ワイヤレスキーボードが反応しない?原因と直し方を徹底解説
パソコンで何かをしようと意気込んでキーボードに手を伸ばしたのに、何も入力されない——そんな経験は誰にでもあるものです。
「なぜワイヤレスキーボードが動かないの?」という永遠の疑問を抱いたことがある方は多いはず。
ワイヤレスキーボードの接続トラブルの原因はさまざまです。ドライバーの不具合から、他のデバイスとの電波干渉まで、考えられる要因は多岐にわたります。
有線接続なら、ケーブルを交換したり、抜き差しするだけで直ることが多く、比較的簡単に対処できます。
特定のキーだけが効かない場合は、物理的な交換が必要になることもあります。ただし、キースイッチが着脱できるメカニカルキーボードなら、故障したスイッチだけを新しいものと交換できるのが大きなメリットです。
一方、スイッチが固定されているタイプの場合は自分での修理が難しく、メーカーへの問い合わせが必要になります。
この記事では、ワイヤレスキーボードのトラブルを解決するためのトラブルシューティング手順を順番にご紹介します。ほとんどの手順は有線キーボードにも応用できます。
ワイヤレスキーボードが入力できないときの基本の対処法
電子機器のトラブルシューティングで最初に確認すべきは電源まわりです。ワイヤレスキーボードの場合、まず電池をチェックしましょう。
キーボードには、市販の乾電池を使うタイプと、内蔵の充電式バッテリーを搭載するタイプがあります。
バッテリー残量が少ないと、文字の取りこぼし、明らかな入力ラグ、あるいは完全な動作不良の原因になります。
充電式タイプなら、必要なのはUSBケーブルだけです。片方をキーボードに、もう片方をパソコンにつないで、充電が完了するまで待ちましょう。
多くの場合、充電中でもUSBケーブル経由でデータが送られるため、そのままキーボードを使用できます。
乾電池式の場合は、交換も簡単です。キーボードを裏返して電池カバーを見つけ、開けて古い電池を取り出し、正しいサイズの新しい電池を入れましょう。
多くのキーボードは単3電池(単4電池)を使用しますが、機種によってサイズが異なるため、必ず確認してください。
電子機器にはリチウムイオン電池を使うのが理想的です。特にワイヤレスキーボードのように消費電力の大きい機器では、その効果を実感しやすいでしょう。
接続状況を確認する
理想を言えば、すべてのパソコンにBluetoothやワイヤレス機能が標準搭載されていると便利ですが、現実にはそうとは限りません。
最近のノートPC、Chromebook、タブレットはほぼすべてBluetooth対応です。デスクトップPCでもBluetooth搭載モデルが増えており、Bluetooth対応キーボードであればワイヤレスで接続できる可能性があります。
一方、専用のワイヤレスレシーバー(ドングル)を使うタイプのキーボードもあります。
たとえばロジクールは、キーボードやその他のワイヤレスアクセサリーに、自社のBoltやUnifyingレシーバーを使用するのが一般的です。
このレシーバー自体がトラブルの原因になることもあります。たとえば、挿しているUSBポートが故障していれば、データは正しく伝送されません。
また、家電製品や他の電子機器、さらには他のBluetooth機器からの干渉を受けることもあります。
まず試したいのは、キーボードとワイヤレスレシーバーの再同期です。ペアリングをやり直すことで、断続的に発生する不具合が解消されることがあります。
手順はレシーバーのメーカーや型番によって異なりますが、通常はUSBレシーバー上の「Connect(接続)」ボタンを押すと検出モードになり、レシーバーのランプが点滅し始めます。
その状態でキーボード側のConnectボタンを押せば、再び接続されるはずです。
Connectボタンがない機種の場合は、お使いのワイヤレスキーボードの取扱説明書を確認してください。
それでも問題が解決しない場合は、USBレシーバーをパソコンの別のUSBポートに挿してみてください。
Bluetoothキーボードのトラブル対処法
専用ドングルではなくBluetoothで接続するキーボードの場合は、デバイス側の設定を確認しましょう。
Windowsユーザーの場合
- スタートメニューを開き、設定をクリックします
- 「Bluetoothとデバイス」の項目を探し、トグルがオンになっていることを確認します
その後、ワイヤレスキーボードを再度試してみてください。すぐに動き始めるはずです。改善しない場合は、この先の対処法も参考にしてください。
Macユーザーの場合
MacでBluetoothが有効になっているかを確認するには、システム環境設定を開きます。
- Appleメニューのアイコンをクリック
- プルダウンメニューからシステム環境設定を選択
- Bluetoothアイコンをクリック
- Bluetoothがオンになっているか確認し、オフならオンに切り替える
これでMacのBluetooth接続確認は完了です。iPhone、iPad、iPod touchをお使いの方は、次の項目をご覧ください。
iPhone・iPad・iPod touchユーザーの場合
iOSでは、Bluetoothの状態を素早く確認できます。手順は以下のとおりです。
- 画面右上隅から下にスワイプしてコントロールセンターを開く
- 旧型のiOSデバイスでは、画面中央から上にスワイプする
- Bluetoothがオンの場合、Bluetoothアイコンは青色で表示されます
- オフの場合は、Bluetoothアイコンをタップしてオンに切り替えます
Androidユーザーの場合
Androidデバイスには、スワイプひとつで開けるクイック設定パネルがあります。ここからBluetoothのオン/オフ確認や、デバイスのペアリングまで行えます。
- 画面上部から下にスワイプする
- Bluetoothがオフの場合は、Bluetoothアイコンをタップしてオンにする
また、Bluetoothアイコンを長押しするとペアリング画面が開くので、キーボードのペアリング情報が消えてしまった場合もここで再登録できます。
専用ソフトウェア(ドライバー)が必要な場合も
