入力可能なPDFファイルの作成方法を徹底解説|編集・フォーム化の手順と注意点
PDFドキュメントは「編集できないもの」と考えられがちですが、実はそうではありません。工夫次第で、他の人が編集したり記入したりできるPDFファイルを作成できます。共同作業や情報伝達をスムーズにするうえで非常に役立つテクニックなので、代表的な方法をいくつかご紹介します。
記入欄のないPDFファイルを編集・追記する方法
まず嬉しいことに、ゼロから作り直さなくても、既存のPDFに変更を加えることは十分可能です。
もっとも手軽なのが、ブラウザ上で動作するオンラインPDF編集ツールの活用です。追加のソフトウェアをダウンロードする必要はなく、編集したいファイルをアップロードするだけですぐに作業を始められます。
もうひとつの方法として、PDFファイルをWord文書に変換し、Microsoft Wordで編集を加えたうえで、完成した文書を再びPDFとして書き出すやり方もあります。やや時間はかかりますが、細かい調整を行いたい場合には有効な手段です。
記入可能なPDFフォームの作成方法
Adobe Acrobatを使用すれば、スクラッチから記入可能なPDFを作成することも、既存の文書や帳票を変換して第三者が入力できる形にすることもできます。
手順はシンプルです。Acrobatを起動し、「ツール」タブから「フォームを準備」オプションを見つけて、記入可能なPDFとして生成したいファイルを選択します。
Acrobatが自動的にフォームフィールドを検出し、必要な箇所へ配置してくれるため、初期作業の負担はほとんどありません。独自のフィールドを追加したい場合はツールバーから操作でき、フィールドの移動や位置調整も自由自在に行えます。
仕上がりに満足したら結果を保存し、メールやお好みの共有サービス、あるいはAcrobat内蔵の「配布」機能を使ってファイルを共有しましょう。「配布」機能を利用すれば、フォーム経由で受け取った回答が自動的に収集され、分析用にまとめられるため、手作業での回収作業が不要になります。
作成時に押さえておきたい注意点
記入可能なPDFドキュメントを作成する際には、完成品が本来の目的をきちんと果たせるよう、いくつかのポイントに留意することが大切です。
第一に、記入欄を詰め込みすぎないことです。フィールドが多すぎると、利用者が入力漏れを起こしやすくなります。インターフェースの分かりやすさが成果を大きく左右します。
第二に、すべての回答を自由記述にする必要はないという点です。チェックボックスを活用すれば選択式の質問を簡単に設けられ、後のデータ集計も格段に楽になります。
さらに、ブランディングの機会として捉えるのも一案です。商用目的のアンケートや調査であれば、通常の入力欄に加えてロゴやメッセージをフォームに盛り込むことで、強い印象を与えられるでしょう。一方、契約書などの重要な法的拘束力のある文書の場合は、法律上の要件をすべて満たしているか必ず確認し、自分と署名者の双方を保護できるようにしてください。
最後に、「リセット」ボタンをフォームに追加しておくことをおすすめします。利用者が入力済みの情報を瞬時に消去して最初からやり直せるようになり、利便性が向上します。要するに、誰にとっても一貫性があり理解しやすい記入可能なPDFを目指すことが、最良の結果につながるのです。
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