「アクセスが拒否されました」エラーを回避!メモ帳を管理者として開く5つの方法
Windows PCでメモ帳(Notepad)を使ってシステムファイルを編集しようとした経験があるなら、「メモ帳へのアクセスが拒否されました」というエラーメッセージを目にしたことがあるかもしれません。このエラーは、標準ユーザーアカウントからシステムファイルを変更しようとした際によく発生します。Windowsには、重要なシステムファイルを保護し、管理者権限を持つユーザーだけが変更できるようにする仕組みが備わっているのです。
とはいえ、どうしてもメモ帳でそのファイルを編集したいケースもあるでしょう。その場合は、メモ帳を管理者として起動すれば、システムファイルを変更するために必要な権限を取得できます。本記事では、メモ帳を管理者として実行する複数の方法をわかりやすく解説します。
右クリックメニューから管理者としてメモ帳を開く
管理者としてメモ帳を実行する最も簡単な方法が、右クリックメニュー(コンテキストメニュー)を利用するやり方です。他のアプリを管理者として実行したことがある方なら、すでにおなじみの手順でしょう。
- PC上でメモ帳アプリを見つけます。よく使う方はデスクトップに配置しているかもしれません。
- アプリを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
- 管理者パスワードの入力を求められたら、パスワードを入力して「はい」をクリックします。
これでメモ帳が管理者権限で起動し、システム上のあらゆるファイルを編集できるようになります。
ショートカットを作成して常に管理者権限でメモ帳を起動する
頻繁に管理者権限でメモ帳を使いたい場合、毎回右クリックするのは少し面倒に感じるかもしれません。
幸い、右クリック操作を省略し、ダブルクリックだけで自動的に管理者権限でメモ帳を起動できる方法があります。ただし、この方法でも毎回管理者パスワードの入力は必要です。
- デスクトップの何もない場所を右クリックし、「新規作成」→「ショートカット」の順に選択します。デスクトップに新しいショートカットを追加できます。
- ショートカットの対象となる項目の場所を入力するよう求められるので、以下のパスを入力して「次へ」をクリックします。これはメモ帳アプリ本体へのパスです。
%windir%\system32\notepad.exe
- 続いてショートカットの名前を入力します。用途がひと目でわかる名前をつけましょう。「管理者用メモ帳」のような名前がおすすめです。名前を付けたら「完了」をクリックします。
- デスクトップに新しく作成されたショートカットを右クリックし、「プロパティ」を選択して管理者権限を設定します。
- 「ショートカット」タブを開き、「詳細設定」ボタンをクリックします。
- 表示された画面で「管理者として実行」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
これで完了です。以降は、このショートカットをダブルクリックするたびに、メモ帳が管理者権限で起動します。
Windows検索(Cortana)から管理者権限でメモ帳を起動する
Windowsの検索機能(Cortana/タスクバーの検索ボックス)からでも、管理者権限でメモ帳を開くことができます。アプリを検索して、管理者として起動するオプションを選ぶだけです。
- 検索ボックスにカーソルを置き、「notepad」または「メモ帳」と入力します。
- 検索結果にメモ帳が表示されたら、それを右クリックして「管理者として実行」を選択します。
- 管理者パスワードを入力すると、アプリが起動します。
サードパーティ製ツール「RunAsTool」を使う
システムファイルの編集にメモ帳を使うユーザーは多いため、起動するたびに自動的に管理者としてテキストエディターを実行できる専用アプリまで登場しています。
そのアプリが「RunAsTool」です。PC上の任意のアプリケーションを管理者として実行でき、無料でダウンロード・利用できます。
- RunAsToolをダウンロードしてPCで起動します。ポータブル版なのでインストール作業は不要です。
- 管理者アカウントの選択を求められるので、アカウントを選んでパスワードを入力し、「適用(Apply)」をクリックして先へ進みます。
- 上部の「File(ファイル)」メニューをクリックし、「Add File(ファイルの追加)」を選択します。
- Windowsフォルダーを開き、System32フォルダーへ移動して、Notepad.exeをダブルクリックします。
- アプリの一覧からNotepadを選択し、右側のペインで「Run as administrator(管理者として実行)」が有効になっていることを確認します。
- アプリ内のNotepadを右クリックし、「Create Shortcut(ショートカットの作成)」を選択します。
- ショートカットを配置したい場所を選択します。
この新しく作成したショートカットをダブルクリックすれば、PC上でメモ帳が管理者として起動します。管理者パスワードの入力は不要ですが、UAC(ユーザーアカウント制御)の許可を求められる点には注意してください。
レジストリを編集して、ファイルを直接管理者権限のメモ帳で開く
ここまで紹介した方法は、いずれも「まずメモ帳を開いてからファイルを編集する」という流れでした。編集したいファイルを、最初から管理者権限のメモ帳で直接開けたら便利だと思いませんか? 実はそれが可能です。
Windowsのレジストリエディターを使えば、右クリックメニューに「管理者権限のメモ帳で開く」というオプションを追加できます。
※ レジストリの編集は、誤った操作を行うとシステムに深刻な影響を及ぼす可能性があります。作業前に必ずレジストリのバックアップを作成しておくことをおすすめします。
- PCに管理者アカウントでサインインします。Windows + Rキーを同時に押し、「regedit」と入力してEnterキーを押すと、レジストリエディターが開きます。
- エディターで以下のパスへ移動します。
HKEY_CLASSES_ROOT\*\shell - shellフォルダーを右クリックし、「新規」→「キー」の順に選択して新しいキーを作成します。
- キーの名前として「runas」と入力します。
- 新しく作成したrunasキーをクリックし、右側ペインの「既定」をダブルクリックします。
- 値のデータに「管理者としてメモ帳で開く」(英語環境では Open in Notepad with Admin)と入力してEnterキーを押します。
- runasキーを右クリックし、「新規」→「キー」の順に選択して、runasの下に新しいキーを作成します。キー名は「command」とします。
- commandキーの「既定」をダブルクリックし、以下の値を入力します。PCNAMEの部分はご自身のコンピューター名に置き換えてください。PC名はコントロールパネル > システムで確認できます。
runas /savecred /user:PCNAME\Administrator "notepad %1"
- これで準備完了です。編集したいファイルを右クリックし、「管理者としてメモ帳で開く」を選択します。
- 管理者パスワードの入力を求められます。
パスワードの入力が必要なのは初回のみで、次回以降このオプションを使用してもう一度聞かれることはありません。
なお、/savecred オプションは資格情報を保存してくれる便利な仕組みである一方、悪意のあるプログラムに悪用されるリスクも伴います。信頼できる環境でのみ使用するよう心がけましょう。
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