Google Drawingsで無料ロゴを作る方法|初心者向けステップバイステップガイド
個人ビジネスを立ち上げるだけでも手間とコストがかかるのに、オンラインのロゴ作成サービスではシンプルなデザインひとつに10〜100ドルもの費用が発生します。しかし、創業したばかりの段階で、そのような有料サービスは本当に必要なのでしょうか?実は、ある程度クライアントがついた後に、プロフェッショナルなロゴ制作へ投資するのが賢い選択です。
それまでの間は、Google Drawings(Googleドローコ)を使えば、費用ゼロでシンプルなロゴを自分でデザインできます。この記事では、事前準備から実際の作成手順まで、わかりやすく解説します。
ロゴ作成前の準備作業
いきなりGoogle Drawingsを開く前に、次の下準備をしておきましょう。事前準備ができているほど、作業はスムーズになります。
- ブランドを定義する: ロゴでどんなイメージを伝えたいのか、方向性を明確にします。
- インスピレーションを集める: DribbbleやBehanceなどのサイトを見て、スタイル・カラー・書体など、「好き/嫌い」の基準を絞り込みます。
- 紙やタブレットでスケッチする: いくつかの案を手描きで試してみましょう。小さいサイズでも読み取れることを意識し、余白(ホワイトスペース)を恐れず活用するのがポイントです。最終的に選んだ案は、Google Drawingsでの制作時の指針になります。
- 書体を選ぶ: ブランドの雰囲気に合うフォントを決めます。Google Fontsのようなサイトを使えば、さまざまな書体を並べて比較できます。
- カラースキームを決める: 色にはそれぞれ心理的な連想があります。たとえば青は平和や信頼、緑は自然や有機的な印象、赤は大胆さや力強さを演出します。文化によって印象が異なる場合もあるため、ターゲット層を考慮することも大切です。
Google Drawingsでロゴを作成する手順
ここからは、実際にGoogle Drawingsでロゴを作っていきます。作業を始める前に、Googleアカウントにログインできる状態を確認しておいてください。
- Google Drawingsにアクセスし、Googleアカウントでログインします。
または、Googleドライブの画面から「新規 → その他 → Googleドローコ」を選択しても開けます。
- 新しいドキュメントを作成します。左上の「無題の図形描画」をクリックしてファイル名を変更し、Enterキーを押しましょう。名前をつけておくと、あとから見つけやすくなります。
新規ドキュメントのデフォルトサイズは960×720ピクセルです。このままでは拡大表示したときに画質が劣化する可能性があるため、用途に合わせてサイズを調整します。
- メニューから「ファイル → ページ設定」を選択します。
- ポップアップが表示され、現在の設定が「標準 4:3」となっています。ドロップダウンメニューから「カスタム」を選びましょう。
- デフォルトの10×7.5インチを、任意のサイズに変更します。元のロゴが大きいほど、拡大表示したときに粗くなりにくくなります。SVG形式で保存する予定なら、ピクセルの拡大縮小による劣化を気にする必要はありません。今回は1080×1024ピクセルに設定しました。
- 「適用」をクリックしてページ設定を完了します。
ロゴには、文字だけで構成するタイプ、図形やイラストを使うタイプ、両方を組み合わせたタイプがあります。今回は、観光地にある部屋貸しサービス「Joy Stay」向けに、文字のみのロゴを作成します。
- キャンバス上部のツールバーにある「テキストボックス」ボタンをクリックします。
- キャンバス上でカーソルをドラッグし、ロゴの文字が収まる大きさのテキストボックスを作成します。
- テキストボックスにブランド名を入力します。ここでは「Joy Stay」と入力しました。
- フォントを変更するには、対象のテキストを選択した状態で、ツールバーの「フォント」をクリックします。
- ドロップダウンリストから好みのフォントを選択します。今回は「Calligraffiti」を使用しました。
- テキストボックスの四隅をドラッグしてサイズを調整し、キャンバス内に収まるようにします。
さらに、メインテキストの下に添える形で、タグライン(キャッチコピー)も追加してみましょう。
タグラインを追加する場合は、同じ手順でテキストボックスを作成し、フォントの変更やサイズ調整を行います。太字・斜体・下線などの装飾を組み合わせれば、より個性的な仕上がりになります。
こちらが装飾を加えたタグラインの様子です。
- ロゴに図形要素を加えたい場合は、「挿入 → 図形」のサブメニューにある図形を組み合わせて編集します。記号を挿入したいときは「挿入 → 特殊文字」を利用しましょう。なお、特殊文字のメニューは、先にテキストボックスを選択していないとグレー表示になってクリックできないので注意してください。
次に、テキストの間隔や配置を整えます。図形要素を含むロゴの場合は、それぞれの位置関係も調整しましょう。
今回はすっきりとした印象にするため、ブランド名とタグラインを中央揃えにしました。左揃えや右揃えにしてももちろんOKです。
- 配置を変更するには、対象のテキストを選択し、ツールバーの「配置」ボタンから希望の揃え方を選択します。
