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Gmailの「複数の受信トレイ」機能を使いこなす6つの実践テクニック

Gmailは、受信メールを効率よく整理するために設計されたメールサービスです。メールが届いた際に自動で処理を実行するフィルターを設定したり、重要なメッセージにスターを付けたり、テーマ別のラベルを作成したりと、さまざまな整理機能が備わっています。

しかし、まだ知らない人も多い便利な機能があります。それがGmailの「複数の受信トレイ(Multiple Inboxes)」です。

この機能を活用すると、Gmailの標準画面上に複数の受信トレイをペイン(区画)として同時表示できます。必要な情報にたどり着くまでのクリック回数を大幅に減らせる、非常に有用な機能です。

Gmailで複数の受信トレイを設定する方法

まず、Gmailを開き、右上の歯車アイコンをクリックして「受信トレイを設定」を選択します。Googleの自動タブ付き受信トレイ機能をオフにする必要があります。

次に、「ソーシャル」「プロモーション」「アップデート」「フォーラム」の各チェックボックスを外して、変更を保存してください。

Gmailの「複数の受信トレイ」機能を使いこなす6つの実践テクニック

続いて、歯車メニューから「設定」を開き、画面上部にある「Labs」リンクをクリックします。Labsに表示されている項目は、正式には実験的な機能です。

Labsページ内を下にスクロールして「複数の受信トレイ」を見つけ、「有効にする」のラジオボタンを選択します。

最後に、ページ上部に戻って「変更を保存」をクリックすれば完了です。

次に設定ページを開くと、上部に新しい青色の「複数の受信トレイ」リンクが追加されているはずです。ここをクリックすると、自分の使い方に合わせて細かく調整できます。受信トレイは最大5つまで設定可能です。

各ペインにラベル名を付け、表示するコンテンツの種類を指定します。例えば、「下書き」を表示するペインと「送信済みメール」用のペインを作るといった具合です。ラベルを付けたメッセージも、複数の受信トレイのペインに表示できます。

Gmailの「複数の受信トレイ」機能を使いこなす6つの実践テクニック

また、設定画面ではメインの受信トレイに対する各ペインの表示位置も変更できます。さらに、各ペインの1ページに表示するメッセージ数も選択可能です。

これで、複数の受信トレイ機能の概要と設定方法が理解できました。次に、効果的な活用方法を6つ紹介していきます。

1. カンバンの各ステップにラベルを割り当てる

Gmailの「複数の受信トレイ」機能を使いこなす6つの実践テクニック

カンバンは、各タスクとワークフロー全体における進行状況を視覚的に管理できる手法です。カンバンボードでは、やるべきタスクと、その業務がプロセスのどの段階にあるのかを一目で把握できます。各タスクはカードとして表現され、ステータスが変わるたびに別のボードへ移動していきます。

カンバンワークフローの各段階に対応するGmailラベルを作成してみましょう。例えば「新規プロジェクト」「承認待ち」といったラベルです。チームがカンバン経由で作業完了の通知を送っている場合は、特定のキーワードやフレーズを使うルールを設けるとよいでしょう。そのキーワードに注目することで、各ラベルを正確かつ実用的に運用できます。

こうすることで、カンバン関連のメッセージをメインの受信トレイから探し回る代わりに、複数の受信トレイのペイン上でプロセスフロー全体を確認できます。必要な情報へ素早くアクセスできるため時間の節約になり、プロセスに関連するメッセージを見失うリスクも大きく減ります。

2. 部署や人物ごとのラベルを作成する

Gmailの「複数の受信トレイ」機能を使いこなす6つの実践テクニック

大企業に勤めていて、さまざまな部署や相手と日常的にやり取りしているなら、メールアドレスごとに専用ラベルを作成しましょう。例えば「経理部」「人事部」「上司」といったラベルです。

特定の相手からのメールが専用ペインに自動表示されるようにすれば、重要なメッセージを見逃す可能性がぐっと下がります。メールが届いたタイミングも把握しやすくなり、対応の優先順位を自分で柔軟に判断できるようになります。

3. すべての受信トレイを一画面で確認する

Gmailの「複数の受信トレイ」機能を使いこなす6つの実践テクニック

多くの人と同じように、用途別に複数のGmailアカウントを使い分けているかもしれません。仕事用とプライベート用という組み合わせが一般的ですが、それ以外にもさまざまな理由で専用アドレスを設定することがあります。例えば、会社がセミナーを開催し、あなたが参加登録の窓口を担当しているなら、「[会社名]SeminarRegistration@gmail.com」のようなアドレスを使うケースもあるでしょう。

各Gmailアカウントごとに「From:」条件のラベルを作成すれば、複数の受信トレイがそれぞれのアカウント宛のメッセージを表示してくれます。通常、アカウントを切り替えるには、Gmail右下のアカウントアイコンをクリックし、ドロップダウンメニューから選択し直す必要があり、意外と手間がかかります。

