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ExcelのVLOOKUP関数の書き方・作り方・使い方を徹底解説

Microsoft ExcelVLOOKUP関数は、直訳すると「垂直検索(Vertical Lookup)」を意味します。表の縦方向(列)からデータを検索し、目的の値を取り出すための検索関数で、左端の列のデータを基準に対応する値を探し出します。

列や行が大量にある大きな表を扱う場合、数百ものセルを目で追いかけて確認するのは非常に非効率です。そんなときに役立つのがVLOOKUP関数です。上から下へ値を照らし合わせて検索するため、必要なデータを素早く見つけられます。

ExcelのVLOOKUP関数の作り方と使い方

ここでは、7名の従業員の給与情報を検索するVLOOKUP関数を例に解説します。以下の2つの方法を紹介します。

  1. ExcelのVLOOKUP関数を手入力で書く方法
  2. 「関数の引数」ウィザードを使ってVLOOKUP関数を作る方法

それでは早速見ていきましょう。最初の方法では関数を手動で入力し、次にExcelに組み込まれた「関数の引数」ウィザードを使う方法を説明します。

1]VLOOKUP関数を直接入力する

まずMicrosoft Excelを起動し、一意の識別子となる値の列を作成します。ここではこの列を「参照列」と呼びます。

ExcelのVLOOKUP関数の書き方・作り方・使い方を徹底解説

手順1で作成した列の右側にさらに列を追加し、各セルに関連するデータを入力します。

ExcelのVLOOKUP関数の書き方・作り方・使い方を徹底解説

シート内の空いているセルをクリックし、データを検索したい従業員の「社員ID」(参照列の値)を入力します。

ExcelのVLOOKUP関数の書き方・作り方・使い方を徹底解説

次に、数式を入力して検索結果を表示させるための空きセルを選択し、以下の数式を入力します。

=VLOOKUP()

この数式を入力すると、ExcelがVLOOKUPの構文候補を表示します。

=VLOOKUP(vlookup_value,table_array,col_index_num,range_lookup)

引数(パラメータ)の意味

上記の構文で使われる各引数は以下の通りです。

  • lookup_value(検索値):参照列の中で、検索対象となる識別子が入ったセルです。
  • table_array(範囲):検索対象となるデータ範囲です。参照列と、取得したい値が含まれる列の両方が含まれている必要があります。多くの場合は表全体を指定すれば問題ありません。マウスでドラッグして範囲を選択できます。
  • col_index_num(列番号):値を取り出す列の番号です。左から右へ数えた番号を指定します。
  • range_lookup(検索方法):近似一致ならTRUE、完全一致ならFALSEを指定します。既定値はTRUEですが、通常はFALSEを使います。

これらの情報をもとに、括弧内の引数を実際の検索内容に置き換えます。たとえば、「Wayne Creed」の給与を表示したい場合は、次のような数式を入力します。

=VLOOKUP(C14,B5:E11,6,FALSE)

ExcelのVLOOKUP関数の書き方・作り方・使い方を徹底解説

VLOOKUP数式が入力されたセルからカーソルを移動すると、検索した値が表示されます。もし#N/Aエラーが出た場合は、Microsoftの公式ガイドを参考に対処方法を確認してください。

2]「関数の引数」ウィザードでVLOOKUP関数を作る

前半では、VLOOKUP関数を手動で作成する方法を紹介しました。この方法でも十分簡単ですが、さらに便利なやり方があります。ここでは、初心者にも扱いやすい「関数の引数」ウィザードを使って、素早くVLOOKUP関数を作る方法を解説します。

まずMicrosoft Excelを開き、一意の識別子を格納する参照列を作成します。

ExcelのVLOOKUP関数の書き方・作り方・使い方を徹底解説

続いて、参照列の右側にいくつか列を追加し、参照列の各項目に対応する値を入力します。

ExcelのVLOOKUP関数の書き方・作り方・使い方を徹底解説

空いているセルを選択し、参照列から検索したい値を入力します。これが検索の基準となる値です。

ExcelのVLOOKUP関数の書き方・作り方・使い方を徹底解説

別の空きセルをクリックして選択した状態で、リボンの「数式」タブを開きます。

ExcelのVLOOKUP関数の書き方・作り方・使い方を徹底解説

関数ライブラリから「検索/行列」を選択し、ドロップダウンメニューからVLOOKUPをクリックします。すると「関数の引数」ダイアログが開きます。

「関数の引数」ダイアログの「検索値」「範囲」「列番号」「検索方法」の各フィールドに、方法1で説明した内容を入力します。

すべて入力できたら「OK」ボタンを押しましょう。入力した引数に基づいて、VLOOKUP関数が結果を返します。

なお、Excelの数式が自動更新されない場合の対処法については、こちらのガイドをご覧ください。

ExcelのVLOOKUP関数の書き方・作り方・使い方を徹底解説

どちらの方法でも、先頭列を基準にして必要なデータを正しく検索できます。特に「関数の引数」ウィザードを使えば、変数をガイドに沿って入力できるため、VLOOKUP関数をスムーズに組み立てられます。

ちなみに、VLOOKUP関数はExcelのWeb版でも利用できます。Web版でも同様に、「関数の引数」ウィザードを使うことも、数式を手入力することも可能です。

最後に、Excelのもうひとつの検索関数「HLOOKUP関数」についても確認しておきましょう。

  1. Microsoft ExcelのHOUR・MINUTE・SECOND関数の使い方を徹底解説

    Microsoft Excelには、時刻データから「時」「分」「秒」をそれぞれ取り出せる、HOUR(時)、MINUTE(分)、SECOND(秒)の3つの関数が用意されています。この記事では、それぞれの関数の特徴と、実際の操作手順をわかりやすく解説します。 HOUR・MINUTE・SECOND関数の基本 HOUR関数:時刻から「時」を0〜23の数値として返します。書式は =HOUR(シリアル値) です。 MINUTE関数:時刻から「分」を0〜59の数値として返します。書式は =MINUTE(シリアル値) です。 SECOND関数:時刻から「秒」を0〜59の数値として返します。書式は =SEC

  2. ExcelのVLOOKUP関数の使い方を徹底解説!基本から応用まで

    大量のデータが入ったExcelスプレッドシートから、特定の情報だけを簡単に抽出したいと思ったことはありませんか?ExcelでVLOOKUPを使いこなせるようになれば、たった一つの強力な関数だけで、こうした検索・抽出作業を実現できます。 VLOOKUP関数は、引数が多く、使い方も複数あるため、多くの人にとってとっつきにくい存在です。この記事では、ExcelにおけるVLOOKUPのあらゆる使い方と、この関数がなぜそれほど強力なのかを、具体例を交えながら詳しく解説します。 ExcelのVLOOKUP関数の引数 Excelの任意のセルに=VLOOKUP(と入力すると、利用可能な引数の一覧がポップ