Wordで表の列を合計する方法|数式フィールドの使い方と注意点を解説
Wordでは、Excelのような表計算ソフトを使わなくても、表の列の合計を簡単に計算できます。この記事では、Word 2003、2007、そして2010/2013/2016の各バージョンで列の合計を求める方法を、小数点以下の数値が入った列を例にして詳しく解説します。
Word 2007〜2016での合計方法
まずWordを開き、合計したい数値が入っている列の一番下にある空白セルにカーソルを置きます。

するとテーブルツールのタブが表示されるので、レイアウトタブをクリックします。

データグループの中にある数式ボタンをクリックします。

数式ダイアログボックスが開くと、数式ボックスには適切な計算式が自動的に挿入されます。ここで、表示形式ドロップダウンリストから「0.00」を選択すると、列内の他の数値と同じ形式で合計値が表示されます。データに合わせて別の表示形式を選んでも問題ありません。

設定内容を確認したらOKをクリックします。

これで数式フィールドがセルに挿入され、合計が自動的に計算されて表示されます。金額列の数値を変更した場合は、合計の上で右クリックし、ポップアップメニューからフィールド更新を選択すれば合計が再計算されます。フィールドを選択した状態でF9キーを押して更新することも可能です。

注意!データが連続している必要がある
Wordでこのような数式を使う際には、大きな落とし穴があります。それは、計算対象のデータはすべて連続していなければならないという点です。つまり、データの間に空白や途切れがあってはいけません。
例として、下記のようなデータを見てください。3月の行では、2列目にデータが入っていません。

この場合、1月から6月までのすべてを合計するのではなく、4月〜6月の値だけが合計されてしまいます。しかし、空欄のセルに「0」を入力してフィールドを更新すると、期待していた正しい合計が表示されます。

Excelでは計算対象のセル範囲を明示的に指定するため、こうした問題は通常発生しません。一方Wordでは範囲指定がない分、意図しない結果になることがあるので、必ず結果が正しいかどうか確認するようにしましょう。
オートSUM(合計)ボタンをクイックアクセスツールバーに追加する
Wordのレイアウトタブやその他のリボンタブを見ても、ExcelにあるようなオートSUMボタンは見当たりません。実はこの機能はWordにも存在しますが、リボンには配置されていないのです。利用するには、クイックアクセスツールバーに追加する必要があります。
手順は以下の通りです。
- Word 2007の場合:Officeボタン→Wordのオプションをクリック
- 新しいバージョンのWordの場合:ファイル→オプションをクリック

Wordのオプションダイアログボックスの左側リストからユーザー設定を選択します(新しいバージョンではクイックアクセスツールバーを選択します)。

コマンドの選択ドロップダウンリストからリボンにないコマンドを選びます。

下のコマンド一覧をスクロールして合計(Sum)コマンドを見つけたら、それを選択して追加ボタンをクリックします。これで合計コマンドが、ダイアログボックス右側のクイックアクセスツールバーのコマンド一覧に追加されます。

OKをクリックしてダイアログボックスを閉じると、クイックアクセスツールバーに合計ボタンが表示されます。先ほどの表の金額列の最後のセルにカーソルがある状態でこのボタンをクリックすれば、列の数値を一瞬で合計できます。

なお、残念ながらWordではリボンタブ自体を直接カスタマイズすることはできません。リボンのカスタマイズやコマンド活用に関する詳細は、「MS Officeリボンのカスタマイズ」の記事をご参照ください。
Word 2003での合計方法
次に、Word 2003で表の列の合計を求める方法を紹介します。ここでも同じサンプル表を使用します。金額列の数値を合計するには、その列の最後のセルにカーソルを置きます。

メニューバーのテーブルメニューから数式を選択します。

数式ダイアログボックスの数式ボックスには、適切な計算式が自動的に入力されます。表示形式ドロップダウンリストから「0.00」を選択すれば、金額列の他の数値と同じ形式で合計が表示されます。

設定を確認してOKをクリックします。

これで、金額列の最後のセルに合計値が入力されます。

まとめ:より複雑な数式も使える
以上がWordで表の列を合計する方法です。数式ボックスにはより複雑な計算式を挿入することもできますが、WordはExcelほど多くの関数をサポートしていない点に注意してください。Excelで使える関数をWordに入力してもエラーが出る場合があります。Wordで使用できる関数の一覧については、Microsoftの公式ドキュメントの「使用できる関数」セクションをご確認ください。
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