Skype for BusinessとOffice 365仮想医療テンプレートで実現するバーチャル医療
すべての市民に手頃なコストで質の高い医療を提供することは、あらゆる医療機関にとって究極の目標であるべきです。しかし、特殊な利害関係や自己利益といった複雑に対立する問題が絡み合うと、この分野での進歩やブレークスルーが妨げられることがあります。ここで鍵となるのが「イノベーション」です。患者やケアチームとのつながり方、サービスの提供方法に革新的なアプローチを見出し、開発していくことが長期的には大きな成果をもたらします。こうした背景から、MicrosoftはSkype for Businessをバーチャル医療(仮想医療)プラットフォームとして拡張するソリューションを発表しました。
Skype for Businessと医療システムの連携
オープンソースのOffice 365 Virtual Health Templates(仮想医療テンプレート)は、バーチャル医療システムの開発を加速させるツールです。Office 365とSkype for Businessを基盤としており、医療提供者が患者と場所を問わず、安全かつリアルタイムにコミュニケーションや連携を行えるようにします。
以下は、Office 365 Virtual Health Templatesに含まれるサンプルWebページで、医療提供者と患者の双方がスケジュールやリンクにアクセスできる画面の例です。

Office 365 Virtual Health Templatesの主な機能
予約スケジューリングの統合
上記のスケジューリングテンプレートを使用すると、ポータルサイトにOffice 365カレンダーやSharePoint、その他のスケジュール管理システムを統合でき、患者と医療提供者の双方が予約を登録できるようになります。
また、患者が予約時に記入すべき項目や受診理由などを、医療機関ごとに自由にカスタマイズすることも可能です。
チャットボットによる自動予約対応
テンプレートにはMicrosoft Bot Frameworkを活用したコードが含まれており、患者は自動チャットアシスタントとの対話を通じて、希望する言語で診察予約を行うことができます。

チャットアシスタントは、Skype、Facebook、SMSなど、さまざまなコンシューマー向けチャネルやアプリを使って柔軟に設定できます。予約が完了すると、その情報は即座にスケジューリングシステムとカレンダーに反映されます。

カスタマイズ可能な会議招待の送信
「Send Patients Customizable Skype for Business meeting(患者へのカスタマイズ可能なSkype for Business会議招待の送信)」を設定すれば、患者は対応デバイスの受信トレイから直接オンライン診察に参加できます。バーチャル診察への参加にあたり、患者側がSkype for Businessアカウントを持っている必要はありません。

問診票とバーチャル待合室
医師が診察前に患者の状態について追加情報を収集したい場合は、患者が事前に記入できるアンケート(問診票)を組み込むことができます。
患者が予約時間に参加すると、まずバーチャル待合室に入り、医療提供者には「患者が到着した」旨の通知が届きます。
安全なビデオ通話とケアチームとの連携
医療提供者は、任意のデバイスのWebページから診察に参加できます。テンプレートにより、プライベートで安全なSkype for Businessビデオ通話が実現します。さらに、Skype for Businessの標準搭載チャット機能を活用すれば、バーチャル診察中に他のケアチームメンバーとプライベートに連携を取ることも可能です。
このように、Skype for Businessを基盤としたOffice 365 Virtual Health Templatesは、医療提供者がバーチャル医療ソリューションの導入を迅速に始めるための強力な支援となります。導入を開始するには、GitHubからOffice 365 Virtual Health Templatesをダウンロードしてください。
遠隔医療がもたらす未来
今日でも、十分な医療サービスを受けられていない人々は数多く存在します。しかし、遠隔医療(テレヘルス)技術の進歩により、世界中に存在する医療アクセスの障壁を取り除き、高騰し続ける医療費の削減につなげることができます。MicrosoftのSkype for Businessは、まさにこの潮流の最前線に立っています。
Microsoft Office 365 Virtual Health Templatesは、患者がリモートで医療提供者と医療データを共有できる環境を提供します。主要な顧客やパートナーはすでにこれらのテンプレートのメリットを実感しており、その例には以下が含まれます。
- GEヘルスケア(GE Healthcare)
- RingMD
- Cambio
- CareFlow
バーチャル診察は、患者がどこからでも医師と診察を受けられる手段です。遠隔患者モニタリングは、がん治療や社会的に脆弱な立場にある人々への医療提供において、極めて高い効果が実証されています。また、予防医療へのアクセスを容易にすることで、慢性疾患の管理にも大きく貢献します。詳細についてはoffice.comをご覧ください。

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