介します。
ステップ1:データの取得を選択する
- リボンの「データ」タブをクリックします。
- 「データの取得」コマンドを選択します。
- 「ファイルから」オプションを選びます。
- 最後に「XMLから」を選択して、XMLファイルからのデータ取り込みを開始します。
ステップ2:XMLファイルを指定する
- ここでは、XMLファイル「OrderDetails.xml」をローカルディスク(C:)に保存しているものとします。
- ローカルディスク(C:)をクリックします。
- 「OrderDetails.xml」という名前のXMLファイルを選択します。
- 「インポート」ボタンをクリックします。
ステップ3:ナビゲーターでデータをプレビューする
- すると、「ナビゲーター」パネルが開きます。
- 左側のブックアイコン(画面内の①の部分)をクリックすると、データセットのプレビューを確認できます。
- 内容に問題がなければ、②で示した「読み込み」をクリックして、XMLデータをExcelに読み込みます。
ステップ4:結果を確認する
- これで、「データ」タブを使ってXMLファイルをExcelで開いた結果が表示されます。
操作は数クリックだけで完了するため、VBAに不慣れな方でも安心して利用できる方法です。
方法2:VBAコードを使ってXMLファイルを開く
続いて、「開発」タブからVBAコードを作成し、XMLファイルをExcelで開く方法を紹介します。同じ操作を繰り返す場合や、処理を自動化したい場合に便利です。
ステップ1:Visual Basicエディターを開く
- まず、リボンの「開発」タブを開きます。
- 次に、「Visual Basic」コマンドを選択します。
ステップ2:モジュールを挿入する
- Visual Basicのウィンドウが開きます。
- メニューの「挿入」から「標準モジュール」を選択し、VBAコードを記述できる状態にします。
ステップ3:VBAコードを貼り付けて実行する
- 以下のVBAコードをモジュールにコピー&ペーストします。
- コードを実行するには、「実行」ボタンをクリックするか、キーボードの F5 キーを押します。
Sub Open_XML_File()
'変数の宣言
Dim XMLFilePath As String
Dim WBook As Workbook
'画面更新を無効化
Application.ScreenUpdating = False
'警告メッセージを非表示にする
Application.DisplayAlerts = False
'XMLファイルの場所を指定
XMLFilePath = "C:\OrderDetails.xml"
'新しいブックを作成し、XMLファイルを読み込む
Set WBook = Workbooks.OpenXML(Filename:=XMLFilePath, LoadOption:=xlXmlLoadImportToList)
'警告メッセージを再表示する
Application.DisplayAlerts = True
'画面更新を有効化
Application.ScreenUpdating = True
End Sub
VBAコードの解説
- まず、Subプロシージャ Open_XML_File() を定義します。
- 次に、Dim XMLFilePath As String と Dim WBook As Workbook で変数を宣言します。
- XMLFilePath = "C:\OrderDetails.xml" の部分で、開きたいXMLファイルの保存場所を指定します。
- 最後に、Set WBook = Workbooks.OpenXML(Filename:=XMLFilePath, LoadOption:=xlXmlLoadImportToList) によって、新しいブックを作成し、そこへXMLファイルを読み込みます。
ステップ4:結果を確認する
- マクロの実行が完了すると、XMLファイルのデータが新しいワークブックに読み込まれた結果を確認できます。
ファイルパスを変更すれば、任意のXMLファイルに対応できるため、定型業務の自動化にも活用できます。
まとめ
この記事では、XMLファイルをExcelで開く2つの便利な方法(「データ」タブを使う方法とVBAコードを使う方法)を解説しました。初心者の方には「データ」タブからのインポートがおすすめですが、作業を自動化したい方はVBAの活用も検討してみてください。Excelに関する他の記事もぜひご覧ください。ご質問やご意見がありましたら、コメント欄でお気軽にお知らせください。
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