PowerPointで本のようなスライド資料を作る方法【ページめくり演出付き】
「本」とは、通常、紙のページを一端で綴じ、印刷や文字が書かれた表紙で覆ったものです。一方、Microsoft PowerPointは、プレゼンテーションを作成・発表するためのソフトウェアです。
では、PowerPointのスライド上に「本」を再現して、まるで本をめくるようなプレゼンテーションを行いたい場合はどうすればよいのでしょうか?
この記事では、PowerPointで本のようなデザインを作成する方法を、以下の手順に沿って詳しく解説します。
- 画像を挿入して表紙を作成する
- リング綴じ(スパイラル)効果を追加する
- タイトルを設定する
- 本の中身(見開きページ)を作成する
- 別のページを追加する
- ページめくりのトランジションを設定する
- 裏表紙を作成する
PowerPointで本を作る方法
1. 画像を挿入して表紙を作成する

まず、リアルな質感のある表紙画像やテクスチャをダウンロードするか、コピー&ペーストでPowerPointのスライドに貼り付けます。ホームタブの新しいスライドから新規スライドを作成しましょう。ここでは白紙のスライドを使用します。
次に、表示タブを開き、「表示」グループ内のグリッド線にチェックを入れます。すると、スライド全体にガイド線が表示されます。
続いて長方形を作成します。挿入タブの「図形」から長方形を選択し、スライド中央のガイド線より左側にドラッグして描画します。端に少し余白を残すのがポイントです。

描画した長方形を右クリックし、図形の書式設定を選択すると、画面右側に書式設定ウィンドウが開きます。
「塗りつぶし」セクションで図またはテクスチャを選択します。画像の挿入元は、PC内のファイルやオンラインから選べます。また、あらかじめ画像をコピーしておき、長方形を選択した状態でクリップボードを選べば、コピーした画像がそのまま長方形に反映されます。
2. リング綴じ(スパイラル)効果を追加する

次に、小さな正方形を作成します。図形の書式タブの「図形の挿入」グループから長方形を選び、本の背(とじしろ)になる部分に描画します。
図形の塗りつぶしで白を選択すると、長方形が白色になります。
さらに、書式設定ウィンドウの「効果」、または図形の書式タブから影を選択し、プリセットを指定します。ここでは「内側」セクションの左上にあるプリセットを選ぶと、控えめな影が追加され、立体感が出ます。

続いて、リング綴じを追加します。「図形」から基本図形カテゴリ内の弧を選択し、先ほど作成した小さな長方形の上に配置します。弧が長方形を囲むように調整しましょう。
書式設定ウィンドウでは、線の色や太さを編集できます。線のセクションでグラデーションを選択し、グラデーションの分岐点を以下のように設定します。
- 1番目の分岐点:黒
- 2番目の分岐点:中央に配置して白
- 3番目の分岐点:濃いグレー
- 4番目の分岐点:黒
この設定により、金属製のリングのような光沢感が生まれます。
小さな長方形と弧の両方を選択し、Ctrl + Dキーで複製します。これらを適切に並べると、本のリング綴じが完成します。サイズの調整は、書式設定ウィンドウの「幅」で行えます。
3. タイトルを設定する

次に、本の表紙にタイトルを配置します。挿入タブからテキストボックスを選択し、タイトルを入力します。文字の色やフォントを変更して、お好みのデザインに整えましょう。
4. 本の中身(見開きページ)を作成する

タイトルスライドをコピー&ペーストして次のスライドを作成します。ここからは、表紙の内側(見開き部分)を作成していきます。
まず、最初の表紙画像を新しい画像に差し替えます。使用したい画像をコピーし、書式設定ウィンドウでクリップボードを選択するか、画像の挿入から読み込みます。
画像を変更したら、テキストを削除します。次にCtrl + Dキーで画像を複製し、反対側に移動させます。中央には少し隙間を残してください。
図形の書式タブの「排列」グループから背面へ移動を選択し、画像を後ろに送ります。そしてCtrl + Gキーで図形をグループ化しましょう。

本の内側にページを作成します。長方形を描画して表紙の上に配置し、図形の塗りつぶしで白を選択すると、ページらしくなります。
「排列」グループの背面へ移動を複数回実行して、ページを後ろへ送ります。重ねる長方形の数だけ操作を繰り返すことで、ページの厚みが表現できます。
また、リング綴じがある部分の余白を、本の内側に近い茶色で塗りつぶすと、よりリアルな仕上がりになります。

ページの内容はテキストボックスで自由に編集できます。さらに、しおりを追加することも可能です。図形の書式タブ(またはホーム・挿入タブ)から長方形を選択し、作成したページの端に配置します。図形にテキストを追加したり、色を付けたりして装飾しましょう。
5. 別のページを追加する

作成した見開きページのスライドをコピーして、下に貼り付けます。テキスト内容やしおりの番号を好きなように変更しましょう。
また、左側にもう一枚ページを追加する場合は、新たに長方形を挿入して白く塗りつぶし、テキストボックスで任意の内容を入力します。
6. ページめくりのトランジションを設定する

2枚目のスライドを選択し、画面切り替えタブを開きます。「このスライドへの切り替え」グループからページカール(ページめくり)を選択しましょう。
画面切り替えウィンドウの左上にあるプレビューをクリックすると、本がパラッとめくれるアニメーションを確認できます。
7. 裏表紙を作成する

最後に、1枚目のスライドから本をコピーして、3枚目のスライドの下に貼り付けます。テキストを削除し、別の内容を入力しましょう。
コピーした表紙をグリッド線の左側に配置すると、閉じた本のように見えます。その後、本の上の長方形と弧(リング綴じ)を整理し、両方を選択してCtrl + Gキーでグループ化します。
図形の書式タブの「排列」グループから回転を選択し、左右に反転をクリックすると、長方形と弧が水平方向に反転します。
これで、シンプルな「本」のプレゼンテーションがPowerPointで完成しました。実際に発表する際は、画面右下のスライドショーボタンをクリックして再生しましょう。
操作中に問題が発生した場合は、ぜひコメント欄でお知らせください。
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