複数の受信トレイを使えば、ペインごとに別アドレスの受信箱を一度に表示できるため、切り替えの手間が省けます。他の作業に気を取られて「あのアカウントを確認したっけ?」と不安になることもなくなります。

4. アクションベースのラベルを作る

Gmailの「複数の受信トレイ」機能を使いこなす6つの実践テクニック

インターネット上には、Inbox Zero(受信トレイゼロ)を達成するためのヒントが数多くあります。その定番の一つが、「@記号+アクションまたはステータス」で始まるラベルを作る方法です。「@返信待ち」「@完了」「@要対応」などのラベルを作れます。

@要対応フォルダには、2分以上かかるタスクだけを入れ、それより短い作業はその場で片付けるのがコツです。基準を守らないと、不要な項目でフォルダが埋まってしまう恐れがあります。

@記号を使うと、該当ラベルがラベルリストの先頭、つまり画面左側のGmail標準ラベルのすぐ下に並びます。ただし、複数の受信トレイを活用すれば、ラベルの並び順を気にする必要はありません。最も頻繁に行うアクションごとにペインを割り当てられるのです。完了した作業を目に見える形で確認できるとモチベーションが上がるタイプの人には、この方法が特に効果的です。

タスクが完了したら、該当するメッセージをアクション別ラベル(兼・複数の受信トレイのペイン)へ移動しましょう。そして一日の終わりに各ペインのメールをすべて見直し、その結果を生産性の総合的な指標として活用します。翌日以降の改善ポイントを考えるきっかけにもなります。

5. 重要な通知メール専用のラベルを用意する

Gmailの「複数の受信トレイ」機能を使いこなす6つの実践テクニック

現在の主要なプロジェクト管理ツールの多くは、アプリ内だけでなくメールでもユーザーに通知を送ります。この仕組みのおかげで、ツールを開いていないときでも重要な更新に気づきやすくなり、メールしか確認できない状況でも最新情報をキャッチできます。

まず、通知メールを送ってくる利用中のアプリをすべて洗い出しましょう。次に、その通知が確認する価値のあるものかどうかを見極めます。例えば、週次の利用統計だけを知らせてくるアプリもあれば、必須とは言えない場合もあるでしょう。一方で、自分に関係するあらゆる出来事をリアルタイムで通知してくれるアプリもあります。

通知メールを送ってくる関連アプリが5つ以内であれば、それぞれに専用ペインを割り当てるのがおすすめです。なお、Gmailのフィルターを設定すれば、特定のメールだけを選んでラベルに振り分けることも可能です。

例えばクレジットカード会社からの通知なら、支払いの反映や信用スコアの変化は把握したいけれど、利息請求に関する通知にはそこまで関心がない、ということもあるでしょう。フィルターを使えば、どのメールを作成済みラベルへ送り、どれを削除または別フォルダへ振り分けるかを細かく指定できます。

また、利用しているサービスの件名に特定のキーワードが含まれているかを調査しておくのも有効です。まずGmail内でその会社から受信したメールをすべて検索し、件名の言葉遣いにパターンが見えたら、フィルターがそのキーワードを認識するよう調整しましょう。こうすることで、本当に重要なフレーズを含むメールだけが、複数の受信トレイに対応するラベルへ確実に振り分けられるようになります。

6. 優先度レベル別の受信トレイを設定する

Gmailの「複数の受信トレイ」機能を使いこなす6つの実践テクニック

受信トレイを見ながら「何を、いつ、どの順番で処理すべきか」を判断するのは意外と難しいものです。その結果、実際に価値ある行動を起こすよりも、優先順位の決定に時間を浪費してしまうことも少なくありません。緊急度レベルに基づいて複数の受信トレイを作成すれば、やるべき事項を明確に整理できます。

まずは「高優先度」の受信トレイを作り、続いて「中優先度」「低優先度」の受信トレイを加えるのがおすすめの出発点です。

さらに、優先度別のメッセージが特定のプロジェクトに関連する場合は、ラベル名にプロジェクト名を含めておくと、より管理しやすくなります。

あなたはGmailの受信トレイをどう整理していますか?

これらの活用術を読めば、複数の受信トレイは導入する価値のある機能だと感じられたはずです。不要なクリックを減らしながら、ラベルのルールに基づいて重要なメッセージだけをピンポイントで表示してくれます。職場で複数のPCを使い分けている方なら、複数のソースからのメッセージを一度に確認できるこの機能の魅力を、より強く実感できるでしょう。

一度設定してしまえば、戦略的に分割された一つの画面がどれほど多くの情報を提供してくれるかに驚くはずです。万が一、使いこなせないと感じたら、機能を無効化するのはワンクリックだけ。再度有効にするのも同じくらい簡単なので、安心して試してみてください。

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