Windows 11/10で「アクセスが拒否されました」と表示されるEFS暗号化ファイルを開く方法
暗号化されたファイルを、復号せずにそのまま別のWindowsパソコンへコピーしてしまい、開こうとした瞬間に「アクセスが拒否されました」というメッセージが表示された経験はありませんか?この現象は、ファイルを閲覧する権限がないか、ファイルの暗号化に使用されたキーが転送先のパソコン上に存在しないことが原因です。この問題を解決するには、まず暗号化ファイルシステム(EFS)の証明書とキーをエクスポートする必要があります。
ファイルを右クリックして「プロパティ」→「セキュリティ」タブを確認し、アクセス許可が付与されていない場合は、システム管理者への問い合わせが必要になることもあります。一方、ファイルが別のパソコンから移動してきたものであれば、ファイルを暗号化した元のパソコンからキーを取得しなければなりません。また、第三者が暗号化したファイルの場合は、その人がファイルに証明書を追加しない限りアクセスできません。
以下では、具体的な対処手順をステップバイステップで解説します。
別のパソコンから暗号化キーを取得する
まず、ファイルを暗号化した元のパソコンでEFS証明書とキーをエクスポートし、次にファイルの転送先のパソコンでそれらをインポートします。
EFS証明書とキーをエクスポートする
- コントロールパネルを開き、「証明書マネージャー(certmgr.msc)」を検索して起動します。

- 左側のウィンドウで「個人」をダブルクリックし、「証明書」をクリックして、エクスポートしたいEFS証明書を選択します。
- 「操作」メニューから「すべてのタスク」をポイントし、「エクスポート」をクリックします。

- 証明書のエクスポートウィザードが表示されたら、「次へ」をクリックします。
- 「はい、秘密キーをエクスポートします」を選択して「次へ」をクリックします。
- 「個人情報交換(PKCS #12)」を選択して「次へ」をクリックします。

- 使用するパスワードを入力し、確認のためもう一度入力して「次へ」をクリックします。
- エクスポート処理により、証明書を格納するファイルが作成されます。ファイル名と保存場所(完全なパス)を直接入力するか、「参照」をクリックして保存先へ移動し、ファイル名を入力して「保存」をクリックします。
- 「次へ」をクリックし、最後に「完了」をクリックします。
EFS証明書とキーをインポートする
- コントロールパネルを開き、「証明書マネージャー」を検索して起動します。
- 左側のウィンドウで「個人」をクリックします。
- 「操作」メニューから「すべてのタスク」をポイントし、「インポート」をクリックします。

- 証明書のインポートウィザードが表示されたら、「次へ」をクリックします。

- 証明書を含むファイルの場所を入力するか、「参照」をクリックしてファイルの場所に移動し、「次へ」をクリックします。
- パスワードを入力し、「このキーをエクスポート可能としてマークする」チェックボックスをオンにして「次へ」をクリックします。(「強力な秘密キーの保護を有効にする」チェックボックスはオンにしないでください。)
- 「証明書をすべて次のストアに配置する」を選択し、ストアに「個人」を指定して「次へ」をクリックします。
- 「完了」をクリックします。
暗号化されたファイルに証明書を追加する
自分の暗号化証明書とキーをファイルに追加するには、上記の手順で証明書とキーをエクスポートし、ファイルを受け取った相手にそれらをインポートしてもらったうえで、以下の手順に従ってファイルに追加します。
- 暗号化されたファイルを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。
- 「全般」タブをクリックし、「詳細設定」をクリックします。
- 「詳細属性」ダイアログボックスで「詳細」をクリックします。

- 表示されるダイアログボックスで「追加」をクリックします。
- 対象の証明書を選択し、開いている4つのダイアログボックスそれぞれで「OK」をクリックします。

これらの手順を実行すれば、別のパソコンにコピーしたEFS暗号化ファイルにも正常にアクセスできるようになります。ぜひお試しください!
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