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ExcelのHLOOKUP関数の使い方|横方向のデータ検索を簡単に行う方法

Excelのワークシートに数百列・数十行もの大量データがある場合、HLOOKUP(エイチルックアップ)関数を使えば、指定した列の中から目的の値を素早く見つけられます。

この記事で紹介する手順は、Excel for Microsoft 365、Excel 2019、Excel 2016、Excel 2013に対応しています。

HLOOKUP関数の仕組み

HLOOKUP関数は検索系関数の一種です。まず範囲の先頭行(列見出し)から指定した値を探し、その値が見つかった列の中から対応する行の値を返します。関数名の「H」は「Horizontal(水平)」を意味しており、横方向に並んだデータの検索に特に適しています。

HLOOKUP関数は、大量のデータを扱うワークシートで真価を発揮します。ここでは、シンプルなサンプルを使ってその動作を確認してみましょう。

ExcelのHLOOKUP関数の使い方|横方向のデータ検索を簡単に行う方法

このワークシートでは、小売業者が商品ごと、そして販売チャネルごとに売上を管理しています。たとえば「カメラのオンライン売上」を調べたいとき、ワークシートを目で追って探す代わりに、HLOOKUP関数が自動的に検索してくれます。

HLOOKUP関数の構文

HLOOKUP関数の構文は以下の通りです。

HLOOKUP(lookup_value, table_array, row_index_num, range_lookup)

日本語版Excelでは「HLOOKUP(検索値, 範囲, 行番号, 検索の型)」と表示されます。各引数の役割は次の通りです。

  • lookup_value(検索値)/必須:検索したい値です。HLOOKUP関数は範囲の先頭行からこの値を探します。セル参照または列見出しの文字列を指定できます。
  • table_array(範囲)/必須:検索対象となるデータ表です。セル範囲への参照または範囲名を指定します。
  • row_index_num(行番号)/必須:結果として返すデータが含まれる行の番号です。
  • range_lookup(検索の型)/省略可能:完全一致が見つからなかった場合の処理方法を指定します。TRUEまたはFALSEを設定できます。
    • TRUEを指定し、表のデータが昇順に並んでいる場合、検索値より小さい値のうち最大のものが返されます。
    • FALSEを指定した場合、完全一致が見つからないとエラー(#N/A)が返されます。

ExcelでHLOOKUP関数を使う方法

ここでは、HLOOKUP関数を使って「カメラのオンライン売上」を検索する例を紹介します。ワークシートへの入力手順は以下の通りです。

  1. ワークシートにデータを入力し、列見出しを昇順に並べ替えます。

  2. HLOOKUP関数の結果を表示するセルを選択します。

    ExcelのHLOOKUP関数の使い方|横方向のデータ検索を簡単に行う方法
  3. リボンの数式タブ → 検索/行列HLOOKUPの順にクリックします。

    ExcelのHLOOKUP関数の使い方|横方向のデータ検索を簡単に行う方法
  4. 関数の引数ダイアログボックスで、カーソルをLookup_value(検索値)ボックスに置きます。

  5. ワークシート上で、データの先頭行にある検索したい値が入力されたセルを選択します。

    ExcelのHLOOKUP関数の使い方|横方向のデータ検索を簡単に行う方法

    ポイント:異なる値を切り替えて検索したい場合はセル参照を使いましょう。参照先のセルに入力する値を変えるだけで、検索結果が自動的に更新されます。

  6. 関数の引数ダイアログボックスで、カーソルをTable_array(範囲)ボックスに置きます。

  7. ワークシート上で検索対象のデータ範囲を選択します。この例ではデータセット全体を選択しています。

    ExcelのHLOOKUP関数の使い方|横方向のデータ検索を簡単に行う方法
  8. 関数の引数ダイアログボックスで、カーソルをRow_index_num(行番号)ボックスに置き、結果を取得したい行の番号を入力します。

    注意:ここで指定するのは選択した範囲内での行番号であり、Excelワークシート上の実際の行番号ではありません。

  9. OKをクリックします。

    ExcelのHLOOKUP関数の使い方|横方向のデータ検索を簡単に行う方法
  10. HLOOKUP関数が先頭行から検索値を探し出し、その列の中から指定された行の値を返します。結果が選択したセルに表示されます。

    ExcelのHLOOKUP関数の使い方|横方向のデータ検索を簡単に行う方法

ワイルドカードをHLOOKUPで使う方法

正確なテキストや列名がわからない場合は、ワイルドカードを活用しましょう。Excelで文字列検索に使えるワイルドカードは以下の2種類です。

  • アスタリスク(*):検索語に複数の文字が欠けている可能性がある場合に使用します。たとえば、商品名が「Camera」「Cameras」「Camera & Video」のどれか確信できない場合は、「Camera*」と入力します。
  • 疑問符(?):検索語に1文字だけ欠けている可能性がある場合に使用します。たとえば、顧客名が「Petersen」か「Peterson」かわからない場合は、「Peters?n」と入力します。

ワイルドカード検索では、できるだけ多くの情報を条件に加えるのがコツです。Excelは最初に見つかった1件のみを返すため、複数の該当データが存在しても通知されません。

  1. Microsoft ExcelでHLOOKUP関数を使用する方法

    HLOOKUPは、Microsoft Excelに搭載されている関数の一つで、横方向に並んだデータの中から値を検索します。HLOOKUP関数は、表や配列の最上行を横方向に走査し、指定した行から対応する値を返します。関数名の「H」は「Horizontal(水平)」の略です。VLOOKUPとの違いは、VLOOKUPが列方向に検索を行うのに対し、HLOOKUPは行方向に検索を行うという点にあります。 HLOOKUP関数の構文 検索値(Lookup_value): 表の最上行で見つけたい値を指定します。 範囲(Table_array): 情報を検索する対象となる表です。セル範囲または範囲名への参照

  2. ExcelのVLOOKUP関数の使い方を徹底解説!基本から応用まで

    大量のデータが入ったExcelスプレッドシートから、特定の情報だけを簡単に抽出したいと思ったことはありませんか?ExcelでVLOOKUPを使いこなせるようになれば、たった一つの強力な関数だけで、こうした検索・抽出作業を実現できます。 VLOOKUP関数は、引数が多く、使い方も複数あるため、多くの人にとってとっつきにくい存在です。この記事では、ExcelにおけるVLOOKUPのあらゆる使い方と、この関数がなぜそれほど強力なのかを、具体例を交えながら詳しく解説します。 ExcelのVLOOKUP関数の引数 Excelの任意のセルに=VLOOKUP(と入力すると、利用可能な引数の一覧がポップ