変更後のロゴがこちらです(タグラインの各文字の間にスペースも入れています)。
事前にカラースキームを決めていれば、この工程は簡単です。まだ決めていない場合は、試行錯誤しながら色を選んでみましょう。
- 背景色を設定するには、テキストボックスを選択し、ツールバーの「塗りつぶしの色」をクリックして、表示されたパレットから色を選びます。背景を透明のままにしたい場合は、代わりに文字色を変更するとよいでしょう。その際はロゴのテキストを選択し、ツールバーの「テキストの色」ボタンからパレットを開いて色を選択します。
今回は背景にダークシアンを採用しました。
- デザインが完成したら、キャンバス右下にあるノッチ(ハンドル)をドラッグして、キャンバスサイズをデザインにぴったり合わせます。メインデザインの周囲に均等な余白ができるよう意識してください。
- 「ファイル → ダウンロード → JPEG画像(.jpg)」または「ファイル → ダウンロード → PNG画像(.png)」を選択して保存します。Google Drawingsは複数の形式で保存可能ですが、PNGをおすすめします。背景を透過したまま保存できるため、どんな色の背景にもロゴを載せやすくなります。
- ウェブサイトやチラシ、メールのレターヘッドなどでロゴを使用する前に、画質を落とさずに適切なサイズへリサイズしましょう。AdobeのImage Resizerなどのツールが便利です。主なプラットフォーム・媒体ごとの推奨サイズは以下のとおりです。
| プラットフォーム・媒体 | 標準サイズ | 対応ファイル形式 |
|---|---|---|
| 180 × 180 px | PNG | |
| 400 × 400 px | JPG / PNG / GIF | |
| 110 × 110 px | JPG | |
| YouTube | 800 × 800 px | JPG / PNG / GIF |
| X(Twitter) | 400 × 400 px | JPG / PNG / GIF |
| 165 × 165 px | JPG / PNG | |
| ファビコン | 16 × 16 px | JPG / PNG |
| 名刺 | 3.5 × 2 インチ | ― |
| マグカップ | 7.5 × 3 インチ | ― |
| Tシャツ | 14 × 15 インチ | ― |
| レターヘッド | 210 × 297 mm | ― |
よくある質問
1. ロゴに使えるグラフィック素材はどこで見つかる?
完成済みのシンボルやアイコンをロゴに取り入れたい場合は、以下のサイトで探すのがおすすめです。
- Free3Dicon
- Freepik
- 3Dicons
ただし、無料素材すべてが商用利用可とは限りません。中にはクレジット表記(帰属表示)が必須のものもあるため、利用規約を必ず確認してください。
2. Googleの検索結果などから既存ロゴをダウンロードして使ってもいい?
いいえ。検索結果や他サイトのロゴは、あくまで視覚的なインスピレーションとして参考にするにとどめましょう。ダウンロードやコピー&ペーストして自分のロゴとして使うのは厳禁です。
ロゴの著作権は、他の芸術作品と同様に原作者に帰属します。正式に商標登録されていなくても、法的に保護の対象となります。多少手を加えたとしても、模倣とみなされれば訴訟リスクがある点に注意しましょう。
3. 作ったロゴへのフィードバックをもらうには?
ロゴの批評を受けられるオンラインコミュニティには、たとえば以下があります。
- Brands of the World
- r/Logo_Critique(Reddit)
- r/logodesign(Reddit)
どんなフィードバックも貴重ですが、特に自社ブランドのターゲット層の意見を重視すると、より効果的な改善につながります。
-
JavaFXで円弧(Arc)を作成する方法を徹底解説
一般的に、円弧(アーク)とは曲線の一部を切り取った小さなセグメントのことを指します。JavaFXでは、この円弧は javafx.scene.shape.Arc クラスによって表現されます。 Arcクラスには、円弧の形状や位置を決定するための6つの主要なプロパティが用意されています。それぞれのプロパティと対応するセッターメソッドを見ていきましょう。 Arcクラスの6つのプロパティ centerX − 円弧の中心点のX座標を表します。setCenterX() メソッドで値を設定できます。 centerY − 円弧の中心点のY座標を表します。setCenterY() メソッドで値を設定できます。
-
Googleドキュメントで透かし(ウォーターマーク)を作成・挿入する方法
Googleドキュメントは、文書の作成や編集に広く使われている人気のドキュメントエディタです。以前は、Googleドキュメントの文書に直接透かしを追加する方法がなく、上級ユーザーはGoogleドローアーツを使った回避策を見つけて対応していました。しかし最近のアップデートにより、GoogleはGoogleドキュメントにネイティブな透かし挿入機能を追加しました。この記事では、Googleドキュメントに透かしを挿入する方法と、あわせてサードパーティアプリを使って透かしを作成する方法をご紹介します。 透かしの活用シーンとその効果 透かしの使用を検討すべき場面はいくつかあります。主に機密