MSGファイルとは?WindowsとMacで開く方法をわかりやすく解説
世の中には何千種類ものファイル形式が存在し、音楽や文書などのカテゴリに分けられています。それぞれに役割と制限があり、たとえば音声ならMP3ファイルが便利ですが、AACファイルの方がさらに高品質です。そんな中、実質的なライバルがほとんど存在しない形式のひとつが「.MSG」ファイルです。
MSGファイルを見かけたら、おそらくMicrosoft Outlookを使用している環境でしょう。Outlookはメールのエクスポートなどの用途にMSGファイルを採用しています。WindowsにOutlookが入っていない場合や、Mac版Outlookを使っている場合は、そのままでは開けないことがあります。この記事では、WindowsとMacでMSGファイルを開く方法を詳しく解説します。
MSGファイルとは?安全性は問題ない?
MSGファイル形式はMicrosoft Outlook専用の形式で、Outlook上のさまざまなコンテンツを外部に書き出す際に使用されます。多くの場合、MSGファイルには他のユーザーから受信したメールメッセージが含まれていますが、予定表のアポイントメント、タスク、その他のOutlookアイテムが含まれることもあります。
MSGファイルには、その目的に応じた情報が格納されています。メールの場合は、送信者と受信者、受信日時、件名、本文などです。予定表のアポイントメントを保存した場合は、日付、場所、招待されたユーザーなどの情報が含まれます。
Outlook自体で作成されたMSGファイルは無害です。自分で作成したMSGファイルを開くことにリスクはありませんが、信頼できない送信元からのファイルを開く際には常に注意が必要です。可能性は低いものの、MSGファイルのような形式にはマルウェアが仕込まれているケースがあります。
特に注意したいのは、添付ファイル付きでエクスポートされたメールです。MSGファイルを開かない限り添付ファイルの中身を確認できないため、PCを危険にさらす可能性があります。もし信頼できないファイルを開いてしまった場合は、念のためマルウェアのスキャンを実行しましょう。
WindowsでMSGファイルを開く方法
MSGファイル形式はOutlookベースのため、Windowsで開くには通常、Outlookデスクトップアプリが必要です。
- PCにOutlookがインストールされ、セットアップ済みであれば、MSGファイル形式はすでにOutlookに関連付けられているはずです。デスクトップやエクスプローラー上のMSGファイルをダブルクリックして開きましょう。自動的に関連付けられていない場合は、ファイルを右クリックして「プログラムから開く」を選択してください。
- また、MSGファイルを手動でOutlookの受信トレイにコピーすることもできます。デスクトップ(またはエクスプローラー)上のMSGファイルを右クリックし、「コピー」を選択します。
- Outlookウィンドウ(受信トレイ)を表示してアクティブにした状態で、Ctrl + Vキーを押してMSGファイルを受信トレイに貼り付けます。これでメールボックス内でメッセージを閲覧できるようになります。
Outlookがインストールされていない場合は、「FreeViewer MSG Viewer」のようなサードパーティ製アプリを利用する方法があります。インターフェースはやや古めかしいものの、FreeViewer MSG Viewerを使えばWindows 10上でエクスポートされたMSGファイルの内容を安全に閲覧できます。
- まず、FreeViewer MSG ViewerをダウンロードしてPCにインストールします。FreeViewer MSG Viewerウィンドウの左側メニューで、MSGファイルが含まれるフォルダを選択すると、見つかったMSGファイルが右側の一覧に表示されます。
- 一覧からMSGファイルを選択すると、添付ファイルや非表示のヘッダーデータを含むファイルの内容が下部に表示されます。
OutlookやFreeViewer MSG Viewerのようなサードパーティ製アプリが最適ですが、「Encryptomatic MSG Viewer」のようなオンラインサービスを使えば、追加ソフトなしでMSGファイルのデータを閲覧することも可能です。
ただし、この方法は機密性のないファイルやメールに限定してください。知らないサーバーへMSGファイルをアップロードすると、メールアドレスや他のメッセージといった個人情報がそのサイトに露出することになります。
MacでMSGファイルを開く方法
Windowsと同様に、macOSでもフル機能のMicrosoft Outlookクライアントを単体アプリまたはOfficeスイートの一部として利用できます。しかし残念ながら、Mac版OutlookではMSGファイルを開いたりエクスポートしたりすることはできません。
MacでMSGファイルを開くには、App Storeからサードパーティ製のMSGビューアをインストールする(または前述のオンラインサービスを利用する)必要があります。さまざまなアプリがありますが、使いやすいのが「MSG Viewer for Outlook」です。このアプリは、MSGファイルをオープンソースのEML形式に変換して表示します。
- まず、App StoreからMSG Viewer for Outlookをダウンロードしてインストールします。インストール後、Launchpadからアプリを起動しましょう。
- アプリを起動したら、「Opening Files」セクションで、開きたいメールクライアントやアドレス帳アプリを選択します。ファイルを手軽に確認したい場合は「Quick View」を、別形式への変換が必要な場合は変換オプション(例:「Convert to PDF」など)を選択します。設定が完了したら、メニューバーから「File > Open」を選択します。
- FinderウィンドウでMSGファイルを見つけて選択し、「開く」ボタンをクリックします。MSGからEML形式への変換が始まります。
- MSG Viewer for Outlookがファイルを変換します。変換が完了すると、「Opening Files」セクションで選択したメールアプリが自動的に起動し、ファイルを閲覧できます。
Microsoftのファイル形式を開くには
MSGファイル形式は、DOCXやPPTXと同様に、Microsoft独自のファイル形式です。これらのファイルを目にしたら、開くにはMicrosoft製ソフトウェア(またはMicrosoftサービスへのアクセス)が必要になることが多いでしょう。Outlookを利用できない環境では、Encryptomatic ViewerのようなオンラインサービスでMSGファイルを開くという選択肢もあります。
Officeドキュメントを開くならOfficeスイートが最適ですが、代替手段も存在します。LibreOfficeやOpenOfficeなどのオープンソースソフトウェアは多くのOffice形式に対応しており、ファイルを他のオープンソース形式に変換することもできます。手間をかけたくない場合は、Google Docsのようなオンラインサービスに切り替えるのもよいでしょう。
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