OpenOffice CalcのSUM関数で数値の列・行を合計する3つの方法
知っておきたいポイント
- 結果を表示するセルを選択し、SUM(Σ)ボタン→Enterキーを押すと、近隣の列や行が自動的に合計されます。必要に応じて範囲を変更できます。
- または、FXキー→「分類」→「数学」を選択し、「関数」から「SUM」→「次へ」と進んで、加算するセルを選択します。
- もう1つの方法として、計算したいデータ範囲に対してSUM関数を直接入力することもできます。例:=SUM(A1:A6)
この記事では、OpenOffice Calc(バージョン4.1.6)において、SUM関数を使って行や列の数値を合計するさまざまな方法を詳しく解説します。
OpenOffice CalcのSUM関数
SUM関数を入力する方法は、主に次の2つがあります。
- SUM関数のショートカットボタンを使う — 入力欄(Excelの数式バーに相当)の横にある、ギリシャ文字の大文字シグマ(Σ)ボタンです。
- 関数ウィザードダイアログボックスを使ってワークシートにSUM関数を追加する。ダイアログボックスは、入力欄のΣボタンの横にある「関数ウィザード」を選択すると開きます。

SUM関数の構文と引数
関数の構文とは、関数全体の書式レイアウトのことで、関数名・括弧・引数で構成されます。
SUM関数の構文は次のとおりです。
=SUM(数値1; 数値2; ... 数値30)
数値1; 数値2; ... 数値30 — 関数によって合計されるデータです。引数には以下を指定できます。
- 合計対象となる数値のリスト
- ワークシート内のデータ位置を示すセル参照のリスト
- データ位置を示すセル参照の範囲
補足: 関数で一度に加算できる数値は最大30個です。
SUMボタンでデータを合計する
キーボードよりもマウス操作を好む方にとって、SUMボタンはSUM関数を素早く簡単に入力できる便利な方法です。
この方法で入力すると、関数は周囲のデータをもとに合計すべきセル範囲を自動的に判断し、最も可能性の高い範囲を数値引数として入力します。
なお、関数が検索するのはアクティブセルの上方の列、または左側の行にある数値データのみで、テキストデータや空白セルは無視されます。
以下は、セルA7にSUM関数を入力する具体的な手順です。
セルA7を選択してアクティブセルにします(関数の結果が表示される場所です)。

入力欄の横にあるSUMボタンを押します。

SUM関数がアクティブセルに入力され、数値引数としてセル参照A6が自動的に挿入されます。

数値引数のセル参照範囲を変更する場合は、マウスポインタでA1からA6までの範囲をドラッグして選択します。

Enterキーを押して関数を確定します。

セルA7に計算結果577が表示されます。セルA7を選択すると、完全な関数=SUM(A1:A6)がワークシート上部の入力欄に表示されます。

SUM関数を手動で入力する
関数を入力するもう1つの方法は、ワークシートのセルに直接入力することです。合計したいデータ範囲のセル参照がわかっているなら、手動入力が最も手軽です。
上の画像の例では、セルA7に次の数式を入力してEnterキーを押すだけで、SUMショートカットボタンを使った場合と同じ結果が得られます。
=SUM(A1:A6)
SUM関数の使用例(関数ウィザード編)

続いて、関数ウィザードのダイアログボックスを使って、セルA1、A3、A6、B2、B3の値を数値引数としてSUM関数に入力する手順を紹介します。
セルA7を選択してアクティブセルにします(関数の結果が表示される場所です)。

入力欄(Excelの数式バーに相当)の横にある「関数ウィザード」を選択し、ダイアログボックスを開きます。

「分類」ドロップダウンリストから「数学」を選択し、数学関数の一覧を表示します。

「関数」の一覧から「SUM」を選択します。

「次へ」を選択します。

必要に応じて、ダイアログボックス内の「数値1」を選択します。

ワークシート上でセルA1をクリックすると、そのセル参照がダイアログボックスに入力されます。

ダイアログボックスで「数値2」を選択します。

ワークシート上でセルA3をクリックして、セル参照を入力します。

ダイアログボックスで「数値3」を選択します。

ワークシート上でセルA6をクリックして、セル参照を入力します。

ダイアログボックスで「数値4」を選択します。

ワークシート上でセルB2〜B3をドラッグして選択し、この範囲を入力します。

「OK」を選択してダイアログボックスを閉じ、ワークシートに戻ります。

セルA7に数値695が表示されます。これはセルA1〜B3にある数値の合計です。

セルA7を選択すると、完全な関数=SUM(A1;A3;A6;B2:B3)がワークシート上部の入力欄に表示されます。
SUM関数が無視するもの

SUM関数は、選択範囲内の空白セルとテキストデータを無視します。これには、テキスト形式で書式設定された数値も含まれる点に注意しましょう。
Calcではデフォルトで、テキストデータはセル内で左揃えになります(上の画像のセルA2の「160」のように)。一方、数値データはデフォルトで右揃えになります。
後からテキストデータが数値データに変換されたり、範囲内の空白セルに数値が入力されたりすると、SUM関数の合計は自動的に更新され、新しいデータが反映されます。
SUM関数ダイアログボックスで数値を加算する
前述のとおり、SUM関数はダイアログボックスからも入力できます。ダイアログボックスを開く方法は次の2つです。
- ワークシート上部の入力欄にある「関数ウィザード」を選択する。
- Ctrl + F2キーを押す。
ショートカットとダイアログボックス、それぞれのメリット
Σボタンを使って関数を入力する最大のメリットは、速くて簡単なことです。合計したいデータが連続した範囲にまとまっている場合、関数が自動的に適切な範囲を選択してくれることが多いです。
一方、SUM関数ダイアログボックスが活躍するのは、合計したいデータが離れた複数のセルに散在している場合です。このようなケースでは、ダイアログボックスを使うほうが個々のセルを関数に追加しやすくなります。
ダイアログボックスを使うメリット
ダイアログボックスを使用する主なメリットは以下のとおりです。
関数の構文(等号・括弧・引数の区切り文字であるセミコロンなど)をダイアログボックスが自動的に処理してくれるため、引数を1つずつ入力するだけでよく、入力ミスを減らせます。
合計したいデータが連続していない場合でも、A1、A3、B2:B3といったセル参照を、それぞれ独立した数値引数として簡単に登録できます。
さらに、セル参照をキーボードで打ち込む代わりに、目的のセルをマウスでクリックして指定する「ポイント入力」が使えるのも大きな利点です。ポイント入力は手軽なだけでなく、誤ったセル参照による数式エラーの防止にも役立ちます。
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