Windowsユーザーの場合、デバイスが正しく認識・通信できるようにするための「ドライバー」と呼ばれるソフトウェアのインストールが必要です。
キーボードのようなプラグアンドプレイ対応デバイスの多くは、ドライバーが自動でインストールされるため、普段その存在を意識することはないでしょう。
しかし、OSが誤った互換性のないドライバーを選んでしまうことがあります。
間違ったドライバーを使い続けると、さまざまな問題が発生し、キーボードがまったく動作しなくなることもあります。
ロジクール製ワイヤレスキーボードの場合
最新のロジクール製ワイヤレスキーボードは、「Logicool Options(Logitech Options)」というソフトウェアパッケージを使用します。
設定変更用ユーティリティと、必要なドライバーが含まれています。
ロジクール製キーボードが動作しないときの手順
- ロジクールのBluetooth/ワイヤレスキーボードサポートページにアクセスします
- リストからお使いのキーボードを見つけてクリックします
- 表示されたページでダウンロードをクリックします
- Logicool Options(Logitech Options)をダウンロードします
- お使いのキーボードによっては、Logi Bolt Appのダウンロードも必要な場合があります
- ソフトウェアをインストールします
- ロジクールのドングルを一度抜いてから挿し直します
このページのすべての方法を試し、ソフトウェアを再インストールしてもキーボードが動作しない場合は、ロジクールのサポートに問い合わせましょう。
ロジクールGシリーズ ワイヤレスキーボードの場合
ロジクールのゲーミングブランド「ロジクールG」は、別のソフトウェアパッケージでドライバーを管理しています。
- Logitech G Hubのダウンロードページにアクセスしてダウンロードします
- ダウンロードしたプログラムをインストールします
- ソフトウェアに認識させるため、ロジクールのドングルを一度抜いてから挿し直します
すべてを試してもキーボードが動作しない場合は、ロジクールのサポートに連絡してください。
Razer製ワイヤレスキーボードの場合
Razer製品のユーザーに必要なのは「Razer Synapse」ひとつだけです。Razerの公式サイトから入手できます。
一部のキーボードでは、ファームウェアのアップデートが必要な場合もあります。
ファームウェアのアップデートページでリストから「keyboard(キーボード)」をクリックし、お使いのモデルが記載されているか確認しましょう。リストに載っていれば、最新のファームウェアを使用しています。
Synapseをインストールし、すべて最新の状態にしても問題が解決しない場合は、Razerのサポートに相談しましょう。
Corsair製ワイヤレスキーボードの場合
Corsair製ワイヤレスキーボードのユーザーは「Corsair iCUE」をダウンロードする必要があります。
- Corsairのダウンロードページにアクセスし、CORSAIR iCUEの横にあるダウンロードリンクをクリックします(通常は一番上の項目です)
- ダウンロードしたらiCUEをインストールします
- キーボードのワイヤレスアダプターを一度抜いてから挿し直し、認識させます
それでも改善せず、このページの他の方法も試した場合は、Corsairのサポートに問い合わせてください。
Apple Magic Keyboardの場合
Apple製キーボードのドライバーはmacOSに同梱されているため、追加でダウンロードする必要はありません。
Magic Keyboardに問題がある場合は、Appleのサポートページに役立つトラブルシューティング記事が多数掲載されています。
- Appleの公式サイトにアクセスします
- 右上のサポートをクリックします
- お使いのキーボード(Mac用またはiPad用のMagic Keyboard)を検索し、表示されたサポート記事を読みます
それでも問題が解決しない場合は、Appleサポートに問い合わせましょう。
別のパソコンでキーボードをテストする
電源、接続、ソフトウェアをすべて確認したのに、ワイヤレスキーボードの入力がまだおかしい(またはまったく動かない)場合は、別のデバイスで試してみましょう。
このステップによって、問題がキーボード本体にあるのかどうかを絞り込めます。別のデバイスでも動かなければ、サポートに連絡して交換を依頼するタイミングです。
逆に、別のデバイスでは完璧に動作するなら、問題は元のマシン固有のものだとわかります。
Bluetoothレシーバーの不調や、ドングルを挿しているUSBポートの故障が原因かもしれません。
あるいは、ワイヤレスキーボードのソフトウェアを完全にアンインストールし、再起動してから再インストールする必要があるかもしれません。
それでもワイヤレスキーボードが動作しない場合
ここまでの方法をすべて試してもキーボードが正常に入力できないなら、最後にすべきことはひとつ。キーボードメーカーのサポートチームに問い合わせることです。
サポート担当者から、この記事で紹介したようなトラブルシューティングを案内されるかもしれませんが、「すでに試しました」と自信を持って伝えられますね。
キーボードが保証期間内であれば、サポートがRMA(返品承認)手続きを行い、新しいキーボードと交換してくれます。これで問題解決です。
最大3年の保証を設けているワイヤレスキーボードメーカーもあります。購入から時間が経っていると思っていても、一度問い合わせてみる価値はあります。
これで、ワイヤレスキーボードが入力できなくなったときの対処法はバッチリですね。
もちろん、有線キーボードに戻れば、こうしたトラブルとは無縁になります。……という提案も、ひとつの選択肢として頭の片隅に置いておいてください。
キーボードのトラブルを経験したことはありますか?どんな対処をしましたか?ぜひコメント欄で教えてください。TwitterやFacebookでの議論への参加もお待ちしています。
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